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ギュンター・ヴァント 指揮者

2005-09-01 | 外来 演奏会・指揮者


一期一会の出会い・・未完成とブルを聴いた、 
伊達に年齢を重ねてない印象が、日本最後の来日と言われ、最初で最後のワクワク感と原初の感動が。

 国内オペラ2004年・・・

2005-09-01 | 国内オペラ・演奏会
蝶々夫人  
蝶々夫人 プッチーニ   16日・芸術劇場 2FLB B-4 七千円・・超安い・・奥のステージが高く平行に見え 絶好の席であった

超巧い 松本の演技 歌唱に泣かされた
ピンカートンが帰る・・喜び 期待 不安・・スズキと・・花びらを撒く・・だが・・子供を・・手ばなす・・母性愛あれば・・自害・・
感情移入 歌唱力に大感銘・・感動した

松本 郡の花の二重唱が・・喜び 愛するあの人に・・舞台に喜びの讃歌が・・実に美しい歌が

声楽人は 巧い人が多いテノールは 小林 佐野 中島と最近3名を聴き・・抜群 ソプラノも松本 幸田 森 中嶋・・カタカナ声楽家より・・水準が上と・・
原作の日本誤認を・・楽器の・・僧侶登場の銅鑼の音が寺の鐘である・・スズキの祈り・・鈴リンを使用・・音的には 回数を重ねる事により耳に慣れ・・全体としては・・音楽を壊す事も無く・・
狭いステージ上で・・演技 衣裳の美しさも見れ・・最高に楽しめたオペラとなる
指揮もツボを心得て・・歌 劇性があり・・オケも陰陽ある響きを醸し・・良い演奏となる

原作・ジョン・ルーサー・ロング/ダヴィッド・ベラスコ 台本・ルイジ・イッリカ/ジュゼッペ・ジャコーザ
指揮・内藤 彰 演出・栗山 昌良 オケ・東京ニューシティ管弦楽団
蝶々夫人・松本 美和子 ピンカートン・小林 一男 シャープレス・勝部 太 
スズキ・郡 愛子 ゴロー・松永 国和 僧侶・菅野 宏昭 
ヤマドリ・宮本 哲朗 神官・安藤 常光 ケイト・渡邊 史 子ども・畠山 紫音 合唱・東京合唱協会
14日 東京室内歌劇場
             パーシモン・目黒 2F2-26  7千円 ヤヤ安い

オペラ・モーツァルトは中規模ホールが似合う

オケ 歌唱陣も 必要以上に声量を上げる事も無く・・諸に歌手の感性・技量 歌唱力が伝わる
佐々木・伯爵夫人の情感溢れる歌唱力と演技が際立ち・・小鉄・フィガロの安定した歌唱が舞台の充実度を高めた・・1.2幕のスザンナ ケルビーノのレチタティーヴォが 難しさが・・
三、四幕と絶妙なアンサンブルが
声楽とオケが有機的な響きを醸し出した・・若杉・東響はヤヤ重たい響き 一音一音の響きに 弾ける 躍動感 陰陽感は 不足と??総じてホールの規模の小ささが好作用が

秋のNHK・文化の小澤・ウィーンオペラは??


モーツァルト・フィガロの結婚
伯爵夫人・佐々木典子 アルマヴィーヴァ伯爵・勝部 太 フィガロ・小鉄和広 スザンナ・菅 英三子 ケルビーノ・井坂 恵 マルチェリーナ・森山京子 バジリオ・ドン・クルツィオ 近藤政伸 バルトロ・アントニオ 池田直樹 バルバリーナ・小林菜美 合唱・東京室内合唱団

2004年05月18日 10時05分26秒


小澤征爾 音楽塾オペラ  11日
          上野・文化 4FL2-7 13,000円 ヤヤ高い

プッチーニ ラ・ボエーム

過去の演出・装置から想像出来ないプロダクションであった
一幕でビックリが中央に正方形の部屋を斜めに配し部屋の壁を取り払い周辺を雪が・・人物の動きは屋根裏部屋として床から主役が出入りする動線とした・・実に巧い・・狭い部屋が庶民生活感を表す・・ミミとロドルフォの一幕に聴かせ何処も 明かりが・・鍵が・・劇性に優れていた
二幕も一幕のベットをテイブルに替えスピーディな舞台転換となり・・ムゼッタの人物像が際だち 放漫な心 人間は恋に遊びに 今楽しめば実に舞台にミミとムゼッタに性格対比が際立ち又合唱少年行進でオケ舞台の共振共鳴感が秀演の二幕となる・・ヤヤ 卑猥な男女の絡みが・・此処まで演技演出をと・・思わせたが  許容範囲である 
三幕も酒場から漏れる暖かい光りと寒寒した外気の陰陽が絶妙で・・生きる光り と 後僅かな命を・・影を・・明 暗 の心の動きが・・
二組の出会いと・・
四幕は一転屋根裏部屋に・・春になれば 木々も新たな伊吹が 新たな命が 一面を黄色花で春をあの出会いの時明かりが鍵が・・でも命が・・愛が

歌手陣では 演技 歌唱で際立ちアンナ・ネトレプコ と家主と哲学者のバスに最大のブラヴォーであった 小澤 オケは 響きにしなやかさが不足と??小澤オペラと感じさせた二幕 演出 劇性 振付 照明 等 舞台創造に最大のブラヴォーが・・今後のボエームの定番となる演出・プロダクションと感じさせた

(新国立の演出・舞台関係者は勉強して??と感じた前回のボエーム)

ミミ・ノラ・アンセレム ロドルフォ・ロベルト・サッカ マルチェッロ・マリウス・キーチェン ムゼッタ・アンナ・ネトレプコ
ショナール・ネイサン・バーク コルリーネ・ハオ・ジャン・ティアン ベノア・アルチンドロ・ポール・プリシュカ

