細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

アメリカ国務省と「ホソノ・プロセス」

2013-04-10 14:52:24 | 国会活動

船橋洋一さんの『カウントダウン・メルトダウン』が、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しました。この本には、当事者であった私も知らなかった事実が幾つも書かれています。

下巻に「ホソノ・プロセス」という章があります。
日本側は、原子力安全保安院(当時)、原子力安全委員会(当時)、資源エネルギー庁、外務省、防衛省、文部科学省、そして東電。
米側は、NRC、エネルギー省、国務省、国防総省。当初、バラバラだった窓口を2011年3月22日に一元化する会議を立ち上げました。

この会議は年末の冷温停止まで続き、最後は密かに関係者が全員集まって解散式を開きました。国務省が「ホソノ・プロセス」と呼んでいたと聞いたのは、随分後になってからです。

会館の事務所には、国務省の関係者が持ってきてくれた「ホソノ・プロセス」のパネルがあります。あの時、私は日米同盟の厳しさとありがたさを痛感しました。特に、日米の4号機のプール論争は忘れがたい。原発事故を起こしてしまったわが国ですが、原発事故に立ち向かう作業員や専門家がいました。

あのプロセスがなければ、米国、そして世界に更に大きな不信感を与えることになったと思います。ただ、最近の停電や汚染水のトラブルをみても、課題は山積しています。福島のために、更に頑張らなければなりません。



                

 



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