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裁判員制度のPRに着ぐるみ?

2008-03-19 16:28:35 | ノンジャンル
 昨日ここで書いたキャンディーズに関する広告については、今日発売の週刊新潮に関連記事が載っていました。正確な事情が知りたい方は、そちらをご覧ください。

 さて。昨日の朝日新聞の夕刊に「裁判員制度 汗だくPR」と題する記事が載っていました。
 記事の冒頭には「市民の関心がなかなか高まらない裁判員制度について、各地の検察庁が慣れないPRを続けている。職員手作りの広報キャラクターはすでに50。汗だくで着ぐるみに入ったり、劇団を結成したり、検事正がマラソンで汗を流したり‥‥。『敷居が高い』イメージの役所が、市民との距離を縮めようと知恵を絞る。」とあります。
 実際の着ぐるみには、福岡高検が2月上旬、宮崎県で行われているプロ野球・巨人のキャンプに派遣された、愛らしく羽を動かす「サイバンインコ」、福井地検では「越前ガニ」をモデルにつくった「やるカニ」くん(「日本海で育った越前ガニのように身を引き締め、法と証拠というハサミで悪を斬っていこう」と寺脇一峰検事正)、などなど。
 これ、どう思いますか? サイバンインコが羽を動かして親子と一緒に写真に収まることが、裁判員制度のPRになっていると思いますか? そしてこんなことに年間3億2600万円も使われていいのでしょうか?
 先日の自治体のエコキャンペーンと同じですが、PRとなるとすぐに着ぐるみを作るというのは、役所の悪癖です。大企業でPRのために着ぐるみを作っているところ、ありますか? ないということは、PRのための着ぐるみというのは効果がないと知っているからです。
 もういい加減、目を覚まして下さい。着ぐるみもやめましょう。そしてもっと実効性のある方法に変えましょう。家々にPRのチラシを配るのでもいいですし、テレビCMでもいいですし、新聞広告でも構いません。とにかく福井地検の寺脇検事正が言うようなことが正論として通ってしまうことは異常です。自分たちがやっていることがいかに下らないことかを認識し、自分たちで認識できないのなら、市民にアンケートして自分たちのやっていることがいかに効果のないことなのかを認識し、民間に委託してほしいと思います。そうすれば景気の刺激策にもなり、一石二鳥だと思いますが‥‥。