懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 函館本線八雲付近

2018年04月15日 | 蒸気機関車
初夏の北海道の函館本線、線路沿いの電線にカッコウが止まり鳴いている。
本州でも高山にはカッコウの声を聴く事はある。
九州では九重や由布岳で聞いた事がある。
北海道では平地の電線に止まり鳴いている。
カッコウはただでさえよく通る鳴き声なのに頭の上で鳴かれたらわかったわかった君の鳴き声は素晴らしいと拍手を送りたくなる。

渡り鳥は何のために春から初夏に日本に何千キロと危険を冒して渡ってくるのか、一年中暑い国にいればいいと思う。冬鳥は寒い冬のシベリアを避けて日本で過ごすのは分かるが夏鳥はそのままとどまっていたほうが良いと思う。春に日本にくるのにも理由があるようだ。南方は常緑樹が多く雨や高温で植物の分解が早く虫が意外と発生しないそうだ。その点、日本は落葉樹が多く春に芽吹きで新芽が出るとそれを食べる虫が一斉に発生するので子育てに適してる。落ち葉も温かくなり分解して虫も増えるようだ。
鳥にとっては子育てや生育に大量の虫がいるのだろう。
黒潮という番組を見ていると透き通った南方の海は栄養が少なくマグロやサバやイワシなどの回遊魚は痩せていて日本の近海まで来て親潮とぶつかる付近で大量のプランクトンが発生し魚が肥えるという。
鳥にとっても日本の春から夏は虫が大量発生なのだ。


そんな中をD51型の蒸気機関車が牽引する客車が通り過ぎた。蒸気機関車も古ぼけた客車も姿を消した。
線路の沿線にも黄色いや白い花が咲いていたが花の知識はなくカンゾウだったかエゾキスゲだったか分からない。巨大な蕗が繁茂していたのは覚えている。