昨夜(8/20)、10:00からの情報番組内で放映された「邪魔だから死にたい 壮絶…私の母は認知症」を観て。
テレビディレクターでもある娘が、離れて暮らす両親の日常を撮影していくドキュメンタリー。
認知症を患った80代の母親を90代の父親が介護する。
何か身につまされる内容で、号泣しながら観ていました。
過去の両親の介護状況を思い出し、同時に自分自身もそう遠くない未来に同じ状況になるかもしれないという現実を突きつけられたようで…。
週1で通っている整形外科で10年ほど前に知り合って何かと声を掛け合い仲良くなったTさん(おばあさん)。
一月ほど前に亡くなったことを聞かされました。80代後半だったとか。
ご主人を亡くされてしばらく一人住まい(お子さんは遠くにお住まいとか)をされていましたが、思うように生活することができなくなり、1年ほど前に施設に入居。
入居したてのときに一度お見舞いに伺ったことがありました。
足が不自由ながらもアクティブでお友だちも多く元気な方でしたが…。
施設に入った途端、外出も自由にできず、お友だちも周りにいなくて、自室にほとんどこもりっきり状態。
認知症になるのではないかととても心配しながら帰って来たものでした。
背中が曲がって歩くのもしんどそうながらも妻の介護をしているドキュメンタリーの中の90代の父親。
歩行時の痛みもありトイレ以外はほとんど歩かず、座りっきり状態でどんどん足が弱ってきている98歳の私の舅。
老人施設に入居して1年も絶たないうちに亡くなってしまったTさん。
長生きすることが幸せなことだとは思えません。
でも、人は何か役割があるということは生きがいに繋がり、後期高齢者にとってそう遠くないであろう死を見つめながら淡々と生きるよりも幸せなのではないかとつくづく思う今日この頃です。