懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

提灯持ち

2019年11月02日 | 日記
小学校の同窓会があった。同級生と昔の話しをした。彼の家は学校の近くに家があった。
Kくんは小学4年生の頃に、24歳くらいの男の先生が宿直の時は夜に部屋まで遊びにいっていた。私も宿直の先生の部屋に行った事がある。
昔はおおらかなものだった。しかし、その後、全国で男の先生が宿直室で女子を連れ込んで悪戯をして、こんな事はなくなった。

Kくんは24歳の男の先生AからB女子先生の自宅まで手紙を持っていってと頼まれる。
よく面倒を見てくれる先生だったので歩いて1キロの距離を手紙を運んだ。
子供だったので学校の業務資料くらいしか思っていなかった。
その数は10通に及ぶ女子B先生は31歳か32歳で、その当時では婚期を逸していた。男より8歳も年上で結婚は悩んだとおもう。
家には母親だけで父親は亡くなっていた。
母親にしては、娘を結婚させないとという思いは強かったと思う。
手紙の回数が増えるに従い、お母さんの対応が笑顔になり、ビスケットを貰った事もある。
その後にA先生とB先生は結婚したそうだ。子供が出来たかは中学生になり知らない。中学、高校になりA先生はB先生が好きで、あれは恋文だったのに気付く。
自分は提灯持ちだったのだ。
提灯持ちを調べると
1.婚礼や葬儀で提灯を持つ先頭の人
2.頼まれもしないのに他人の手先となり動くこと
辞典には載っていないが、九州でも岡山でも提灯持ちと言えば男女の仲を持つキューピットの意味もある。
私の若い頃に、職場のおばさんにあの子と提灯もってよ言ったら、こんなのは人に頼るものではなく自分で行くものだと一喝されたのがいた。
 
日本語にはいろいろな表現があり奥が深い。提灯持ちに似た言葉
1、カバン持ち 一つは秘書、もう一つは上役にへつらう者 酒飲みでタダ酒を交際費で飲むために上役に付き回る人もいた。
2.太鼓持ち 人にヘツライ機嫌取りの人。客の機嫌取りの人
3.腰巾着 親分や上役に手先となりついて回る人

サラリーマンも辛い妻子を食べさせないといけない、やりたくないが上司にヘツライ生きないといけない。




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