2004年05月13日 11時06分10秒

ルチア 3日 ラ ヴォーチェ
ルチア・ドニゼッティ           新国立 3Fー2-48  12,000円 超安い
指揮・ステファノ・ランザーニ 東フィル 藤原歌劇団合唱
ルチア・マリエッラ・デヴィーア エドガルド・マルセロ・アルバレス エンリーコ・レナード・ブルゾン ライモンド・カルロ・コロンバーラ アルトゥーロ・中鉢 聡 アリーザ・エレナ・ベルフィオーレ ノルマンノ・樋口達哉

声量/歌唱 演技が絶品のアルパレス 超ブラヴォーと
演技/歌唱 デヴィーアの 狂乱の場 でフルートの 音質と 声・ソプラノの 同質性を感じえたのは 初めてであり 感動であった
コロンバーラ の 慈悲のある 演技歌唱 
ブルゾンの兄・エンリーコ 家・権力者 妹・ルチアを政略結婚へと・・心理描写等
初日から 総歌手陣の歌唱演技と オケ/指揮者との有機的な舞台創造を創りあげた

2004年08月05日

25日 ドン・ジョヴァンニ
      二期会オペラ      上野・文化 4F3-17 7千円 ヤヤ高い
モーツァルト・ドン・ジョヴァンニー
指揮・パスカロ・ヴェロ 演出・宮本亜門  東フィル
ドン・ジョヴァンニー・宮本益光 ドンナ・エルヴィーラ・腰越満美 ドンナ・アンナ・増田のり子 レポレッロ・久保和範 マゼット・山下浩司 ツェルリーナ・砂田恵美 騎士長・長谷川
亜門演出が・・面白い?最後に何処かの国旗が多数でて??現在の悪は独裁者?何処かの国の指導者・・ある面では独裁者・・ジョヴァンニを現在の指導者に置換えた??殺人者?・・女好き?・・悪者は地獄に・・
指揮者が前半から平坦な道をガスに覆われた何処の道を・・目的を見出す事が出来ない・・迷い道を・・だだ歩む・・あの頂きが・・目標なの・・あと戻り・・歌が無い

2004年07月28日
24日 川崎市高津区 洗足学園オペラ
コジ ファン トゥッテ・モーツァルト  
指揮.秋山和慶 演出・鈴木啓介            前田ホール 自由席 3千円 超安い

オケ 歌手陣が絶妙なアンサンブルを創りだした・・全てが共振し溶合い・・何て美しい曲が・・1790年1月 ウィーン初演 214年も経過・・音楽に音神・音仏があるのならば・・この時 この音に 感謝である 
秋山指揮がオケの清らかな響きに・・何処までも美しく・・歌手陣は洗足卒業生で特にデスピーナ役 沢崎恵美が 歌唱演技が巧い 舞台に華と笑い・・学生オケも良く反応し 弦の艶やかさと躍動感 とオーボエ ホルンが巧い 歌手 オケ 演出が 溶合い・・素晴らしいオペラを創りあげた・・
フィオルディリージ・弓田 真理子 ドラベッラ・西尾幸子 グリエルモ・武田直之 フェランド・秋山 徹 デスピーナ沢崎 恵美 ドン・アルフォンゾ・境 信博 管弦楽団・洗足学園大学管弦楽団 合唱・大学オペラ合唱団 チェンバロ・伊藤 美佐

2004年09月25日 17時42分56秒


カルメン 上野・文化会館19日20日
オペラも韓流が 最大のブラーヴィが指揮者ミョンフンとオケであった 雄弁なオケの響き
歌手陣 合唱も 悲劇性を如何なく 発揮し最高のオペラとなる 特に19日の藤村 イグンの歌唱 迫真の演技とオケの共振性が最大のクライマックスになった
2004年09月21日

サントリー ホール・オペラ
プッチーニ・トスカ   18日 2FRD 4-11   15,000円  超高い

白眉はシコフ と指揮 
オケの熱演 とシコフの熱唱である・・ソプラノは声量は申し分ないが・・?

トスカ・ドイナ・ディミートリゥ カヴァラドッシ・ニール・シコフ スカルピア・レナート・ブルソン
指揮・ニコル・ルイゾッテイ オケ・東京交響楽団新国立 

28日 ヴェッセリーナ・カサロヴァ
カサロヴァ・リサイタル  よこすか芸術劇場  5FCC-27  6千円 ヤヤ安い
モーツァルト・皇帝ティトゥスの慈悲 序曲  
セトスのアリア 私は行くが君は平和に
ロッシーニ・セブリャの理髪師より  ロジーナのアリア 今の歌声は
      チェネレントラより アンジェリーナのアリア 不安と涙のうちに生まれ
ビゼー・カルメン・・恋は野の鳥 ジプシーの歌 響きも鋭く
ヴェルディ・ドン・カルロ  エボリのアリア おお、むごい運命よ

指揮・ディビット・サイラス オケ・東京フィル

2004年03月30日

サロメ・新日フ・・
27日 演奏会形式 サロメ 2回公演の2回目  3F 8-21 2千円  妥当な額
R.シュトランス1864-1945  
サロメ・アンナ・カタリーナ・ベーンケ  ヨカナーン・ユルゲン・リン 
ヘロデ王・ウド・ホルドルフ  ヘロディアス・アニヤ・シリヤ 
ナラボート・井ノ上 了史
指揮・クリスティアン・アルミンク

前半が全て低調な出来で・・弦・木管と歌唱が乱れ髪・・・中一日で15時スタートで春の陽気が身も心もお休み 居眠りモードの舞台となる・・途中退席かな?・・・我慢であった・・ヘロディアス アニヤ・シリヤ登場から身も心も 温たまり お目覚め オケ 指揮の求心力が俄然 発揮され 7つのヴェールの踊り のオーボエ フルートの旋律から 劇性が醸し出され・・一氣に 首・・血・・愛・・肉体も 死も 超越した 愛へ・・・歌唱陣では ヨカナーンを除き 3名は優れもの・・オケは後半の劇性 求心力が・・今回は前半2千円でも高い 後半壱万円でも安い の出来が両極端な波動を受けた


