gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

北尾トロ×下関マグロ『おっさん傍聴にいく!』

2008-07-08 15:12:12 | ノンジャンル
 昨日フジテレビ系で放送した「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」で、歌唱力抜群の福原美穂が歌うオリジナル曲がまったく彼女の歌唱力を魅せるメロディラインになってないこと、ジェロの新曲が「さらば恋人」という'70年代に堺正章が歌った歌のカバーであることから、やはり'70年代の曲の質の高さを確信しました。

 さて、北尾トロ氏と下関マグロさんの'07年に発行された共著「おっさん傍聴にいく!」を読みました。本文は下関マグロさんが北尾トロ氏に裁判の傍聴について質問するという形で進み、それぞれの章の最後に下関マグロ氏の感想が書かれ、3編の対談が載っています。
 章立てを見ると、
序幕 マグロの裁判傍聴体験
第一幕 裁判傍聴入門講座
第二幕 裁判は「人生劇場」だ!
第三幕 外国人裁判について考える
第四幕 ねじまがった愛と欲望の下半身裁判
第五幕 “証人”は裁判を盛り上げるバイプレーヤー
第六幕 もしも自分が被告人になったら‥‥
第七幕 裁判所の春夏秋冬
第八幕 おっさん、裁判員にはなりたくない
となっていて、今までの北尾トロ氏の裁判傍聴に関する本と重複した内容がかなりあります。これは本の企画の段階で編集担当者が「マグロさんとの対談集を作りましょう。ええ、もう、しゃべっていれば本ができます」という安易な姿勢からできた本なのでしょうがないでしょう。
 新しい内容としては第三幕での外国人が被告の際の翻訳のいいかげんさ、第五幕での「ニセ有栖川宮殿下」事件での妃を演じた美女のパフォーマンスぶり、第七幕の裁判所の一年、第八幕の来年9月までに実施される裁判員制度の話、といったところでしょうか。
 新書判ということもあり、1日もかからずに読んでしまいました。裁判の傍聴に関する本をまだ読んでいない方、暇な方にはオススメです。