懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,350 菜の花のある風景

2017年03月02日 | 日本茅葺紀行
文部省唱歌の朧月に出てくる歌詞が日本の風景そのものである。

1.菜の花畠に、入日薄れ、
見わたす山の端は、霞ふかし。
春風そよふく、空を見れば、
夕月かかりて、にほひ淡し。

作詞家の高野氏の故郷、長野県中野市の千曲川の河岸段丘には今も菜の花畑があるそうだ。
現在は観光用であるがかっては菜種油を採るために植えられたと思う。
菜種油は燃料や天ぷら油にされていた。
今は大豆やトトウモロコシ、椰子、ひまわり、菜種、綿花の種から食菱油は採取されるようになり国内では作らず輸入に頼っている。

アブラナ科の植物は春に黄色い花を付けて種をになるものが多い。
客寄せに遊休地に菜の花を植えるところが多くなった。
家庭菜園の野菜の菜の花を茹でてマヨネーズやドレッシングを掛けて食べるのが好きだ。

菜の花が咲き始めたら冬眠から覚めてカメラを持って撮影に出かけたい。