懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

野沢温泉

2017年03月04日 | 温泉
野沢温泉は長野県野沢温泉村にある。
1600メートル超の毛無山の中腹にある。100万年前の火山の熱源だそうだ。
野沢スキー場と温泉の村である。
若いスキー客や女性に来てもらうために温泉特有の俗なところを排除している。

温泉は13か所の共同浴場があり無料か寄付を入れる人もいる。ほとんどの人がいれない。
建て替えや維持に金もいるので100円くらい取ればいいと思った。
何処の共同浴場も無人で着替えの部屋はなく浴槽の脇で脱いで服を箱に入れる。

本来は観光客や地域の人が利用するものだが飯山市から風呂に入りに来ている人もいた。
私は民宿に泊まった。民宿は各地から来ている旅行好きが多く話を聞くのが面白い。
私の二か所の風呂に入った。硫黄臭のする温泉だった。
湯の華がはがれて湯に浮遊するがこれが天然温泉だ。

麻釜という湯の池の場所がある。高温で卵を買って温泉卵を作る。
昔は麻を浸けて皮を剥いていたそうだ。

野沢と言えば野沢菜である。ほとんどの人が野沢菜漬けを土産に買って帰る。
野沢菜は曹洞宗健命寺の僧侶が大阪の天王寺に修行に行ったときに天王寺蕪を持ちかえったが葉ばかり成長し蕪にならず葉を漬物にしたと伝わっている。
健命寺の門前にも書いてある。しかしDNAの検査で関西の蕪とは別物とわかった。

野沢スキー場も大きなスキー場だリフトの数がすごい。
白馬や栂池ほどではないが大きなスキー場だ。

この毛無山の南に秋山郷がある。遠山郷、藤原郷とともに三大秘境と呼ばれている。
今は車で楽にいけるが秘境につられて私も行ってみた。
スキー場の横をどんが尾根伝い登る大きなブナ林である。志賀高原や群馬に山道が続く。紅葉の時期で紅葉見物とキノコ採りの車がおおかった。高度を上げるに従いブナから白樺、ダケカンバ、トド松へと変化するのが見える。

2016年 茅葺写真展 出会った人々 2

2017年03月04日 | 2016茅葺写真展
撮影場所 青森県旧稲垣村  津軽平野のど真ん中でどこまでも平野が続く

リタイア後は各地へカメラを持ち茅葺民家や見られぬ懐かしい風景と地元に暮らす人々を撮ろうと思っていた。

しかし、歩けなくなり運転も出来なくなりこれは大きなハンディだった。
写真撮りもやめようかと思ったが家内が東北でも九州でも連れて行ってくれるので細々と撮影は続けている。

歩けないと地元の人と茅葺民家は撮りにくくなった。
この写真は茅葺民家を撮影していたらたまたま通りかかり撮影させてもらった。
姉さんかぶりのままがいい。最近は年寄りでも姉さんかぶりはしなくなった。
歩けなくても話しかければ何とかなるので歩ける人に車まで来てもらえば撮れるのだ。
「歩けなくても口がある」である。先日亡くなった船村徹氏の風雪流れ旅の歌詞を思い浮かべる。

旅は「見る聞く発見する」である。
地元の人どれだけ話し面白い話を仕込むかである。
ブログのネタ探しには人との会話だなあ。