gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ジョセフ・ロージー監督『大いなる夜』

2009-11-18 15:52:00 | ノンジャンル
 WOWOWで、ジョセフ・ロージー監督の'51年作品「大いなる夜」を見ました。
 17才のジョージは意気地なしです。ある日、酒場を経営する父の元に新聞のコラムニストのジャッジがやってきて、ジョージの目の前で父を上半身裸にさせて四つん這いにさせ、杖で叩きのめします。ふがいない父の復讐を誓ってジョージは拳銃を持って夜の町に出ます。父と行くはずだったボクシングの試合に行くと、そこでジャッジを見かけ、知合ったクーパー博士の助けで記者の控え室に入り込みますが、うまく逃げられてしまいます。ジョージは博士にナイトクラブに付き合わされ、酔って博士の情婦の家に連れて来られます。目覚めると情婦の妹のマリオンがいて、二人は恋に落ちますが、マリオンの言うことを聞かずにジャッジの新聞社へ向かいます。そこで彼の居所を聞きますが、着いたところは父の恋人フランシスの部屋でした。ジャッジはフランシスが彼の妹であり、ジョージの父に結婚を断られたため自殺し、その復讐のために父を杖で殴ったのだと言います。ジョージは拳銃をジャッジに渡して帰ろうとしますが、正当防衛としてジョージを撃とうとしたジャッジともみ合いになり、ジャッジを撃ってしまいます。逃げ出したジョージはマリオンに助けを求めますが博士に追い出され、自分の部屋に帰ると父がジョージの身代わりとなって駆けつけた警察に逮捕されます。自分が殺したのだというジョージに警察はジャッジは軽いケガをしただけだと言い、父はジョージの母はまだ生きているのでフランシスとは結婚できなかったのだと言い、母は男と昔駆落ちしたことを告げるのでした。
 鏡が効果的に使われています。ジャッジをジョージが捜しまわるというだけの話であり、マリオンと恋に落ちるところも説得力に欠け、鬱陶しく暗い映画でした。50年代の雰囲気を味わいたい方にはオススメかも。