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ロバート・アルドリッチ監督『特攻大作戦』

2010-01-08 14:05:00 | ノンジャンル
 WOWOWで、ロバート・オルドリッチ監督の'67年作品「特攻大作戦」を見ました。
 米陸軍刑務所で絞首刑に立ち合うライズマン少佐(リー・マーヴィン)。「ロンドン1944年」の字幕。ウォーデン将軍(アーネスト・ボーグナイン)は、爆破のプロにも関わらず軍規に従わない少佐に12人の
凶悪犯を募らせてDデイ前にナチの幹部が集う別荘を爆破する作戦を与えます。少佐は陸軍刑務所を訪れ、MPのバウレン軍曹(リチャード・ジャッケル)の案内のもと、反抗的だが車の窃盗は一流のフランコ(ジョン・カサヴェテス)、ピンクリー(ドナルド・サザーランド)、ドイツ語の話せるウラディストロー(チャールズ・ブロンソン)、狂信家で女性を憎んでいるマゴット(テリー・サヴァラス)らと面接し、訓練用宿舎を建設させ、厳しい訓練を課します。最後の降下訓練を行う際、少佐の仇敵であるブリード大佐(ロバート・ライアン)を騙して恥をかかせ、その夜に褒美として夜の女を宿舎に少佐が入れたことから、ブリード大佐がウォーデン将軍に注進し計画が中止されそうになりますが、少佐の抵抗で、数日後に行う師団の対抗演習で少佐の率いる部隊が大隊の本部を占領できれば中止を撤回させることになります。少佐らは敵の部隊に偽装した上に敵の車両を奪うことによってブリード大佐率いる本部を占領し、計画は実行されることになります。ドイツに降下し、別荘の検問所を占領し、ドイツ士官と兵士に扮した少佐とウラディストローが別荘に侵入すると、他のメンバーは少佐らが2階から垂らした縄をつたって邸内に侵入したり屋根に登ったりします。部屋に潜んでいたマゴットはそこへ入ってきた女性を殺して発狂し銃を乱射し始め、客は皆地下壕に避難しますが、少佐らは地下に弾薬庫があることに気付くと、彼らをそこに閉じ込め、通気坑から多量の手榴弾とガソリンを注ぎ点火して屋敷を吹っ飛ばします。少佐らは装甲車とボートで脱出しようとしますが、敵の狙撃兵に多くが命を落とし、少佐とウラディストローとバウレン軍曹だけが助かりますが、将軍らは彼らに在り来たりの言葉しか掛けようとしないのでした。
 真上からの俯瞰ショットが多く見られ、オルドリッチ映画の特色がよく出ていました。俳優陣はオルドリッチ組のオールキャストに加え、実力派が多く出演し、見ごたえがあったと思います。映画好きな方にはオススメです。