旅行3日目に入ります。
11月25日です。
午前中にユネスコ本部とパリ日本文化会館を表敬訪問します。
ホテルを9:00にバスで出発。
富岡市長も同行です。
陽が出て、明るくなったパリ市内を走り、途中エッフェル塔のビューポイントで写真撮影。
10:00 ユネスコ本部に到着しました。
三角形の変わった建物です。世界遺産センターに案内されました。
職員からパワーポイントを使って、ユネスコと世界遺産についての
詳細なレクチャーを受けました。
最後に質問タイムがありましたので、僭越ながら
「現在登録数も増えてきたので審査はきびしくなってきているのでしょうか?」
と聞いてみました。
「たしかに、世界遺産のその後の保全がたいへんということもあり、
審査基準はきびしくなっているという流れはあります。」という答えをいただきました。
11:20また少しバスで移動して、「パリ日本文化会館」に到着。
パリ日本文化会館 和の製品も売っていました
館長の中川氏より挨拶があり、この会館の出来た経緯や活動状況の説明をうけました。
1982年に当時のミッテラン大統領が来日したときに提案があり、
計画から完成まで15年かかり、1997年5月に開館したそうです。
多くの日本文化がここからパリ市民に発信されています。
能、狂言、文楽をはじめ、オペラ、舞踏、琴の公演、
この9月には富岡製糸場について今井幹夫氏の講演もおこなわれたそうです。
市内で昼食を食べた後、午後は世界遺産の「ヴェルサイユ宮殿」にむかいます。
バスで凱旋門の横を通り、
ブローニュの森を抜け、ロンシャン競馬場を左手に見ながら、
30分ほどで到着。
バスのなかからガイドさんの解説がはじまりました。
フランスの歴史を知らなければ単に建造物の壮大さと豪華さしか
印象に残らなかったかもしれない。
ルイ14世、ルイ15世、ルイ16世の3代の王様が住み、
ルイ16世の妃がマリー・アントワネット。
彼らがどうやってこの宮殿で過ごしたのか。
宮殿ができた頃は、ヨーロッパの公用語がフランス語だった時代で、
もっとも華やかな時代です。
彼らの生活を少しでも想像しながら見学できたのが、とても良かったです。
門から中に入って、はるか遠くに宮殿が・・
とてつもなく巨大で豪華。
王室礼拝堂
鏡の間
あらゆる色の大理石をふんだんに使っている。
こんなの見たことがない。
2時間ほど見学したでしょうか。
でもどこをどう通ったのか、今でもわからない。
たくさん部屋があって、そのどれもが素晴らしい装飾で、意匠が凝らされ、
解説を聞きながら、天井から壁紙、椅子やベット、掛けられている絵の説明にあわせて、
ぐるぐる首を回しながら、しっかり見て写真を撮って。
たいへんでした。
しかし、今回絶対に見ておいてください、とフランスに行く前からいわれていた、
リヨンで織られたシルクの壁紙と
シルクの壁紙
マリー・アントワネットの部屋のまるごとリヨンで作られたゴブラン織り。
ゴブラン織りの調度類と壁紙
この2点だけはしっかりと目に焼き付けました。
夜はパリに戻って今回はムール貝の美味しいビストロ「Leon de Bruxelles」に行きました。
ムール貝のワイン蒸し 一人前がこのボリューム
食事の後、希望者はイルミネーションで飾られたシャンゼリゼ通りで降ろしてもらい、
パリの夜をブラブラ、楽しくウィンドーショッピング!
凱旋門前のシャンゼリゼ通り
ディスプレイは赤色のつかいかたがすごく素敵
クリスマス用の小さな家のお店がイルミネーションをつけて並んでいます。
行ってみると日本の縁日の屋台みたいでした。
ゴーフルやさん、牡蠣とワインの店、サンタさんと撮る写真やさん
寒いけれど、みんな目がキラッ!キラッ!していました。
つづく。
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