細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

天下りは是か非か

2007-04-28 21:00:31 | 国会活動
民主党は、これまで野放しであった非営利団体を含め、GW明けには、天下りを全廃する法案を国会に提出します(自らの能力で、在職中の職務と無関係のところに再就職するのは、もちろん自由です)。税金の無駄遣いを改める天下りを全廃は譲れない一線です。

天下り全廃に対しては、公務員に優位な人材が集まらなくなるとの反論が必ず出るのですが、年功序列を排除した能力主義の導入と、早期退職勧奨制度(いわゆる肩たたき)を廃止すれば、事態はむしろ改善すると私は考えます。

民間企業はもちろん、地方公務員の職場でも、とっくの昔に年功序列を廃した人事が行われており、年次の逆転した上下関係が生まれています。地方で天下りが少ないのはそのためです。キャリアとノンキャリを区分し、キャリアは事務次官を頂点とした出世争いに敗れた時点で、能力に関わらず天下りという中央省庁のやり方には、何の合理性もありません。

郵政の時のように、与党内の対立に注目が集まり、民主党が蚊帳の外に置かれることは、国民のために絶対にあってはならないシナリオです。元祖・行革政党である民主党の本当の戦いはこれからです。