堅曹さんを追いかけて

2002年(平成14年)9月から先祖調べをはじめた速水家の嫁は、高祖父速水堅曹(はやみけんそう)に恋をしてしまったのです

前橋・高崎・おまんじゅう 続き

2008-02-17 14:14:17 | 勉強会、講演会

14日は「旅籠屋」に泊まり、ここは外国のモーテルのような形式で、とても広い部屋で自宅のような感じで過ごせます。

大きな机もあり、持ち込んだパソコンでだいぶ仕事がはかどりました。



さて翌日真っ直ぐにむかったのが、前橋市内のおいしいおまんじゅうやさん。といっても本業はお茶やさん。

  Cimg2547_2 たむら園

前日はじめて買って食べたところ、すごくおいしかったので、翌日も。さすがに顔をおぼえられました。(笑)

群馬の人と食べ物の話をしていると、必ずでてくるのが「片原まんじゅう」。

おいしかったんだよね。でももうお店やめちゃったんだよね。と皆さんなつかしそうに話されます。

甘いもの好きの私はいつも「食べたかったな~」と思います。



最近ネットでその前橋で「片原まんじゅう」に匹敵するぐらいおいしいおまんじゅうがある、というのを読み、さっそく今回買いにいったのです。

  Cimg2581

今の時代、おまんじゅうを経木に包んでくれるのもめずらしいです。

  Cimg2584

皮がとても薄くあんこがえらく上品、かすかにお酒の匂いがして、とってもおいしい。

いくつでも食べられちゃいます。

歴史ワーキングの勉強会で皆で食べたら、片原まんじゅうを食べたことのある人は、うん、似てるね、思い出させるね、と言っていました。

お店の方に聞いたら、「別に片原まんじゅうを意識しているわけではないんですよ。」とおっしゃっていました。



さて午前中は前橋でおまんじゅう買ってNHKに寄ったり、先祖調べでお寺さんにいったり、用事をすませて、午後高崎に向かいました。

伝道師協会の「西毛県外支部の打合せ会議」なるものに出席してきました。

この会はボランティアで運営されているので、支部長さんから連絡事項の報告があり、今後の活動の方針や具体的な案を皆で相談します。

「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産登録されるまで群馬県各地でこういった活動がおこなわれており、かつ県外にも広めていこうとしています。すこしでもお手伝いできたら、と参加しています。


会議を終えてまだ時間があったので、前橋の群馬県立図書館へ行きました。

いろいろ調べ物をするには、群馬のことならやはり地元の図書館。

2時間半ほど資料をさがして、収穫あり。

充実した2日間をすごして帰宅しました。


前橋・高崎・おまんじゅう

2008-02-17 00:11:12 | 勉強会、講演会

2月14、15日と前橋と高崎に行ってきました。泊りがけになってしまいました。

続けて用事がある時はどうしても泊まったほうがお金も時間も節約になるのです。



さて14日は伝道師協会の歴史ワーキンググループの勉強会。

  Cimg2551 前橋市立図書館

前橋市立図書館で『六十五年記』の読解です。

堅曹が明治12年(1879)伊藤博文内務卿と前島密大輔といかなる話をして富岡製糸所の所長を引き受けたか、という場面。

三人の言葉のやりとりと堅曹さんの自信たっぷりな物言いがおもしろい。

その後にでてくる「所長の心得」の文章が超むずかしい。皆でどういう意味か?とさんざん話し合う。



そうして終わったあと、また夢酔い人Kさんと宮澤家の調査。

前橋市内にお住まいの熊五郎さんの娘さんの嫁いだ家を訪ねました。

それはそれは格式の高い家で、元は前橋藩の家老だったとか。

なんと松平の殿様から宮澤氏におくられたという掛け軸が床の間に飾ってありました。

  Cimg2552 掛け軸

もっと以前の姫路藩時代の置物もありました。

  Cimg2553 置物

槍も飾ってありました。

  Cimg2557_2   Cimg2558 槍

なにかタイムスリップしたようです。


たくさんお話を聞かせていただきましたが、結局宮澤熊五郎の娘さんのところまでしかわからず、熊五郎さんの跡をついだ長男のことは何もわかりませんでした。

でも私たちの探している宮澤熊五郎、鈴さん夫婦が娘に家宝ともいうべきお殿様直筆の書を嫁入りにもたせたのだということがわかり、またその書が何十年と床の間に掛けられ続け、決してとりかえることをしなかったという話をうかがい、ひとつ人物像が描けたような気がします。

宮澤家についてはもう一息です。

高崎とおまんじゅうについては、次回に。