gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

伊藤政顕『動物好きの人のオモシロ事典』

2009-11-13 17:47:00 | ノンジャンル
 早川いくをさんの本「へんないきもの」の参考文献として挙げられていた、伊藤政顕微さんの'86年作品「動物好きの人のオモシロ事典 知らなかった動物の不思議」を読みました。
 様々な動物の優れた能力が列挙されていて、天変地異を予知するネズミら、体の再生能力に優れているナマコら、臭覚が発達しているイヌら、視覚が発達しているワシら、皮膚感覚が優れているゾウら、超音波を操るコウモリら、太陽や星を手がかりに長距離を移動する渡り鳥ら、強烈な電気を発することができるデンキウナギらが紹介されていました。中でもすごいと思ったのは、9ヶ月間飛び続け、眠る時は高空から滑空してまどろむというアマツバメ、120日飲まず食わずで卵を抱き続けた記録を持つというコウテイペンギン、日没後正確に54分後に生殖を始めるというバミューダ島のパロロでした。
 総じて動物の説明といった感じで、話の脱線も多く、早川さんの本ほど面白くはありませんでしたが、今から20年以上前に書かれた本であればしょうがないでしょう。挿絵の分かりにくさも改善すべき点だったと思います。しかし、早川さんの本をまだ読んでいない方なら面白く読めるかもしれません。生物の多様性に興味のある方にはオススメです。