G.ロッシーニ1792-1868 
アルジェのイタリア女1813年   
             上野・文化 5F 1-13 7千円 超安い

指揮・コッラード・ロヴァーリス 演出・装置・衣裳・ジャン=ピエール・ポネル

イザベッラ・アグネス・バルツァ ムスタファ・ロレンツォ・レガッツォ 
エルヴィーラ・斉田 正子 リンドーロ・アントニス・コロネオス 
タッデオ・ロベルト・デ・カンディア
チェンバラ・ロゼッタ・クッキ オケ・東京フィル
87年ウィーン国立歌劇場初演 舞台装置・衣裳

久し振りに 総合芸術の 楽しさ 熱氣を感じさせた レガッツォ とバルツァ の巧妙な演技と 最高の歌唱と 笑いあり・・ 
又指揮者の歌心ある響き 反応早いオケ・・ロッシーニ クレシェンド の 醍醐味が
ロッシーニは2月29日生で4年に一度の誕生日に 

理髪師を観て 今回と 最高に楽しめた 

男性歌手陣にブラヴォー 女性歌手陣にブラーーヴァー  
オケ・指揮者・演出・裏方にブラヴィー 理屈抜きで 心の底から楽しいオペラで 
至福の時を味合う
29日 セビリアの理髪師 
上野・文化会館 5F・L1-4 4千円 ヤヤ高い 
               2月11日ー3月9日 11回公演中7回目

初めて錦織のテノールを聴く 一声の印象は 厚みある強い声・・甘味しなやかさは無い?と感じたが 歌い過ぎ疲れかも?・・舞台上では回数こなしている分 演劇性 声楽のアンサンブルの妙を感じさせた 
森のコロラトゥーラにブラヴォーが・・透明感ある 綺麗な声 が やや線が細い・・印象が
志村の演技歌唱が・・楽しさ を醸し出した

演出 装置の巧みさが・・右に入り口と館の全面の壁が左に引き戸式になり 上手く部屋と外の展開の流れを良くしていた 左に2階の窓が窓下とのフィガロと伯爵のやり取りも流れが良い

字幕の縦長スクリーンを館の 壁に埋め込み一体感を出し工夫が

錦織 健プロデユース・オペラ
ロッシーニ・セブリアの理髪師
フィガロ・大島 幾雄 ロジーナ・森 麻美 アルマヴィーヴァ伯爵・錦織 健 
バルトロ・志村 文彦 ドン・バジリオ・三浦 克次
指揮・現田 茂夫 演出・今井 伸昭 舞台装置・鈴木 俊朗 
オケ・神奈川フィル(6回の6回目最終)・・・オケに不満が 木管の技量の無さ?・・弦に合奏力の無さ?11日15日17日19日22日29日とプログラムには22日から日があるのに・・メンバーが替っている??序曲があまりにも出来の悪さに・・疲れ?技術のなさ?

が無い・・

11日 ローエングリン2004年03月01日

指揮・飯守泰次郎 演出・鈴木啓介   5千円 超安い 文化・5F R2-26

一幕は白鳥の引く小船に乗り 一人の騎士が・・自分を信頼するなら その名と素性については一切質問してはならぬと・・エルザに・・(夕鶴が浮ぶ)・・毒により二幕・三幕と・・
白眉は二幕であった
二幕のオルトルート・小山 分厚い声量に余裕ある演技と最高の歌唱で存在感が一番・・妖術の力でやって来た素性の知れぬお方。いつまた突然姿を消して、あなたを不幸に陥れぬとも・・エルザに・・魔の毒液が・・
フリードリヒ・島村の 今一度の復讐を・・

全幕を通じ 合唱と歌唱により 人物像・神像・悪と善 等の 音型・動機のモチーフが随所に旋律となり 展開の妙が・・最高の出来となる・・洗足の合唱が大健闘でした
飯守に大ブラヴォー
オケ・東京シティ・フィル 合唱・洗足学園合唱団 二期会合唱団
ローエングリン・成田勝美 エルザ・緑川まり
フリードリヒ・島村武男 オルトルート・小山由美
ハインリヒ王・鹿野由之 ゴットフリート・大 雅 王の軍令使・成田 博之 4日 川崎・ミューザ川崎 椿姫
ヴェルディ・椿姫 コンサート形式      6千円 2F2C-6-34 超安い

新ホールの音響は・・2階の表示でも1階の目線と 全体の音空間の広さがあり・・初めての席が非常に落ち着く オケと声楽の響きも非常に良いと感じられた
演奏会形式のオペラとしても 歌手陣の健闘もあり・・楽しめた 座付オケとしての東響も一期一会の気構えで 良く反応したアンサンブルを聴かせた・・只疑問が 池田直樹・グランヴィルが筋書きの説明??日本語が・・音楽・劇性の流れを切られ・・非常にマイナス
字幕を導入すべきであった
年一回でも定期的にホールオペラの開催を

ヴィオレッタ・佐々木典子 アルフレード・井ノ上了吏 ジェルモン・大島幾雄 指揮・ユベール・スダーン オケ・東京交響楽団

2004年09月09日 15時35分56秒



1日 斉藤秀雄 メモリアルコンサート オケ・サイトウキネンSKO
モーツァルト・ディヴェルティメント嬉遊曲 ニ長調指揮・秋山和慶  ワーグナー・楽劇 トリスタンとイゾルデ 前奏曲 イゾルデの愛の死 指揮・飯守泰次郎 ソプラノ・緑川まり
ソロ演奏・チェロ 植木昭雄 古川展生・・斉藤秀雄賞受賞者 バッハ・無伴奏チェロ組曲第2番・植木 リゲティ・無伴奏チェロ・ソナタ・古川
バッハ・シャコンヌ・斉藤秀雄編曲 指揮・小澤征爾  
斉藤秀雄さんの没後三十年を記念したメモリアルコンサートで まな弟子 小澤・秋山両氏の呼びかけで八四年に桐朋学園卒業者恩師斉藤秀雄を師事したメンバーが演奏会を開きSKOとして今日に至る

