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映画のこわい話 黒沢清対談集

2009-11-21 18:14:00 | ノンジャンル
 今日、秦野ビジターセンターのイベントに行ってきました。ゆっくり山歩きを楽しむというものでしたが、軽石などの下に土の柱ができる土柱というものが存在することを知りました。自然は本当に驚異です。

 さて、'07年に刊行された本「映画のこわい話 黒沢清対談集」を読みました。対談している相手は、青山真治、万田邦敏、高橋洋、周防正行、相米慎二、阪本順治、三池祟史、手塚真、唐十郎、楳図かずお、蓮實重彦各氏です。
 大学時代の知人である高橋くんの対談を読むのを目的に手に入れた本だったのですが、内容は教育で、肩透かしを食った感じでした。大学時代の彼は人を教育することになど何の関心も持たず、ただ自分の興味あることをするために突き進む感じの人だったので、その変貌ぶりに驚きました。あるいは私が当時の彼を誤解していたのかもしれません。一番面白かった対談は万田さんとのもので、万田さんが黒沢さんの映画を次々に適格に批判していくので、黒沢さんが段々腹を立てていく部分はつい笑ってしまいました。それに対し、蓮實先生との対談は、蓮實先生が自分の教え子に対し、そこまで誉めるかという位に褒めちぎる様子にちょっと引きました。この本で言及されている、高橋くんが監督した「ソドムの市」と手塚さんの「ブラックキス」は、その後調べたところどちらもDVDで発売されているようなので見てみようと思います。
 いずれにしても映画好きの方なら、どこかの部分で楽しめるところがあると思う本です。オススメです。