ジェフリー・ディーヴァー推奨の小説、ドミニク・ラピエール&ラリー・コリンズ共著の「第五の騎手を読みました。
ホワイトハウスにリビアのカダフィ大佐から手紙が届きます。内容は「67年にイスラエルが新たに作った植民地から撤退すること、エルサレムの東部地帯と回教寺院地区の住民を移住させること、パレスチナ人を即刻祖国へ返す事。以上の3つが叶えられなければ、明後日の12月15日、ニューヨーク時間12時に新爆弾をニューヨークで爆発させ、この内容が公表もしくはニューヨーク市民を非難させれば、直ちにしないの破壊兵器を爆発させる」というものでした。始めはブラッフだと思っていたアメリカ大統領と側近たちは、2番目の手紙でカダフィが予告した原爆の実験が実際に行われるに至って、新爆弾とは水爆のことで、カダフィは本気だと言うことが分かります。大統領は、ソ連、リビアに水爆を作る材料となった原子炉を売ったフランス、イギリスなどの協力を得て、ことに当たりますが、世界中のテロ組織のリーダーとなっているカダフィの野望を崩すのはほとんど不可能だということに思い当たります。そこで、アメリカ大統領が出した決断とは‥‥。
というようなあらすじで、実名がバンバン出て来て、ノンフィクションを読んでいるようでした。アメリカ大統領だけが匿名でしたが、明らかにカーター大統領で、それを分かった上で読むのも一興だと思います。同時進行の形で、各国の動きが語られ、次々と難題が発生し、また次々にそれに対処する世界を巻き込んだゲームは面白さに満ちたものでした。ただ、残念なのは、描写が詳細に至り、正確を期すために登場人物もめちゃめちゃ多く、その結果2段組で450ページというとても長い小説になってしまったということです。内容が内容だけにしょうがないことかもしれませんが、最後まで読み切るにはかなりの体力が必要だということは言えると思います。
しかし、ストーリーの面白さは群を抜いているので、政治サスペンスが好きな方にはオススメです。
ホワイトハウスにリビアのカダフィ大佐から手紙が届きます。内容は「67年にイスラエルが新たに作った植民地から撤退すること、エルサレムの東部地帯と回教寺院地区の住民を移住させること、パレスチナ人を即刻祖国へ返す事。以上の3つが叶えられなければ、明後日の12月15日、ニューヨーク時間12時に新爆弾をニューヨークで爆発させ、この内容が公表もしくはニューヨーク市民を非難させれば、直ちにしないの破壊兵器を爆発させる」というものでした。始めはブラッフだと思っていたアメリカ大統領と側近たちは、2番目の手紙でカダフィが予告した原爆の実験が実際に行われるに至って、新爆弾とは水爆のことで、カダフィは本気だと言うことが分かります。大統領は、ソ連、リビアに水爆を作る材料となった原子炉を売ったフランス、イギリスなどの協力を得て、ことに当たりますが、世界中のテロ組織のリーダーとなっているカダフィの野望を崩すのはほとんど不可能だということに思い当たります。そこで、アメリカ大統領が出した決断とは‥‥。
というようなあらすじで、実名がバンバン出て来て、ノンフィクションを読んでいるようでした。アメリカ大統領だけが匿名でしたが、明らかにカーター大統領で、それを分かった上で読むのも一興だと思います。同時進行の形で、各国の動きが語られ、次々と難題が発生し、また次々にそれに対処する世界を巻き込んだゲームは面白さに満ちたものでした。ただ、残念なのは、描写が詳細に至り、正確を期すために登場人物もめちゃめちゃ多く、その結果2段組で450ページというとても長い小説になってしまったということです。内容が内容だけにしょうがないことかもしれませんが、最後まで読み切るにはかなりの体力が必要だということは言えると思います。
しかし、ストーリーの面白さは群を抜いているので、政治サスペンスが好きな方にはオススメです。