嬉遊曲が安芸さん潮田さん田中さん堀さん等斉藤先生にじかに教えを受けた顔顔顔であった若い豊嶋・矢部等優れた音楽家に受け継がれいくSKOである・・
嬉遊曲が斉藤先生最後の桐朋合宿で車椅子に座りながら指揮 指導したと 伝説の曲である 秋山さんの指揮で弦の水水しさ 合奏力の凄さを聴かせた・・嬉遊曲でありながら・・寂しさと 厳しい指導の面影が音色から浮び上げるような・・感動の涙が・・
ワ-グナーでSKOの実力を如何なく発揮された・・
飯守・・緑川・・上野でのローエングリン・東京シティが楽しみと・・

新日のコンマス豊嶋 都響コンマス矢部両氏の顔とティンパニ・ライナー・ゼーガス(ベルリンフィル) クラリネット・カール・ライスター オーボエ・ビョルン・フェストレ(北ドイツ放送)一期一会の演奏の凄さ技量の高さ・・音楽を奏でる事の楽しさが聴く者に伝わる最高のワ-グナーとなる
小澤に最高の拍手が場内から・・継続力と総監督として ある意味経営者感覚に優れた・・・資金力 人材力と 人間性が現在まで 松本から全国へ世界へ と 小澤も70歳に今後のオペラ指揮には大野氏を一回でも・・毎年聴きたい夢が

2004年09月08日 16時15分07秒



31日 ヴォツェック
演出・ペーター・ムスバッハ 舞台・安藤忠雄
指揮・小澤征爾 オケ・サイトウキネン

情け容赦ない祝典だった ヴォツェックがマリーの喉を切る時に、赤い血なんて流れない
舞台はペットボトルを積み上げた空間だし、殺害する者とされる者を、衣裳で区別することもできない。だがそれが、演奏の凄みを浮かび上がらせる。その時、どんな血よりも赤い響きが、客席を襲った 29日堀内 修・信濃毎日新聞より

何十年前に日生で観たただ一度のヴォツェックは記憶が薄れ・・何かこの世ではない力・・音響感が脳裏に・・
SKF松本のヴォツェックは 言葉・台詞が反体制 風刺 哲学 等・・・不安定な旋律 人間の奥深く隠された思想・・生きかたをえぐる舞台と感じさせた 
舞台中央を正方形の空間として 縦横にペットボトルで仕切が・・これが照明により赤色照明が乱反射させ・・不安定な精神世界を表す・・声楽人は総じて安定した歌唱を聴かせ・・統一感に優れたオペラとなる
4階ではオケ・歌手の呼吸までは感じられないが・・毒・・不安定なリズム・難解な台詞があるが・・全身に痺れ・・恍惚感を 得るブロダクションであった
ヴォツェック・マティアス・ゲルネ マリー・ソルヴェイ・クリンゲルボルン 鼓手長・ステファン・マルギタ アンドレース・レイモンド・ヴェリー 大尉・クリス・メリット 医者・デイル・トラヴィス マルグレート・アン=マリー・オーウェンズ マリー子ども・藤田幸士郎 合唱・東京オペラシンガーズ

2004年09月08日 11時48分48秒


サイトウキネン 31日 1日  松本
31日 オペラ アルバン・ベルク ヴォツェック  まつもと市民芸術館 4F-1-5 16,000円ヤヤ高い 交通費9千円 宿泊費4,980円
1日  斉藤秀雄 メモリアルコンサート  文化会館 2F2-50 8千円超安い 交通費9千円 宿泊費4,980円

新劇場の最初のオペラが・・難解なヴォツェック 4階やや左席 ホール空間は狭い印象と4階最前列は安全ポールが舞台を見にくく 席の向きも舞台に向かず舞台の右席が視線の真正面となり・・改善の余地が多くありそう?・・音響はオケ声楽とも直線的?透明感な音色と聴き取れたが??残響が無い印象が 東京の新国立・上野文化の 音空間の広さが響きの違いかも

2004年09月04日 09時12分16秒


14日 大野和士 オペラ・レクチャー
話・ピアノ 大野和士          県立音楽堂 1-21   3,500円 超安い
緑川 まり 井上ゆかり 平尾憲嗣 泉 良平
アイーダより 勝ちて帰れ  緑川
椿 姫    ジェルモンとヴィオレッタの二重唱 井上・泉
ボエーム   冷たい手を・・私はミミ  平尾・緑川
3幕     平尾・緑川 井上・泉
2004年08月17日

新国立オペラ・・・ドン・ジョヴァンニ 

2005-09-01 | 新国立オペラ・・
ドン・ジョヴァンニ 新国立小劇場 C5-12
作曲・ジュセッペ・ガッツァニーガ1782年2月5日初演・ヴェネツィア

指揮・松岡 究 演出・今井伸昭 合唱・新国立合唱団
マトゥルーナ・國光智子 パスクァリエッロ・志村文彦 
ドン・ジョヴァンニ・上原正敏 ドンナ・エルヴィーラ・井上ゆかり
 騎士長・米田毅彦
 
ジョヴァンニベルターティ 台本 ロレンツォ・ダ・ポンテ

ジュゼッペ・ガッツァニーガ  作曲  アマデウス・モーツァルト

サン・モイゼ歌劇場 初演場所  国立歌劇場・プラハ
    1時間50分全1幕 上映時間  3時間全2幕

ドン・ジョヴァンニT 登場人物  ドン・ジョヴァンニBr
ドンナ・アンナS            S同
ドンナ・エルヴィーラS         S同

マトゥリーナS          ツェルリーナS
オッターヴィオ公爵T       ドン・オッターヴィオT 
騎士長Br               B同

アイーダ  23日・新国立 3F1ー52 7,350円
本場スカラ座の二公演マクベス・オテロを観て
新国立の アイーダを観る
舞台装置 衣装が 豪華絢爛 本場を凌ぐ・・
声楽人 主役4人が最高潮の日にあたり・・ オケ・指揮者の抑制された弦楽の歌わせ方が心理描写を浮び上がらせた・・一幕からブラヴォーの嵐となる 白眉は二幕のファンティーニとディンティーノの 重唱が最高の場面となる歌唱 演技が有機的に演じられた・・行進・合唱の華やかさ・・バレー・・音楽の広がり 充実度がホールを包む・・主役級の演技 歌唱が優れ・・本場オペラ劇場より優れた舞台となる 
牧野正人の張りと強さある声量と演技が舞台を引き締めた三幕・・ブラヴォーである・・・
四幕の地下牢のクピードとファンティーニの 愛と死・・
頭上の 輝きは・・神・・祈り・・祈り

