自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

Wippermann connex 1011 の交換

2012年05月06日 20時37分44秒 | メンテナンス
約5,800Km走行したチェーンの交換です。


交換するのは、このロード。




Campagnolo 2000年のモデルで 10S セットですが、チェーンは
Wippermann connex 1011 を使用していました。
「connex-link」と呼ばれる接続用のコマで簡単にチェーンの脱着ができるタイプのものです。10S用では最初にリリースされたものだと思います。
カンパは、当然、純正チェーンの使用を推奨しているのですが、ショップの方の「使用に違和感ないですよ」の言葉に当初組み上げる時から使い始めました。

チェーンの交換時期は、どれくらいの走行距離で行うのがよいのか判断の難しいところです。
日頃のメンテナンス状況や乗り方によっても大きな差が出ます。
一定以上の「チェーンの伸び」が見受けられれば交換時期ともメンテナンス本に書かれていたりします。
もちろんシフトフィーリングに違和感が出れば交換が必要でしょう。
しかし、使い続けているとフィーリングの変化に気づきにくいということもあります。

試しにこのバイクのチェーンを測ってみます。




右側の爪が、プレートの間に落ちてしまうとアウト!
この状態では、交換目安の「伸びた」状態ではないでしょう。


このチェーンは脱着が簡単なので時々バイクから外してチェーンを洗ったり、こまめに注油とふき取りをするなど、それなりにメンテナンスを行ってきました。
またシフトフィーリングにも違和感は感じていません。
それでも、今回は交換することにしました。



チェーンを外してディグリーザーで洗った状態です。




よく見てみると・・・





プレート表面のメッキが随分傷んでいます。
やはり交換時期、もしかすると遅かったのかもしれません。


スプロケット側の状態も調べてみると・・・





よく使うのはロー側から4枚目、5枚目あたり。
表面に多少の使用感が出ていますが、それほど気にするほどでもなさそうです。
ちなみにロー側4枚は、チタン製。


交換するチェーンは、これまで使用してきたものと同じもの。



Wippermann connex 1011







新旧の比較をしてみました。



左が新品、右が使用済みのもの。
色が随分異なります。
色の違いは、購入時期の違いによるものかと思ったのですが、前回チェーンの残りコマと新しいチェーンを比べてみたところ同じ色でした。
使用チェーンの変色は、表面の劣化によるもののようです。


取付けは、いたって簡単です。
使用していたチェーンと同じ長さにチェーンをカットし、「connex-link」でつなぐだけ。

ここで、注意点がひとつだけあります。
それは「connex-link」の取り付け向きです。




写真のように、進行方向右側のプレートの、引掛ける穴が後ろになうように取り付けます。




交換完了の写真です。


交換後のシフトフィーリングは非常に良く、フロント アウター×スプロケット ローに入れて逆回転させてもチェーンが脱落せず、相性もいいようです。

コメント (4)
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