熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

判例百選

2007-11-24 19:55:46 | Weblog
「商標・意匠・不正競争防止法判例百選」が発行されたので、早速購入しました。

知的財産権関連の判例百選は、特許法、著作権法、独占禁止法、商標・商号・不正競争が既に発行されていますが、意匠法は未発行でしたので、これで全て揃いました。

「商標・意匠・不正競争防止法判例百選」は、中山先生・大渕先生・茶園先生・田村先生の編集で、判例解説も有名な先生が担当しています。
私の大学院の指導教授も判例解説を行っています。
その他にも、知り合いの方が何人か含まれています。
何時の日か、私も解説者として参加したいものです。

それにしても意匠法の判例解説件数は少ないですね。
商標法、不正競争防止法がともに50件前後なのに対して、意匠法は、わずかに11件です。
意匠権を対象とした裁判が少ないのは、何か特別な理由があるのでしょうか。
このままでは、意匠登録出願をする意欲が低下するのではないでしょうか。

私が企業の知的財産部門に勤務していたときも、意匠登録出願の重要性は低く、お付き合いで出願している状態でした。
確か、担当者が1人で特許と意匠を掛け持ちしていました。
意匠権を有効活用した事例をもっとアピールしないと、じり貧状態になりますね。

私も特許専門で、意匠権の活用についての経験はありませんが、何とかしたいものです。



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