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先生の精神疾患罹患者数、過去最高

2006-12-16 17:47:22 | ノンジャンル
 今日の朝日新聞に気になる記事が載っていました。
 昨年度中に、病気で仕事に支障が出たりして休職処分を受けた公立学校の教員は7017人で、12年連続で過去最高を更新しているというのです。このうち6割にあたる4178人は、うつ病やストレスによる神経症などの精神疾患と診断されており、この数値も過去最高になった、とのことです。
 文科省によると、病気休職者は93年度の3364人から年々増え続け、昨年度は2倍以上になり、またこのうちの精神疾患も92年度の1111人から増え続けており、4倍近くになった、としています。
 文科省は理由について、「分析はしていないが、上司、同僚との人間関係や、保護者らとの対応など職場を取り巻く環境が厳しくなっている」と語っているそうですが、果たしてそうでしょうか?
 教師が一日の仕事のうち、一番多くの時間を共有するのは生徒です。生徒とのコミュニケーションがうまくいっていれば、上司や同僚や保護者との関係から生ずるストレスも、ある程度解消されるでしょう。私は自分が塾の教師を13年やり、また精神疾患で入院までした経験を持つ者として、最大の原因は、教師と生徒の関係にあると思います。
 教師にとって一番つらいのは、授業に生徒が協力してくれなくなることです。授業を聞かない、私語をする、黒板をノートに写さない、物を投げる、席を立つ、などなど。授業妨害は、授業の準備をきちんとし、生徒に分かりやすい授業を、と心を砕く先生ほど、傷つきます。強気な先生なら、恫喝してでも生徒を静かにさせ、授業に参加させるでしょう。気の小さい先生は、目をつぶって自分の授業を聞いてくれている少数の生徒に向かって授業を続けるでしょう。
 以前、現役の小学校の先生に「授業崩壊ってあるの?」と聞くと、当然のように「ありますよ」と笑顔で答えられました。授業崩壊は、現場では少しも珍しくない現象なのです。そして、それを起こしている生徒が社会におけるマナーを教えられてきたのは、親なのです。極論かもしれませんが、教員の精神を蝕む最大の原因は、子供に社会的マナーを教えられなくなった親にある、と私は思いますが、皆さんはいかがお考えになるでしょうか?

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