懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,444 兵庫県神戸市北区淡河

2018年04月29日 | 日本茅葺紀行
淡河と書いて「おうご」と読む。大沢と書いて「おおぞう」と読む。
私の住む岡山もそうだが関西圏の発音の仕方である。
関東の言葉は随分歯切れよく聞こえる。
田舎には田舎の秀才より都会のアホと言う言葉がある。

都会の住む者はアホでも田舎の秀才より気の利いた事をいう意味らしい。

神戸市の北区に行くと茅葺き民家も残っていて懐かしい風景が残っている。
こんな情景はいつまでも残らないと思い何度も通って撮影した。
まだ山陽自動車道が開通していなくて早朝に起きて一般道を走らせた。
昭和、平成の時代に確かに生きた証を残したかった。
映像に何時何処へ行ったが残せば自分の見たもの思考が残る。

戦争カメラマンの一之瀬泰造はカンボジアで命を落とした。
カメラは銃弾が貫通しフィルムは感光していた。
その後、両親がカンボジアで遺骨とカメラを受け取った。
母親はフィルムメーカーに協力してもらい感光したフィルムに何が写っているかを再生してもらう。猫や子供が写っていた。
母親は写真の現像を学び息子の写真を編集し写真集を作った。
NHKのドキュメントで放映された。一ノ瀬泰造の母親も凄いが写真の持つ力は凄いと思った。