音楽監督 五十嵐喜芳氏の退任となり盛大な拍手とブラヴォーが・・ご苦労様でした・・今後の新国立オペラ部門の運営は・・劇場関係者の総合芸術・文化発信基地としての自覚 誇りを築き上げ 優れたオペラ上演が・・観客動員にも結び付くと思われます

ジュセッペ・ヴェルディ・1813-1901
アイーダ 1871初演・カイロ・2ヵ月後スカラ座1872・2月
アイーダ・ノルマ・ファンティーニ アムネリス・ルチアーナ・ディンティーノ ラダメス・アルベルト・クピード アモナズロ・牧野 正人 ランフィス・カルロ・コロンバーラ エジプト国王・久保田真澄 
指揮・ダニエル・オーレン 演出・美術・衣装 フランコ・ゼッフィレッリ

2003年09月24日

新国立 フィガロの結婚 19日
指揮者シルマーの 歌手陣への 歌わせ方が 無理な声量を求めず 全体の統一感で最終幕へ

優雅 優美 旋律美 を醸しだし さぜこのような 美しい音波動が 幸福感を 与えるのだろう・・・・・モーツァルトのオペラで初めての感動を・・・3幕4幕で・・涙が・・・作曲者の偉大さ 神童が・・少しは感じられたかな

演出・装置も白を基調として3面を白壁で・・・
序曲中に白のダンボールが詰まれ・・
中央に白の梯子を架け 舞台は2階の設定
梯子が 人物の動静 心理描写 を描く??
大きな洋服箪笥を・・人物の動き 隠れ箪笥としたり・・・斬新な・・人物動線を・・・

歌手陣では三幕の伯爵夫人・ワトソンの歌唱が絶品であった・・・
スザンナ・中嶋 ケルビーノ・ツィトコーワの二幕のレチタティボ・叙唱がイタダケナイ??眠くなる・・・なんでだろう・・・考えた末・・なんでだろう・・・血筋の違い日本人とロシア人 音楽観・歌唱感の相違が・・伝わる・・相性の悪さ・・・考え過ぎかな・・・

二幕を除き・・最高の充実度で 楽しめた
指揮者の 意図をくみ取り 一瞬の閃き・・音波動を オケが醸し出した・・ヴラヴィー

2003年10月21日 16時32分12秒


フィガロの結婚 新国立・3F3-4 6300円
作曲・モーツァルト  台本・ダ・ポンテ 芸術監督・トーマス・ノヴォラツスキー

指揮・ウルフ・シルマー 演出・アンドレアス・ホモキ オケ・東京フィル

アルマヴィーヴァ伯爵・クリストファー・ロバートソン 伯爵夫人・ジャニス・ワトソン
フィガロ・ペテリス・エグリーティス
スザンナ・中嶋彰子 ケルビーノ・エレナ・ツィトコーワ
マルチェッリーナ・小山由美
バルトロ・シォオリャン・リー バジリオ・大野光彦 
ドン・クルツィオ・藤木大地  アントーニオ・晴 雅彦
バルバリーナ・中村恵理 ニ人の娘・三浦志保 小林昌代

2003年10月20日 07時

1日 新国立 ファルスタッフ 5公演の4回目
指揮・ダン・エッティンガー 演出・ジョナサン・ミラー                 4F 2-14 6300円 安い
ファルスタッフ・ベルント・ヴァイクル フォード・ウラディーミル・チェルノフ フェントン・ジョン・健・ヌッツォ 医師カイウス・ハインツ・シェドニク バルドルフォ・中鉢 聡 ピストーラ・妻屋秀和
フォード夫人アリーチェ・スーザン・アンソニー ナンネッタ・半田美和子 クイックリー夫人・アレクサンドリーナ・ミルチェーフ ベージ夫人メグ・増田弥生

15日 新国立 カヴァレリア・ルスティカーナ・道化師
指揮・阪哲朗 演出・グリシャ・アサガロフ オケ・東京フィル 7回公演の4回目 3F 9-2 7,350円 安い
作曲・ピエトロ・マスカーニ1890年カヴァレリア・ルスティカーナ
サントゥッツァ・エリザベッタ・フィオリッロ ローラ・坂本 朱 トゥリッドゥ・アティッラ・B・キス アルフィオ・青戸 知 ルチア・片桐仁美
マスカーニの旋律美が 如何なく発揮された特に・・合唱に美を感じた・・筋書きが浮気 嫉妬から・・決闘へ・・母に別れの歌唱B・キスに聴くものがあり・・全体の印象は合唱に声楽付きのようなオペラで声楽陣の共振性に欠けていた?
作曲・台本・ルッジェーロ・レオンカヴァッロ1892年 道化師
カニオ・ジュゼッペ・ジャコミーニ トニオ・ゲオルク・ティッヒ ネッダ・ジュリエット・ガルスティアン ペッペ・吉田浩之 シルヴィオ・ルドルフ・ローゼン

ジャコミーニを始めて聞く 緩急自在の歌唱?甘い声と 力強い声の対比と 演技がカニオになりきっていた・・存在感ある歌手の波動・オーラが好作用をもたらす結果・・脇役の存在感もあり・・秀演の舞台となる

