クリス・トムスン監督『トラック』

　今日、山梨県の西沢渓谷に行ってきました。見事な紅葉で、人工的な京都の美とは対象てきなものでした。まだ見ごろが続いているようです。

　さて、WOWOWで、クリス・トムスン監督の'97年作品「トラック」を見ました。
　廃車置き場のトラックがひとりでに動きだし、家に突っ込んで管理人を殺します。冷蔵車は運転手を物音で誘って冷蔵庫に閉じ込め暴走し始めます。宇宙人ツアーに参加する３人を迎えに行ったホープは、道路の真ん中に止まっている廃車のトラックを調べているところを冷蔵車に襲われ、廃車置き場に逃げ込み、スタンドのオーナーのレイに助けに来てもらいますが、スタンドに戻るとスタンドの前の駐車場を４台のトラックが威嚇して周回し始めます。一方、化学タンク車は変電所に突っ込んで停電を引き起こし、オモチャのトラックまでもが郵便配達夫を殺します。テレビでは化学薬品が大気中に流出されたと報じ、軍の化学処理班もやってきますが、防護服に襲われて殺されます。次々に犠牲者が出る中、ホープたちは給油を要求するトラックたちに軽油ではなくガソリンを入れて爆発させることに成功し、スタンドを脱出してヘリの降りられる地点に来ますが、燃えカスとなったトラックに襲われます。間一髪でヘリに乗り込むことに成功したホープとレイ親子でしたが、運転席には誰も乗っていませんでした。
　安っぽい人間ドラマと予算をかけていない配役とアクションシーンの連続でしたが、それなりに楽しめました。やはりキングの原作が面白いおかげでしょう。暇な時間を持て余している方にはオススメです。