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新国立オペラ・・・ドン・ジョヴァンニ 

2005-09-01 | 新国立オペラ・・
ドン・ジョヴァンニ 新国立小劇場 C5-12
作曲・ジュセッペ・ガッツァニーガ1782年2月5日初演・ヴェネツィア

指揮・松岡 究 演出・今井伸昭 合唱・新国立合唱団
マトゥルーナ・國光智子 パスクァリエッロ・志村文彦 
ドン・ジョヴァンニ・上原正敏 ドンナ・エルヴィーラ・井上ゆかり
 騎士長・米田毅彦
 
ジョヴァンニベルターティ 台本 ロレンツォ・ダ・ポンテ

ジュゼッペ・ガッツァニーガ  作曲  アマデウス・モーツァルト

サン・モイゼ歌劇場 初演場所  国立歌劇場・プラハ
    1時間50分全1幕 上映時間  3時間全2幕

ドン・ジョヴァンニT 登場人物  ドン・ジョヴァンニBr
ドンナ・アンナS            S同
ドンナ・エルヴィーラS         S同

マトゥリーナS          ツェルリーナS
オッターヴィオ公爵T       ドン・オッターヴィオT 
騎士長Br               B同

アイーダ  23日・新国立 3F1ー52 7,350円
本場スカラ座の二公演マクベス・オテロを観て
新国立の アイーダを観る
舞台装置 衣装が 豪華絢爛 本場を凌ぐ・・
声楽人 主役4人が最高潮の日にあたり・・ オケ・指揮者の抑制された弦楽の歌わせ方が心理描写を浮び上がらせた・・一幕からブラヴォーの嵐となる 白眉は二幕のファンティーニとディンティーノの 重唱が最高の場面となる歌唱 演技が有機的に演じられた・・行進・合唱の華やかさ・・バレー・・音楽の広がり 充実度がホールを包む・・主役級の演技 歌唱が優れ・・本場オペラ劇場より優れた舞台となる 
牧野正人の張りと強さある声量と演技が舞台を引き締めた三幕・・ブラヴォーである・・・
四幕の地下牢のクピードとファンティーニの 愛と死・・
頭上の 輝きは・・神・・祈り・・祈り

音楽監督 五十嵐喜芳氏の退任となり盛大な拍手とブラヴォーが・・ご苦労様でした・・今後の新国立オペラ部門の運営は・・劇場関係者の総合芸術・文化発信基地としての自覚 誇りを築き上げ 優れたオペラ上演が・・観客動員にも結び付くと思われます

ジュセッペ・ヴェルディ・1813-1901
アイーダ 1871初演・カイロ・2ヵ月後スカラ座1872・2月
アイーダ・ノルマ・ファンティーニ アムネリス・ルチアーナ・ディンティーノ ラダメス・アルベルト・クピード アモナズロ・牧野 正人 ランフィス・カルロ・コロンバーラ エジプト国王・久保田真澄 
指揮・ダニエル・オーレン 演出・美術・衣装 フランコ・ゼッフィレッリ

2003年09月24日

新国立 フィガロの結婚 19日
指揮者シルマーの 歌手陣への 歌わせ方が 無理な声量を求めず 全体の統一感で最終幕へ

優雅 優美 旋律美 を醸しだし さぜこのような 美しい音波動が 幸福感を 与えるのだろう・・・・・モーツァルトのオペラで初めての感動を・・・3幕4幕で・・涙が・・・作曲者の偉大さ 神童が・・少しは感じられたかな

演出・装置も白を基調として3面を白壁で・・・
序曲中に白のダンボールが詰まれ・・
中央に白の梯子を架け 舞台は2階の設定
梯子が 人物の動静 心理描写 を描く??
大きな洋服箪笥を・・人物の動き 隠れ箪笥としたり・・・斬新な・・人物動線を・・・

歌手陣では三幕の伯爵夫人・ワトソンの歌唱が絶品であった・・・
スザンナ・中嶋 ケルビーノ・ツィトコーワの二幕のレチタティボ・叙唱がイタダケナイ??眠くなる・・・なんでだろう・・・考えた末・・なんでだろう・・・血筋の違い日本人とロシア人 音楽観・歌唱感の相違が・・伝わる・・相性の悪さ・・・考え過ぎかな・・・