2004年09月17
ホフマン物語
5日 初めて観る 聴くオペラであった
舞台演出 色彩感 合唱 声楽人の 動線が際だち 照明の絶妙な色合い等 
全体の統一感が際だったオペラ公演となる
一幕がオケが重たい響きで始まる・・フランス物で・・何故?・・本質の血潮はドイツ人?・・
主題が悪魔のテーマ・・不気味な曲調が・・納得・・二幕の人形ぶりの唱法・オランビアのコロラトゥーラが絶品であった幸田浩子の演技も良し・・楽しい場面
三幕は歌を愛する若い娘アントニア・・息絶える アンネッテ・ダッシュの陰陽ある歌唱とミラクル博士が病気を治してやろうと・・ ゴートン・ホーキンスの(悪魔の)歌唱が優れ・・魔笛的な??フランス語のドイツオペラ的な重唱が・・ホフマン ヤネス・ロトリッチは声量は申し分なし演技が? 指揮・阪 と オケが重厚な響と 気品さを醸し出し秀演となる・・ 全てが有機的に溶け合い完成度高いオペラ公演となる

ホフマン・・これが私の壊れた人生だ

あなたは 詩人として蘇りなさい 私はあなたを 愛している 
人は愛によって偉大になり 涙によってもっと偉大になる・・・幕

作曲家オッフェンバック1819-1880は 本名はヤーコプ・エーベルスト ドイツ系ユダヤ人としてケルンに生まれた・・(フランス語のオペラはフランス人と思っていた)・・勉強不足・・
父は音楽好きでフランクフルト近郊オッフェンバッハの生れで・・オッフェンバッハ子 と呼ばれ・・バックと
14歳のときに父に連れられパリに・・音楽院で修業した・・
1880年にホフマン物語 完成直前に亡くなり・・エルネスト・ギローが楽譜を完成させ81年2月10日にパリ・オペラ座で初演
75年カルメン 77年サムソンとデリラが初演された

2003年12月08日 10時49分56秒


新国立・ホフマン物語  5日4F2-47
ホフマン物語   6回公演の4回目
作曲・ジャック・オッフェンバック 原作E.T.A.ホフマン 台本・ジュ-ル・バルピエ/ミシェル・カレ
指揮・阪 哲朗 演出・美術:フィリップ・アルロー  合唱・新国立合唱団 オケ・東京フィル
ホフマン・ヤネス・ロトリッチ ニクラウス/ミューズ・エリナ・ガランチャ オランピア・幸田 浩子 アントニア・アンネッテ・ダッシュ ジュリエッタ・佐藤しのぶ リンドルフ/コッペリウス/ダベルトゥット/ミラクル博士・ゴートン・ホーキンス 


19日 新国立・スペインのきらめき
5日間連続の2日目を観る 
スペインの時     4FR1-10 千五百円Z券・・21日・6千3百円払い戻し・・大正解の出来で1500円でも高い・・後半のバレーは見ないで帰宅

本命のジョン・健がキャンセル・・ヤナ予感が
当日券1500円席に変更して観る・・
捉え所の無い・・曲想と演出で1時間が長い・・ラヴェルのオペラがアリア・印象に残る旋律がなく・・救われたのがメゾ・グラシエラ・アラヤ嬢の歌唱のみであった

指揮・マルク・ピオレ オケ・東京交響楽団
ジュン・健と東京交響は第九で過去に聴き・・実力の程は??そして今回期待していたのが・・勘ぐりは?共演者・指揮・演出者の疎通が??・・投資額の少なさに救われたが・・印象の残った場面が・・

サロメ   新国立7日
サロメ・R.シュトランス      4回公演の最終日 3F3-8 7350円 ヤヤ高い
サロメ・エヴァ・ヨハンソン ヨハナーン・アラン・タイタス ヘロデ・ハインツ・ツェドニク ヘロディアス・片桐 仁美 ナラボート・吉田 浩之
指揮・フリードリヒ・ハイダー 演出・アウグスト・エファーディンク オケ・東京交響楽団

優れ歌唱は タイタスの歌唱演技が 一人輝く舞台となる 健闘組は 吉田の良く響き渡る 歌唱 と オケ特に弦群の引き込みに聴き惚れる 
指揮ハイダー 前回は清教徒を観る イタオペ的な軽さが?ヤヤ 毒 ウネリ 恍惚感が不足かな??
演出は前回 同様 人物の動線 照明に工夫が無く・・7つのヴェール場面で眠くなる・・

ヨハンソンが 声量 歌唱 演技無く・・減点1 ツェドニクも貧弱な声量・歌唱で 減点2 片桐 減点3 とミスキャストが??

東響の弦奏者と電車内で話しが ミューザ川崎が7月に 2回程 練習を行なったと・・オペラを聞き期待感が 
18時30分頃帰宅・・月が美しい輝きが・・自然と音楽と・・至福の時が

新日フィルのサロメが25日27日と演奏会形式で・・比較感が楽しみ・・お薦めです


16日 マクベス  新国立
             2F 4-42 13,650円 ヤヤ高い

今回の話題作りは 野田の演出が  最近の透明人間の蒸気 昨年のオイル等 俳優の動線の早さ・・舞台を 縦横に使う手法は 今回のオペラには・・楽譜・伝統ありきの音楽劇としては制約が??
権力の象徴として 椅子 野田装置は赤の椅子を・・魔女軍団が中央に移動したり・・パンクォー マクベス と夫人 今後の展開に 魔女の手が長い骸骨・・顔も仮面に骸骨風で・・暗示的な・・気配を感じさせる・・前奏の場面に黄色の花が??何を意味する??・・中央装置が2階の螺旋階段を動かす事により魔女の動線を・・装置が勝ち過ぎで 人物像の印象が薄れるが・・幕を追う事により・・理解 しやすい面は・・声楽人は
ルカーチの歌唱 演技は 良しと感じたが オケ・指揮 他の声楽人の技量 歌唱力は?・・
分かり易い演出 衣裳で 物語として充分楽しめた

