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貧乏人のエコ生活

2006-12-03 16:26:46 | ノンジャンル
 先日、朝日新聞の別冊「be」の特集記事で滋賀県知事の嘉田由紀子さんのことを取り上げていました。
 彼女の目指すのは未来可能社会。大量生産、大量消費の時代は過ぎ、子どもや孫の世代に配慮し、自然の循環を考える地域社会づくりをそう呼ぶのだそうです。人やモノが持つ本来の力を引き出すこと。「人と自然への投資こそ、時代を超えた一番大事なものです。」と彼女は言っています。
 未来可能社会ということばは、持続可能性(サスティナビリティ)という言葉を連想させ、そこからは当然LOHAS(Lifestyle of health and Sustinability、日本語に訳すと「健康で持続可能性のある生活スタイル)」という言葉が連想されます。
 このロハスという言葉、最近よく目にするようになりましたが、これはつい先日まで「ソトコト」という月刊誌が商標登録をして、自由に人に使わせなかったので、一般の人々への普及率が今一つだったため、使用をオープンにした結果、いろんな企業がこの言葉を使うようになったという経緯があります。
 実は私もその「ソトコト」の読者なのですが、読んでいて感じるのは、ロハスな生活をするにはお金がかかる、ということです。エコな家の紹介などされていますが、とても貧乏人が手を出せるようなものではありません。ちょっとした小物も値段の張る物ばかり。自然のものを使ってモノを作るには手間もかかるだろうし、どうしても値段が高くなるのも分かりますが、貧乏人にもロハスな生活ができるように研究を進めてほしいものです。
 私は取りあえず、自分のできるところからやっていますが(例えば、車のエコドライブとか、消費する電気をなるべく節約するとか)、上記のような雑誌を見て、「私には関係ない世界の話だわ」とか思われる人がいなければいいと思うのですが、どうなのでしょうか?