懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 雪の木の半鐘

2013年12月10日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県加茂町倉見

雪の中に立つ一本の木の半鐘
寂しくなった集落を一層に寂しくさせる光景である。

この集落に300人も住んでいて小学校に子供が大勢いた頃から立ち続ける半鐘
炭焼きがいい収入源だったと集落の老人は話す。
茅を編んで炭俵を作った。
炭も昭和30年代に入り灯油やプロパンの普及で衰退した。
山間地の農業や林業だけでは生計が立たず故郷をでて都会で働き始めた。
ダムが出来て集落のつながりが消え小学校も廃校になり老人だけになった。
これから山間地の集落は消滅するのか新しくよその人が入り新しく活路を見出すのか
注目したい。
地方や山間地を活性化させるには
「よそ者」若者」「馬鹿者」と言われている。既成の考えてない新しい発想に期待したい。