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中島京子『ココ・マッカリーナのしみこむしみこむえほん』

2008-11-15 18:25:46 | ノンジャンル
 中島京子さんの'05年作品「ココ・マッカリーナのしみこむしみこむえほん」を読みました。中島さんが推薦する絵本、絵本の人気作家へのインタビュー、中島さんが推薦する絵本専門店などが書かれた本です。
 最初の絵本の紹介は19のテーマのもとに、まず詳しく一つから3つの絵本を、そして短いコメントで5~10の絵本が紹介されていきます。具体的には、「とってもつらい時に読む本」として「セーターになりたかった毛糸玉」など、「恋をする人はすごいことをする」として「やどなしねずみのマーサ」など、「ちょっとブラックで不思議なテイストの絵本」として「すてきな三にんぐみ」など、「絵本は絵空事だけを教えるわけではない」として「ごきげんならいおん」など、「とにかく涙が出てとまらなくなる本」として「かわいそうなぞう」など、「音楽が聞こえてくる絵本たち」として「オーケストラの105人」など、「ジャパニーズな絵本に惹かれる」として「おへそがえる・ごん」など、その他にも「働くっていうことはなかなかいいもんだ」「みんないっしょじゃつまらない」「誰かが誰かの神様だとしたら‥‥」「たくさんは一個の壮大な集まりである」「猫の絵本は傑作ばかりだ」「犬の絵本も負けてはいない」「仕掛け絵本は説明いらずだ」「子どもには特別な時間が流れている」「アートな絵本に注目する」「絵本を抱えて旅に出よう」「ドラマは夜つくられる」「あのキャラに会えるからこの本を読む」というテーマのもとに絵本が紹介されていきます。
 大判でカラー、絵本の楽しさがそのまま味わえ、中島さんの紹介文を読んでいると、読みたい絵本、見たい絵本が次々に現れます。手許に一冊は持っておきたい本だと思いました。お子さんをお持ちの方には特にオススメです。