懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

タモリ倶楽部

2017年03月07日 | 日記
朝日テレビ系でタモリ倶楽部というのを初めて知った。
随分昔からの長寿番組なのだ、深夜の時間帯にやるので俗な内容の番組かと思ったらマニアックな人々が登場する。
先週はマンホールの蓋を追い求めるマニア、マンホーラ―の紹介だった。
マンホールの歴史からデザインまで内容が深かった。
タモリも忙しいのにそんな連中についていく。
タモリ自身がいろいろな分野にマニアックに首を突っ込んでいる。

この放送の中で東京府だったころのマンホール、渋谷が渋谷町で東京に編入される前の水道の蓋が残っているのが紹介された。
マンホールの字にも特徴がある。弁という字も点があったり当用漢字にない弁が使われている。そんな紹介があった。

最近はマンホール写真を撮っている人も多くブログやホームぺージに紹介されている。
マンホールを追う女性を蓋女、マンホールに興味のある人をマンホーラ―というそうだろ。
私の住むところでもマンホールカードが2000枚配布されて京都からわざわざ訪れる男性もいた。下水道局が発行し無料でPRで配布されるが現地に来る人だけに配布される。
ダムカードもダムを訪れて集めている人がいる。

最近は何がブームになるか想像が出来ない。コンビナート周辺にもカメラを持った人が現れる。私は長年コンビナートで働いていた。コンビナート内はどこの会社も撮影禁止なので撮影はしなかったが今ではコンビナートで仕事をしている者でこっそり撮っている者もいるかもしれない。

どころでマンホールの蓋の火付け役はだれだったのかブームに至った背景を見てみる。
私がマンホールの蓋の写真を見たのは雑誌サライに載っていた林丈二氏のパリのマンホールだった。デザイナーだけにデザインの素晴らしさをマンホールの蓋から発見したのであろう
サライには路上観察のメンバーの連載が載っていた。林丈二氏もそのメンバーの一人だった。
林氏は1980年代にマンホールの蓋の本を発行しているのだ。
マンホールがブームになるには1.下水道工事が各市町村で整備され市町村独自のデザインの物が作られた。2.デジタルカメラやスマートホンの普及で気軽に撮れるようになった。
私もマンホールの蓋などフィルムカメラでは撮ろうとは思わなかった。

マニアになるならマンホールを全国各地に出向き全部撮る気でないと面白くない。蒸気機関車のあったころも全部の機関車を撮る気で挑戦しなかったのが未だに残念に思う。