二幕を除き・・最高の充実度で 楽しめた
指揮者の 意図をくみ取り 一瞬の閃き・・音波動を オケが醸し出した・・ヴラヴィー

2003年10月21日 16時32分12秒


フィガロの結婚 新国立・3F3-4 6300円
作曲・モーツァルト  台本・ダ・ポンテ 芸術監督・トーマス・ノヴォラツスキー

指揮・ウルフ・シルマー 演出・アンドレアス・ホモキ オケ・東京フィル

アルマヴィーヴァ伯爵・クリストファー・ロバートソン 伯爵夫人・ジャニス・ワトソン
フィガロ・ペテリス・エグリーティス
スザンナ・中嶋彰子 ケルビーノ・エレナ・ツィトコーワ
マルチェッリーナ・小山由美
バルトロ・シォオリャン・リー バジリオ・大野光彦 
ドン・クルツィオ・藤木大地  アントーニオ・晴 雅彦
バルバリーナ・中村恵理 ニ人の娘・三浦志保 小林昌代

2003年10月20日 07時

1日 新国立 ファルスタッフ 5公演の4回目
指揮・ダン・エッティンガー 演出・ジョナサン・ミラー                 4F 2-14 6300円 安い
ファルスタッフ・ベルント・ヴァイクル フォード・ウラディーミル・チェルノフ フェントン・ジョン・健・ヌッツォ 医師カイウス・ハインツ・シェドニク バルドルフォ・中鉢 聡 ピストーラ・妻屋秀和
フォード夫人アリーチェ・スーザン・アンソニー ナンネッタ・半田美和子 クイックリー夫人・アレクサンドリーナ・ミルチェーフ ベージ夫人メグ・増田弥生

15日 新国立 カヴァレリア・ルスティカーナ・道化師
指揮・阪哲朗 演出・グリシャ・アサガロフ オケ・東京フィル 7回公演の4回目 3F 9-2 7,350円 安い
作曲・ピエトロ・マスカーニ1890年カヴァレリア・ルスティカーナ
サントゥッツァ・エリザベッタ・フィオリッロ ローラ・坂本 朱 トゥリッドゥ・アティッラ・B・キス アルフィオ・青戸 知 ルチア・片桐仁美
マスカーニの旋律美が 如何なく発揮された特に・・合唱に美を感じた・・筋書きが浮気 嫉妬から・・決闘へ・・母に別れの歌唱B・キスに聴くものがあり・・全体の印象は合唱に声楽付きのようなオペラで声楽陣の共振性に欠けていた?
作曲・台本・ルッジェーロ・レオンカヴァッロ1892年 道化師
カニオ・ジュゼッペ・ジャコミーニ トニオ・ゲオルク・ティッヒ ネッダ・ジュリエット・ガルスティアン ペッペ・吉田浩之 シルヴィオ・ルドルフ・ローゼン

ジャコミーニを始めて聞く 緩急自在の歌唱?甘い声と 力強い声の対比と 演技がカニオになりきっていた・・存在感ある歌手の波動・オーラが好作用をもたらす結果・・脇役の存在感もあり・・秀演の舞台となる

2004年09月17
ホフマン物語
5日 初めて観る 聴くオペラであった
舞台演出 色彩感 合唱 声楽人の 動線が際だち 照明の絶妙な色合い等 
全体の統一感が際だったオペラ公演となる
一幕がオケが重たい響きで始まる・・フランス物で・・何故?・・本質の血潮はドイツ人?・・
主題が悪魔のテーマ・・不気味な曲調が・・納得・・二幕の人形ぶりの唱法・オランビアのコロラトゥーラが絶品であった幸田浩子の演技も良し・・楽しい場面
三幕は歌を愛する若い娘アントニア・・息絶える アンネッテ・ダッシュの陰陽ある歌唱とミラクル博士が病気を治してやろうと・・ ゴートン・ホーキンスの(悪魔の)歌唱が優れ・・魔笛的な??フランス語のドイツオペラ的な重唱が・・ホフマン ヤネス・ロトリッチは声量は申し分なし演技が? 指揮・阪 と オケが重厚な響と 気品さを醸し出し秀演となる・・ 全てが有機的に溶け合い完成度高いオペラ公演となる

