gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

いとうせいこう氏、軍事政権に抗議!

2008-03-23 15:30:52 | ノンジャンル
 NHK・BS2で放送されている「コンバット」の昨晩の回に若き日のデニス・ウィーヴァーがゲスト出演しました。私たちの世代では、スピルバーグのメジャーデビュー作「激突!」の主人公もそうですが、カウボーイ姿の警官がニューヨークで活躍するテレビ番組「警部マクロード」の口ひげを生やした姿でおなじみです。「コンバット」では口にげもなく、よく見ないと分からないほど若くすがすがしい感じでした。

 さて、昨日の朝日新聞の夕刊に、いとうせいこう氏が軍事政権抗議Tシャツを発売するという記事が載っていました。
 記事を引用しますと「作家・クリエーターのいとうせいこうさん(47)が、ミャンマー(ビルマ)の民主化運動支援に乗り出した。軍事政権に抗議するTシャツをつくり、販売利益を寄付する活動を展開。イベントでも支援を訴える。行動に駆り立てたのは、僧侶の静かなデモを武力でつぶした軍政への抑えようのない怒りだという。「軍事政権の野郎、世界なめんなよ!」昨年9月末、いとうさんは自らのブログに書き込んだ。平和的な反政府デモに治安部隊が襲いかかり、丸腰の僧侶らに暴行する映像を見た直後だった。数日後、ブログを読んだ知人が「ビルマのお坊さんのTシャツをつくれないか」。この提案をブログに書き込むと、協力の申し出が相次いだ。若者に人気のブランド『アンダーカバー』が製作や販売を手がけ、通信販売の『カタログハウス』も販売に協力してくれることになった。Tシャツは僧衣と同じえんじ色で、静かに抗議する僧侶らの写真の下に『FREE BURMA』の文字。1着3990円(税込)のうち千円をノルウェーに本部がある放送局『ビルマ民主の声」に寄付する。いとうさんは『みんなが見ているんだぞ、と伝えることが軍政への圧力となり、ビルマの人たちを勇気づけることにもなる。10万枚売って、軍政の度胆を抜いてやりたい』と話す。Tシャツはカタログハウスのホームページ(http://www.cataloghouse.co.jp)などを通じて購入できる」とのことです。
 東南アジアでの僧侶の反政府行動で思い出すのは、ベトナム戦争下での反戦を訴える焼身自殺の映像です。燃え盛る体はまったく動かず、その意思の強さに心打たれました。軍事政権は突っ走り始めると、どんな残酷なことでも平気でやってのけます。チリでアジェンデ大統領らを皆殺しにしたピノチェットのクーデターもそうでした。
 日本の芸能人は政治に対するメッセージが外国に比べて少ないように思います。外国ではU2のボノを始めとして政治的発言をするアーティストは多いのですが、日本ではエイズ撲滅キャンペーンのようなものには名前を出しても、政府に対して堂々とNOと言えるひとは少ないのではないでしょうか? そうした点を考慮しても、今回のいとうせいこうさんを中心としたキャンペーンが成功してほしいと思いました。