ジュゼッペ・ヴェルディ マクベス
マクベス・ヴォルフガング・ブレンデル マクベス夫人・ゲオルギーナ・ルカーチ バンクォー・妻屋秀和 マクダフ・ミロスラフ・ドヴォルスキー マルコム・井ノ上了史
指揮・ミゲル・ゴメス=マルティネス 演出・野田秀樹

2004年05月18日
神々の黄昏 31日
ニーベルングの指輪 神々の黄昏                   
          31日 2F R12-4 18,900円  超高い

今回は・・一幕から眠い 眠い アニメ・漫画の一コマ 一コマを見る感じで 音楽の流れ 演劇性 が感じられない・・終始・・凡庸・・平凡な響きで・・己の五感の壁を・・打ち破り・・何か突き抜けた・・力 閃きを 舞台・オケから期待するのは??作為的・説明的な演出 装置で終幕まで・・何で?何で?と疑問符で 身を乗り出して聞き入る 場面 歌唱が無い・・フランツ シュナウト も 有機的に オケ・指揮者と 舞台を創造する姿勢が・・欠如と見られ・・点と点の歌唱 声量で・・感心すれど・・感動は・・

ジークフリート クリスチャン・フランツ   
ブリュンヒルデ ガブリエーレ・シュナウト   
アルベリヒ オスカー・ヒッレブラント  
グンター ローマン・トレーケル  ハーゲン 長谷川 顯  
グートルーネ 蔵野 蘭子   ヴァルトラウテ 藤村 実穂子

指揮 準・メルクル オケ・N響 合唱・新国立 二期会合唱団
演出 キース・ウォーナー 美術・衣裳 デヴィッド・フィールディング
2004年03月01日 19日 新国立・スペインのきらめき
5日間連続の2日目を観る 
スペインの時     4FR1-10 千五百円Z券・・21日・6千3百円払い戻し・・大正解の出来で1500円でも高い・・後半のバレーは見ないで帰宅

本命のジョン・健がキャンセル・・ヤナ予感が
当日券1500円席に変更して観る・・
捉え所の無い・・曲想と演出で1時間が長い・・ラヴェルのオペラがアリア・印象に残る旋律がなく・・救われたのがメゾ・グラシエラ・アラヤ嬢の歌唱のみであった

指揮・マルク・ピオレ オケ・東京交響楽団
ジュン・健と東京交響は第九で過去に聴き・・実力の程は??そして今回期待していたのが・・勘ぐりは?共演者・指揮・演出者の疎通が??・・投資額の少なさに救われたが・・印象の残った場面・重唱が無い・・

2004年02月23日

8日 新国立・外套
8日・小劇場   C3-12  4千2百円 やや高い
プッチーニ・外套   指揮・神田慶一 演出・粟國 淳
ミケーレ・柴山昌宣 ルイージ・樋口達哉 ジョルジェッタ・高橋知子

第一印象は 小空間の中に舞台装置が説明的で正しく船の上・・象徴的な舞台で外套に包まれた 心・闇・影を描写する方法もあるのでは 装置が勝ちすぎ・・
劇性が伝わらない・・役創りが薄い・・歌唱も夫婦の性格描写 妻の浮気相手の性格が・・曖昧で・・夫の嫉妬心 妻への疑念・・声量より・・語るような歌唱が 
オケが舞台奥下で指揮者の動きはTVで歌手が合わせ・・演劇性・歌唱を重視したと思われるが意図が感じられない・・オケと歌手の合せに無理が・・指揮・神田とオケに聴くものがあり・・最後の浮気相手を殺し・・妻に屍を見せる場面にオケの緊迫感が・・ラ・ボエーム 19日 評論・岡部氏
名作は繰り返し読み解かれるに堪える強さを有する。 その強さは屹立し、自律的な世界を形成して、無用の注釈を断固拒絶する。
粟国淳の新演出の初日を観た
粟国は、いたずらに奇を衒うことなく、極めてオーソドックスに、そつなく舞台を組み立てる、いささか紋切り型とは言え、手際よくステージをまとめて行く手腕は、彼の現場での豊富な経験を物語るものだ。
大道具を巧みに動かして鮮やかに場面転換を行う第二幕。しんしんと雪の降り積む第三幕も美しい。
ただ、そこから、何が見えてくるのだろう。・・それ以上でもそれ以下でもない、シンプルな姿のまま、だからこそ輝くのだ。
第二幕の幕切れなどをはじめ、説明的に過ぎて、屋上屋を架すものとの印象の拭えない場面が散見された点はことに氣になる。
何より、ある意味ではこのオペラそのものにも通じるはずの若々しい冒険や夢は、ステージからは立ち上ってこない。演出家の確たる個性が感じられないのは、何より残念だった。

粟国には、焦らず、じっくりと、豊かなバックグラウンドを生かす自らの道を見い出さんことを期待したい。

キャストでは、何と言っても、ミミのソプラノ、フィオレンツァ・チェドリンスの品格と奥行きが、印象的。一貫してステージに華をもたらした。
彼女と堂々と渡り合った堀内康雄の たおやかなマルチェッロ、中嶋彰子の存在感に満ちたムゼッタの健闘も特筆に値しよう。一方、ポルティーヤのロドルフォは、潤いがなく、一本調子で魅力に欠けた。ピロッリの指揮は、東京フィル・・合唱団を手堅くまとめていた。

2003年04月30日 16時29分04秒


新国立・ラ・ボエーム  29日 4F2-18
ミミ・フィオレンツァ・チェドリンス
ロドフォ・アルフレード・ポルティーヤ
マルチェロ・牧野正人 ムゼッタ・崔 岩光
ショナール・アレッサンドロ・バッティアート
コッリーネ・矢田部一弘
指揮・アントニオ・ピロッリ オケ・東フィル
演出・粟国 淳

指揮者とオケが 俄然 素晴らしい演奏を聴かせた・・・一幕やや早いリズム感と聴かせ所の歌心が絶品であった・・・
メリハリと ミミとロドルフォの二重唱が 何とも優美、官能的な主題 弱音の愛の旋律が・・・・スカラの響が と・・・想わせる・・超白眉であった・・・
東フィルの感性豊かなアンサンブルで ブラヴァーである