ホフマン・・これが私の壊れた人生だ

あなたは 詩人として蘇りなさい 私はあなたを 愛している 
人は愛によって偉大になり 涙によってもっと偉大になる・・・幕

作曲家オッフェンバック1819-1880は 本名はヤーコプ・エーベルスト ドイツ系ユダヤ人としてケルンに生まれた・・(フランス語のオペラはフランス人と思っていた)・・勉強不足・・
父は音楽好きでフランクフルト近郊オッフェンバッハの生れで・・オッフェンバッハ子 と呼ばれ・・バックと
14歳のときに父に連れられパリに・・音楽院で修業した・・
1880年にホフマン物語 完成直前に亡くなり・・エルネスト・ギローが楽譜を完成させ81年2月10日にパリ・オペラ座で初演
75年カルメン 77年サムソンとデリラが初演された

2003年12月08日 10時49分56秒


新国立・ホフマン物語  5日4F2-47
ホフマン物語   6回公演の4回目
作曲・ジャック・オッフェンバック 原作E.T.A.ホフマン 台本・ジュ-ル・バルピエ/ミシェル・カレ
指揮・阪 哲朗 演出・美術:フィリップ・アルロー  合唱・新国立合唱団 オケ・東京フィル
ホフマン・ヤネス・ロトリッチ ニクラウス/ミューズ・エリナ・ガランチャ オランピア・幸田 浩子 アントニア・アンネッテ・ダッシュ ジュリエッタ・佐藤しのぶ リンドルフ/コッペリウス/ダベルトゥット/ミラクル博士・ゴートン・ホーキンス 


19日 新国立・スペインのきらめき
5日間連続の2日目を観る 
スペインの時     4FR1-10 千五百円Z券・・21日・6千3百円払い戻し・・大正解の出来で1500円でも高い・・後半のバレーは見ないで帰宅

本命のジョン・健がキャンセル・・ヤナ予感が
当日券1500円席に変更して観る・・
捉え所の無い・・曲想と演出で1時間が長い・・ラヴェルのオペラがアリア・印象に残る旋律がなく・・救われたのがメゾ・グラシエラ・アラヤ嬢の歌唱のみであった

指揮・マルク・ピオレ オケ・東京交響楽団
ジュン・健と東京交響は第九で過去に聴き・・実力の程は??そして今回期待していたのが・・勘ぐりは?共演者・指揮・演出者の疎通が??・・投資額の少なさに救われたが・・印象の残った場面が・・

サロメ   新国立7日
サロメ・R.シュトランス      4回公演の最終日 3F3-8 7350円 ヤヤ高い
サロメ・エヴァ・ヨハンソン ヨハナーン・アラン・タイタス ヘロデ・ハインツ・ツェドニク ヘロディアス・片桐 仁美 ナラボート・吉田 浩之
指揮・フリードリヒ・ハイダー 演出・アウグスト・エファーディンク オケ・東京交響楽団

優れ歌唱は タイタスの歌唱演技が 一人輝く舞台となる 健闘組は 吉田の良く響き渡る 歌唱 と オケ特に弦群の引き込みに聴き惚れる 
指揮ハイダー 前回は清教徒を観る イタオペ的な軽さが?ヤヤ 毒 ウネリ 恍惚感が不足かな??
演出は前回 同様 人物の動線 照明に工夫が無く・・7つのヴェール場面で眠くなる・・

ヨハンソンが 声量 歌唱 演技無く・・減点1 ツェドニクも貧弱な声量・歌唱で 減点2 片桐 減点3 とミスキャストが??

