懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の古い町並み写真展 その22 「甍 (いらか)」 岡山県倉敷市児島下津井

2012年04月27日 | 昭和の古い町並み写真展
昭和の古い町並み写真展 その22 「甍 (いらか)」 岡山県倉敷市児島下津井

今回から町並みの瓦屋根のある風景をおおくりします。
「甍の波の」と歌われた鯉のぼりの歌 大正2年文部省唱歌
第二次世界大戦までの日本の各地風景はいらかの屋根の風景であった。
ビルが立ち並び瓦屋根自体がすくなくなった。
重厚な黒い瓦の風景は保護地域が昔ながらの漁村などに限られてきた。

撮影した倉敷市下津井の全景は半島のように突き出た祇園神社の上から鷲羽山を撮影したものです。
やがて始まる瀬戸大橋の建設でどのように下津井の風景が変わるのか、いろいろな角度から撮影したものです。
結局、瀬戸大橋の建設は第一次オイルショックで凍結され建設は当初予定の五年後でした。

橋の建設で風景も変わりました。祇園神社の先は海でしたが今は道路が走っています。
港も埋め立てられ埋立地ができました。山際のわずかな土地にひしめき合うよう建っていた民家も
瀬戸大橋の建設で港町は過ごしやすくなりました。
外部の人間は昔ながらの町並みが失われたと言うが住んでいる人は開発を望んでいたはずです。

現在の下津井の写真を同じ場所から家内に撮ってもらったものです。
木が伸びて下の家々が見えません。単純に一年に40センチ伸びても40年では16メートル伸びる計算になります。



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