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テロの続発は、貧しい人の増加が原因

2007-11-11 15:59:50 | ノンジャンル
 このところテロが世界中で相次いでいます。イラクに留まらず、先日の元ブット首相の暗殺未遂の爆発事件、インドネシアでの観光客を狙ったテロ、スペインでの列車爆破のテロ、数え上げ出したら切りがありません。
 なぜ、こんな世の中になってしまったんでしょう? 私は貧困層の拡大がテロの多発を招いていると思います。
 アメリカでもそうですが、日本に限らず、世界中で格差の拡大が広がっていて、富みが一部の者への集中度を増し、貧困層は数の上でも質の上でも悪化していっています。これは新しい技術開発の恩恵を受けられる者と受けられない者が明確に分かれていったことが原因の一つとして考えられます。
 本当に生活が追い込まれると、当然今の社会システムへの不満が強まります。しかし政府を倒すには政府の正規軍を倒さねばならず、当然それだけの武力を民衆は持ち合わせていません。その結果、都市でのゲリラ攻撃ともいうべき一般人をも巻き込むテロ攻撃をかけ、社会システムに打撃を与えることを目的としているのではないか、と思うのです。一般人といってもインドネシアの場合は、ヴァカンスを楽しむ外国人あるいは国内の中流以上の人々を標的にしていた訳ですし、元ブット首相の暗殺未遂に関しては、物質文明の象徴であるアメリカと欧州と仲良くやっていこうとする政治家を暗殺しようとした訳で、そこにはやはり金持ちに置き去りにされた貧困層の恨みが見て取れる気がするのです。
 すべてのテロが貧困層の拡大から生まれたとは思いません。ただ、貧困層の拡大が一般人を標的としたテロの拡大の一助となっていることは言えるのではないでしょうか?
 世界での貧民層の拡大に歯止めがかかり、富裕層との格差が縮まることを祈るのみです。