東響の弦奏者と電車内で話しが ミューザ川崎が7月に 2回程 練習を行なったと・・オペラを聞き期待感が 
18時30分頃帰宅・・月が美しい輝きが・・自然と音楽と・・至福の時が

新日フィルのサロメが25日27日と演奏会形式で・・比較感が楽しみ・・お薦めです


16日 マクベス  新国立
             2F 4-42 13,650円 ヤヤ高い

今回の話題作りは 野田の演出が  最近の透明人間の蒸気 昨年のオイル等 俳優の動線の早さ・・舞台を 縦横に使う手法は 今回のオペラには・・楽譜・伝統ありきの音楽劇としては制約が??
権力の象徴として 椅子 野田装置は赤の椅子を・・魔女軍団が中央に移動したり・・パンクォー マクベス と夫人 今後の展開に 魔女の手が長い骸骨・・顔も仮面に骸骨風で・・暗示的な・・気配を感じさせる・・前奏の場面に黄色の花が??何を意味する??・・中央装置が2階の螺旋階段を動かす事により魔女の動線を・・装置が勝ち過ぎで 人物像の印象が薄れるが・・幕を追う事により・・理解 しやすい面は・・声楽人は
ルカーチの歌唱 演技は 良しと感じたが オケ・指揮 他の声楽人の技量 歌唱力は?・・
分かり易い演出 衣裳で 物語として充分楽しめた

ジュゼッペ・ヴェルディ マクベス
マクベス・ヴォルフガング・ブレンデル マクベス夫人・ゲオルギーナ・ルカーチ バンクォー・妻屋秀和 マクダフ・ミロスラフ・ドヴォルスキー マルコム・井ノ上了史
指揮・ミゲル・ゴメス=マルティネス 演出・野田秀樹

2004年05月18日
神々の黄昏 31日
ニーベルングの指輪 神々の黄昏                   
          31日 2F R12-4 18,900円  超高い

今回は・・一幕から眠い 眠い アニメ・漫画の一コマ 一コマを見る感じで 音楽の流れ 演劇性 が感じられない・・終始・・凡庸・・平凡な響きで・・己の五感の壁を・・打ち破り・・何か突き抜けた・・力 閃きを 舞台・オケから期待するのは??作為的・説明的な演出 装置で終幕まで・・何で?何で?と疑問符で 身を乗り出して聞き入る 場面 歌唱が無い・・フランツ シュナウト も 有機的に オケ・指揮者と 舞台を創造する姿勢が・・欠如と見られ・・点と点の歌唱 声量で・・感心すれど・・感動は・・

ジークフリート クリスチャン・フランツ   
ブリュンヒルデ ガブリエーレ・シュナウト   
アルベリヒ オスカー・ヒッレブラント  
グンター ローマン・トレーケル  ハーゲン 長谷川 顯  
グートルーネ 蔵野 蘭子   ヴァルトラウテ 藤村 実穂子

指揮 準・メルクル オケ・N響 合唱・新国立 二期会合唱団
演出 キース・ウォーナー 美術・衣裳 デヴィッド・フィールディング
2004年03月01日 19日 新国立・スペインのきらめき
5日間連続の2日目を観る 
スペインの時     4FR1-10 千五百円Z券・・21日・6千3百円払い戻し・・大正解の出来で1500円でも高い・・後半のバレーは見ないで帰宅

本命のジョン・健がキャンセル・・ヤナ予感が
当日券1500円席に変更して観る・・
捉え所の無い・・曲想と演出で1時間が長い・・ラヴェルのオペラがアリア・印象に残る旋律がなく・・救われたのがメゾ・グラシエラ・アラヤ嬢の歌唱のみであった

指揮・マルク・ピオレ オケ・東京交響楽団
ジュン・健と東京交響は第九で過去に聴き・・実力の程は??そして今回期待していたのが・・勘ぐりは?共演者・指揮・演出者の疎通が??・・投資額の少なさに救われたが・・印象の残った場面・重唱が無い・・

2004年02月23日

8日 新国立・外套
8日・小劇場   C3-12  4千2百円 やや高い
プッチーニ・外套   指揮・神田慶一 演出・粟國 淳
ミケーレ・柴山昌宣 ルイージ・樋口達哉 ジョルジェッタ・高橋知子