ミミに病が潜む・・演技・演出を感じないので・・・最後の・・暗示的な死が・・
二幕・・・演出が舞台の動き 人物の動きとう平面的で 奥行きを 生かしきれない 特に子供 と 行進の場面に 華やかさがなく・・ムゼッタの人物像・快活さ・・ ミミの対比が
浮ばない・・・
三幕・・雪が深々と降る 冬のまま・・愛が・・春が・・・・
この二重唱が聴かせどころで
フレーニを 超えた歌唱がチェドリンスに感じた・・ボルティーアの甘い声で・・バランスある重唱となる・・・此処で二組の愛の形を提示するが・・・

演出がムゼッタとマルチェッロ と ミミとロドルフォを 舞台上で同等の役割を 果たす事が 疑問と・・脇としてムゼッタ・マルチェッロを 歌わす方が・・四重唱ではなく・・バランスに欠ける・・・・

四幕のミミが 身体が弱り・・ミミが起き上り立ち姿でロドルフォと重唱が あり・・死が近いのに????登場人物の動きに 疑問符が
ミミとムゼッタの対比が浮ばない・・・全体に陰陽のコントラストが乏しいので 劇的な感動を受けない・・・総合芸術で演出の重要性が大切と

今回は 指揮者とオケ チェドリンスに大ブラボー である

2003年04月30日


指揮者 ジュゼッペ・シノポリ

2005-09-01 | 外来 演奏会・指揮者


シノポリの生聴きは池袋・芸術劇場の柿落しでマーラーの交響曲1番が最初であった
若き頃で専門知識も無く・・
記憶としては曲想が、弦の響きが綺麗で何故かにうたれ、涙が流れた思いが
その後はウィーンオペラ、演奏会形式・エレクトラを聴きましたね・・
50歳代でしかも、オペラ指揮中に倒れ・・帰らぬ人になってしまった

NHKで良く、放送をしていた精神分析の権威でもあったとか。

ジークフリート     

2005-09-01 | 新国立オペラ・・
ジークフリート     4/6日・3F3-2

2度観ると景色が違い これも楽しい
初日は全体に力みが散見されたが 指揮者を中心に求心力が優れ 最高の出来に 

一幕 演出は地上は現代人に置換え 舞台に電子レンジ 冷蔵庫 TVありと文化生活が? 一番面白いのが 割れた剣を レンジで溶かし 冷やすのが大きなフリーザー等 何でもありの演出が??
声楽人はフランツ ジーゲル ラジライネンの三者三様の強い張りある声で楽しめた 初日が100点とすると最終日は70点位の出来に聞こえたが 最終日では演出の面白さは感じられず単調な流れに・・・此れも疲労から??聞き手の疲労かも・・

二幕は 演出の優れものは小鳥を終始舞台上にあらわれ ジークフリートに 囁き彼の道を授ける・・・さすらい人(ヴォータン)とアルベリッヒとミーメの関係がイマイチ 理解できないが 
最終日のアルベリヒ・ヒッレブラントの存在感が浮ぶ・・・ハンデキャップで車椅子で登場・・・如何してドウシテ??
森の小鳥/菊池美奈が透明感ある声と演技も可愛い・・・

三幕は2回とも最良の出来栄えで 特筆者は エルダ・シュヴァルツの歌唱が圧倒的な存在感で さすらい人、指揮、オケが触発され 完成・感性高い楽劇となる

愛の二重唱のブリュンヒルデ・ブロックが 最後まで愛を受け入れない演技??と感じた・・声の質がやや低い感じが??

総じて歌手陣は大健闘・実力が際だっていた フランツ シュヴァルツ ラジライネン ヒッレブラント 
舞台に清涼的な役割の小鳥・菊地 
又 オケはN響でピットに入るの初めてな方々が多いと思われが今後に期待
 弦に厚みと重厚な響があれば・・

指揮者・メルクルは初めて聴き無難な??ドラマ性がやや薄い??歌わせ方が・・もう少し粘り・ウネリ 感情の起伏とうが伝えたらら・

結論は 楽しめた 安いチケットで2度で15000円とは経済効果 音楽効果満点であった
劇場の 専属オケ 専属音楽監督・指揮者が急がれる

2003年04月09日

ジークフリート
2002年            2003年
            演出
ハリー・クプファー          キース・ウォーナー
           ジークフリート
クリスティアン・フランツ       フランツ(同人)
            ミーメ
グレアム・クラーク          ゲルハルト・ジーゲル
          さすらい人(ヴォータン)
ファルク・シュトルックマン      ユッカ・ラジライネン
           アルベリヒ
ギュンター・フォン・カンネン     オスカー・ヒッレブラント
           ファーフナー
ドゥッチョ・ダル・モンテ       長谷川顕
           エルダ
メテ・アイシング            ハンナ・シュヴァルツ
           ブリュンヒルデ
デボラ・ポラスキ            スーザン・ブロック
           森の小鳥
天羽明恵                菊地美奈
            指揮
ダニエル・バレンボイン         準・メルクル
ベルリン・シュターツカペレ       NHK交響楽団

2002年2月に 聴きクラーク、シュトルックマン、ポラスキが特に印象深く 
フランツの名が 心に残っていなかった・・・総合芸術として圧倒されていた印象が思い出される・・今年は最終回を今一度観てから・・・

2003年04月04日 1

ジークフリート・新国立劇場 4F2-18
ニーベルングの指輪 第2日
ジークフリート 
演出・キース・ウォーナー  
指揮・準・メルクル   オケ・N響
ジークフリート・クリスチャン・フランツ
ミーメ・ゲルハルト・ジーゲル
さすらい人・ユッカ・ラジライネン
アルベリヒ・オスカー・ヒッレブラント
ファフナー・長谷川顕
エルダ・ハンナ・シュヴァルツ
ブリュンヒルデ・スーザン・ブロック
森の小鳥・菊池美奈