熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

教え方

2007-07-14 19:25:49 | Weblog
知財教育の講師をしている私の課題は、受講生に講義内容を理解してもらうための教え方を習得することです。

優れた教え方を習得するために、各種のセミナーに参加していますが、帯に短し襷に長しで、教え方が上手な講師に巡り合うことは、かなり難しいのが実情です。

その中でも、私が受講している司法試験基礎講座の講師の教え方は、参考になる点が多く含まれています。

第一に、教え方にメリハリがあります。具体的には、「この条文の趣旨・要件・効果は、受験対策上重要ですから理解して憶えて下さい」、「この条文の具体例は、実務でよく使用しますので、理解するようにして下さい」と、メリハリをつけて説明してくれますので、効率的な勉強ができます。

第二に、具体例を多く使用して説明してくれますので、イメージが浮かびやすく、条文の理解が深まります。法律の勉強は、観念的になりやすいため、できるだけ具体的なイメージをつかむことが必要です。

特許法の講義でも、具体例を多く用いて説明すると、分かりやすくなると思うのですが、これがかなり難しく、いつも四苦八苦しています。

セミナーの講師の講義を聞いていると、難しい言葉で説明する講師が多く、受講者が理解しているのか否かを気にせずに、自分のペースで最後まで続けて講義しています。

基礎講座の講師は、いつも受講生が理解できているか否かを確かめながら、説明しています。この点は早速取り入れたいと思います。

有名大学教授、受験機関の人気講師の講義を受けたことがありますが、上手な教え方だな~と、感心したことはありませんでした。
自分の教え方に自信がありすぎるのか、理解できないのは受講生の能力が低いと考えているのか、よくわかりませんが、何回聞いても同じ教え方です。

「人の振り見て我が振り直せ」、気をつけよ~。

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