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フレデリック・ワイズマン監督『法と秩序』

2010-03-13 15:51:00 | ノンジャンル
 フレデリック・ワイズマン監督・製作・編集の'69年作品「法と秩序」を川崎アートセンターで見ました。ミズーリ州カンザス・シティで最も犯罪率の高いアドミラル・プールヴァール管轄区にある警察の活動に関するドキュメンタリーフィルムです。
 取り調べで無実を訴える白人。殴られて腫れ上がった顔で被害を訴える黒人。盗難車を無免許運転して他の車にぶつけ、自分を捕まえた警官を殺してやると息巻く15才の黒人。署で大声で騒ぐ女性と、彼女の嘘につい笑ってしまう婦人警官。パトカーを横付けして談笑する警官たち。薬物中毒で路上に横たわる黒人。交通事故に会って路上に横たわりパニックを起こす白人女性。犯罪の増加を訴えるニクソン。迷子になって保護される黒人の幼児。出動前に上司と口論する警官。拳銃不法所持により衣料品店で捕まる2人の黒人青年と、巻き添えを食ったと訴える黒人青年。鍵の入ったバッグを盗まれ家に入れないと嘆く黒人女性。親権でもめる家族。
 あっという間の90分でした。ここでも生々しい表情が至近距離でどのように撮られたのかが謎でした。ドキュメンタリー映画に留まらず映画一般のファンの方にオススメです。