第一印象は 小空間の中に舞台装置が説明的で正しく船の上・・象徴的な舞台で外套に包まれた 心・闇・影を描写する方法もあるのでは 装置が勝ちすぎ・・
劇性が伝わらない・・役創りが薄い・・歌唱も夫婦の性格描写 妻の浮気相手の性格が・・曖昧で・・夫の嫉妬心 妻への疑念・・声量より・・語るような歌唱が 
オケが舞台奥下で指揮者の動きはTVで歌手が合わせ・・演劇性・歌唱を重視したと思われるが意図が感じられない・・オケと歌手の合せに無理が・・指揮・神田とオケに聴くものがあり・・最後の浮気相手を殺し・・妻に屍を見せる場面にオケの緊迫感が・・ラ・ボエーム 19日 評論・岡部氏
名作は繰り返し読み解かれるに堪える強さを有する。 その強さは屹立し、自律的な世界を形成して、無用の注釈を断固拒絶する。
粟国淳の新演出の初日を観た
粟国は、いたずらに奇を衒うことなく、極めてオーソドックスに、そつなく舞台を組み立てる、いささか紋切り型とは言え、手際よくステージをまとめて行く手腕は、彼の現場での豊富な経験を物語るものだ。
大道具を巧みに動かして鮮やかに場面転換を行う第二幕。しんしんと雪の降り積む第三幕も美しい。
ただ、そこから、何が見えてくるのだろう。・・それ以上でもそれ以下でもない、シンプルな姿のまま、だからこそ輝くのだ。
第二幕の幕切れなどをはじめ、説明的に過ぎて、屋上屋を架すものとの印象の拭えない場面が散見された点はことに氣になる。
何より、ある意味ではこのオペラそのものにも通じるはずの若々しい冒険や夢は、ステージからは立ち上ってこない。演出家の確たる個性が感じられないのは、何より残念だった。

粟国には、焦らず、じっくりと、豊かなバックグラウンドを生かす自らの道を見い出さんことを期待したい。

キャストでは、何と言っても、ミミのソプラノ、フィオレンツァ・チェドリンスの品格と奥行きが、印象的。一貫してステージに華をもたらした。
彼女と堂々と渡り合った堀内康雄の たおやかなマルチェッロ、中嶋彰子の存在感に満ちたムゼッタの健闘も特筆に値しよう。一方、ポルティーヤのロドルフォは、潤いがなく、一本調子で魅力に欠けた。ピロッリの指揮は、東京フィル・・合唱団を手堅くまとめていた。

2003年04月30日 16時29分04秒


新国立・ラ・ボエーム  29日 4F2-18
ミミ・フィオレンツァ・チェドリンス
ロドフォ・アルフレード・ポルティーヤ
マルチェロ・牧野正人 ムゼッタ・崔 岩光
ショナール・アレッサンドロ・バッティアート
コッリーネ・矢田部一弘
指揮・アントニオ・ピロッリ オケ・東フィル
演出・粟国 淳

指揮者とオケが 俄然 素晴らしい演奏を聴かせた・・・一幕やや早いリズム感と聴かせ所の歌心が絶品であった・・・
メリハリと ミミとロドルフォの二重唱が 何とも優美、官能的な主題 弱音の愛の旋律が・・・・スカラの響が と・・・想わせる・・超白眉であった・・・
東フィルの感性豊かなアンサンブルで ブラヴァーである

ミミに病が潜む・・演技・演出を感じないので・・・最後の・・暗示的な死が・・
二幕・・・演出が舞台の動き 人物の動きとう平面的で 奥行きを 生かしきれない 特に子供 と 行進の場面に 華やかさがなく・・ムゼッタの人物像・快活さ・・ ミミの対比が
浮ばない・・・
三幕・・雪が深々と降る 冬のまま・・愛が・・春が・・・・
この二重唱が聴かせどころで
フレーニを 超えた歌唱がチェドリンスに感じた・・ボルティーアの甘い声で・・バランスある重唱となる・・・此処で二組の愛の形を提示するが・・・

演出がムゼッタとマルチェッロ と ミミとロドルフォを 舞台上で同等の役割を 果たす事が 疑問と・・脇としてムゼッタ・マルチェッロを 歌わす方が・・四重唱ではなく・・バランスに欠ける・・・・

四幕のミミが 身体が弱り・・ミミが起き上り立ち姿でロドルフォと重唱が あり・・死が近いのに????登場人物の動きに 疑問符が
ミミとムゼッタの対比が浮ばない・・・全体に陰陽のコントラストが乏しいので 劇的な感動を受けない・・・総合芸術で演出の重要性が大切と

今回は 指揮者とオケ チェドリンスに大ブラボー である

2003年04月30日


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