日本人ほど、月を愛でることの好きな民族はいないのではないかと…。
(松尾芭蕉)
・名月はふたつ過ぎても瀬田の月
・名月や池をめぐりて夜もすがら
・名月や座にうつくしき顔もなし
・月や児立ち並ぶ堂の縁
・月や門にさしくる潮がしら
・名月や北国日和定めなき
(種田山頭火)
・ほつと月がある東京に来てゐる
(詠み人知らず)
・月月に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月(「月」が8回あり、「この月」が8月であることを示している)
(上杉謙信)
・『十三夜』-霜滿軍營秋氣 数行過雁月三更 越山併得能州景 遮莫家郷憶遠征
先日、あるテレビ番組でモナコにある日本庭園について報道していました。
亡くなられたグレースモナコ王妃が無類の日本びいきで、王妃がその庭を作らせたとか。
王妃は、庭の池に月を映して鑑賞する日本民族の勝れた感覚・豊かさを絶賛していたそうです。
そう言えば、このところ我が家ですすきと団子をかざってお月見をすることも無くなりましたっけ。
そうだ!
また、飯田へ月見蕎麦を食べに行こう!