懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の古い町並み写真展 その59 「下津井祭り」 倉敷市児島下津井

2012年09月02日 | 昭和の古い町並み写真展
昭和の古い町並み写真展 その59 「下津井祭り」 倉敷市児島下津井

下津井の祭りを二年間撮影した。
下津井にターゲットを絞ったのは本四連絡橋の建設が年末から始まるのに伴い大きく変化するであろう人々の暮らしや風景を記録に残すことであった。(本四連絡橋は第一次オイルショックの超インフレでその年には起工せず五年間凍結された、起工式は昭和53年10月になった。)

下津井の人々が賑わう祭りを追った。
祭りといっても全くヤル気のない祭りであった。
昭和40年代は生活のスタイルが大きく変わった時代、昔からの伝統や、行事が消えた時代であった。多くの祭りが姿を消した。

そんなヤル気のないやっと維持されている祭りが気に入った。
写真を撮る人など誰もいないローカルな一地方の祭りであった。
いつ消えてもおかしくない祭りに親しみを感じた。
パフォーマンスばかりの格好をつけた祭りは撮りたくもないが細々とつつましい祭りはけなげでいい。

奴の行列が始まる。その前に全員で集まってもらい記念撮影をさせてもらった。
撮影場所の頭上には下津井大橋が架かる。橋脚のできる場所だった。
港町になんで奴の行列かと思ったこんな道具も長年使われてきたのだ。


獅子舞、下津井大橋の下になる。








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