細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

使命

2012-01-01 09:00:00 | 国会活動

昨年は東日本大震災の発生、台風による風水害により、多くの皆さまの生活が一変した一年となりました。政治家として、本年は東日本大震災からの復旧復興と原子力事故の克服が最大の課題です。

国会に送っていただいた12年前から、私は、政治家としてなすべきことは何か、自問自答してきました。311以降、その迷いはなくなりました。阪神大震災のボランティアをきっかけとして政治家を志した私の使命が、ここにあります。

私が閣僚を務める環境省では、大量の災害廃棄物の処理、除染、原子力安全規制に加え、放射線医療も担当することになりました。幸い、能力と意欲を兼ね備えた素晴らしいスタッフに恵まれています。今後も、様々な困難に直面することが予想されますが、自らの気を振るい立たせて職責を全うする覚悟です。

自民党時代から、5人の総理が一年ごとに交代してきました。このままでは、日本の政治は、ますます劣化し、国民が不幸になります。野田政権の歴史的な役割は、政治に落ち着きを取り戻すことです。静かなスタートを切った野田政権もすでに壁にぶつかっていますが、愚直に仕事に徹する野田総理のスタイルを崩す必要はないと考えています。私も、野田内閣の一員として、災害からの復旧に加えて、エネルギーのベストミックス、地球温暖化対策、電力事業改革など、歴史的な大仕事に挑みたいと考えています。

こうした新たな取り組みに加え、天下りの根絶、特別会計改革、行政改革にも取り組みます。野党時代、私は政府の無駄遣いを厳しく追及してきました。閣僚という責任ある立場に立った今、部下の官僚と共に震災対応に取り組む中で、無駄遣いに切り込む難しさを感じています。しかし、自らを厳しく律していかない限り、わが国の深刻な財政難を乗り越えることはできませんし、何よりも国民の期待に応えることができません。政権交代の原点に立ち返って、無駄遣いの根絶に取り組みます。

東京から福島に向かう車中で、いつも、地元のことを考えています。西に向かう新幹線に乗り換えたいという衝動に駆られることもありますが、今の私にそれは許されません。当分は、地元に戻れない日々が続きますが、皆さまを信じて、自らの使命を全うしてまいります。

 



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