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モンティ・パイソンの凄さ!

2008-07-03 17:14:17 | ノンジャンル
 世界遺産であるフィレンツェの大聖堂に落書きをしたとして、高校の野球部の監督が更迭されましたが、画像を見てみたら、英語やイタリア語の落書きだらけでした! ここに落書きをしたから処罰というのは厳しすぎるとイタリアの新聞が言っているようです。落書きされた方がいいと言ってるのに、先生の職も失うかもしれないというのはちょっと変な話なんじゃないでしょうか?

 さて、スカパーの260チャンネルで、'67年製作の「元祖モンティ・パイソン抱腹篇・絶倒篇 #2」を見ました。当時イギリスの国営テレビであるBBCで放送された番組の総集編といったものだと思われます。この番組は知る人ぞ知る有名なナンセンス・ギャグのコント番組で、時代を考えると、日本では「シャボン玉ホリデー」晩年の時期に放送されていたことになります。
 私は中学生頃に見た覚えがあるのですが、あまりのナンセンスさに笑い損ねた記憶があります。今回、見直してみて、やはり国営放送でこれだけナンセンスな番組を作った先進性に驚き、また結構笑えました。
 笑えたコントを幾つか書いてみると、まず、4人の同じ服そうの男性が座っていてそのうちの3人は公認会計士で1人はゴリラだと自称し、3人は正しいことを言うのですが、ゴリラと名乗る男だけがデタラメを言い、そのうち暴れだし、ギャラが少ないからプロッデューサーが嫌いだと言うと、プロデューサーが出て来て彼に札束を渡し、無事ゴリラ男は大人しくなる、というコントなのですが、暴れ出すところで、「アツーイ紅茶をたっぷりと」と言いながら、3人の帽子に紅茶をかけていくところで、たまらなくなり爆笑してしまいました。
 それから、「二人だけでも素晴らしい」という歌を二人で行ったり来たりしながら歌っていると、どんどん人が増えていき、二人っきりではなくなるコント、とか、女性の失神する姿がオーバーすぎて笑ってしまうとか、書いてもなかなか面白さが伝わらないのがもどかしいのですが、一番笑ったのは、クイズ番組のコントで、出題者がメチャクチャで自分の気分次第で正解がころころ代わり、意味もなく突然解答者が女性のかつらをかぶって裏声で答えたり、出題者もそれのマネを始めたりというコントで、これには完全にKOされました。後にアメリカでメル・ブルックス映画の常連になるギョロ目の俳優マーティ・フェルドマンが出て、回によっては重要な役をかなりこなしていました。彼はいるだけで存在感抜群です。
 とにかく畳み掛けるナンセンスギャクの連続で、そういった点では日本の「ゲバゲバ90分」に近い番組と言えるかもしれません。それから病人の患部を何回も殴ったり、ラブシーンで女性に眼鏡を取らせ、いきなり雪の固まりを顔に押し付けるなど、かなり暴力的なギャグもあったりするのですが、こんな番組をイギリスのNHKのような局で作っていたことがやはり凄いと思いました。
 繰り返しになりますが、モンティ・パイソンの面白さは、実際に見てみないと分からないと思います。お笑いの好きな方にはオススメです。