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温室効果ガス、最大限の削減には52兆円がかかる?

2008-03-20 16:26:53 | ノンジャンル
 昨日の朝日新聞の朝刊に、経済産業省がまとめた「長期エネルギー需給見通し」の原案が明らかになった、と報告されていました。
 それによると、温室効果ガスである二酸化炭素を企業と家庭で最大限削減するには、企業では25.6兆円、家庭では26.7兆円の費用がかかるそうです。具体的には企業では、工場で、世界最先端の技術を導入することなどに3.7兆円、オフィスでは、省エネIT機器の普及、LED・有機EL照明の普及、新築ビルの断熱性など省エネ向上などに17.2兆円、発電所では、原子力の推進、火力発電の高効率化などに4.7兆円かかり、家庭では、住宅で、太陽光パネルの普及などに12.2兆円、機器・設備で、ブラウン管から液晶・有機ELへの移行、最高水準の省エネ型エアコンなどの普及、高効率の給湯器やコジェネの普及などに8.8兆円、自動車では、自動車の燃費の改善、次世代自動車の加速的普及などに5.7兆円かかるとのことです。
 これは2020年度までの数字なので、今から12年間にこれだけかかるということです。家庭に例を取ると、12年で26.7兆円ですから、1年では26.7÷12=約2.2兆円。人口を1.2億人とすると、22000÷1.2=約1万8千円となります。一年で1万8千円なら何とかなりそうじゃないですか? 3人家族とすると5万4千円になりますが、一ヶ月だと4500円となります。
 計算をする前にはとてつもない数字になるんじゃないか、と思っていましたが、これなら何とかなりそうです。古いエアコン1台を最高水準の省エネ型エアコンに替えるだけで、新しいエアコンの価格が20万として約4年分の二酸化炭素削減をしたことになります。うちには旧型のエアコンが3台あるので、4年ごとに買い替えていけば、それで目標をクリアできることになります。
 皆さんのうちでも考えればできると思います。ぜひ先手を打って温室効果ガスの削減に取り組みましょう!