木曜日なので
桜井校の出番なのですが。
英語の民間試験導入が延期ということでね
先週も言いましたけど
数学と国語の記述試験も
止めた方がいいんじゃないかって。
で、新聞を見ていたら
高校生が2万4千筆の署名を集めて
新テストの導入廃止を求めて
文科省に持って行ったとのこと
ま、大臣の発言がきっかけで
大きなうねりみたいになっていますけど
前々から皆がくすぶっていたのが
燃え広がっていっただけです
ただ英語の試験延期まで持って行けたのは
良かったですよね。
完璧や公平が担保されていないものを
受けて、進路が左右されるのは
好ましくないですよね
記述試験は
採点者がアルバイトというところが
気になるといって
やたらと国会で追及している人もいますが
それは分かってない議員だなぁと。
むしろ、いっちょがみして目立ってやって、
名前を売ろうとしているようにしか見えない
別に正社員だろうがアルバイトだろうが
そういうのは関係ないと思います。
採点のプロなんて、
厳密に言えば地球上に存在していないわけですから。
教師だって
免許を持っているから教師なだけであって
そこらを歩いている
おじさんの方が勉強を教えるのが
うまかったりする場合もあるわけです。
問題は
採点基準が明確ではないし、人によってブレが出るからなのです。
じゃ
国公立の二次試験はどうなのかというと
それは校風にあった学生を取りたいという
個々の大学の基準があって、受ける人数も知れているから、
ある程度のゆとりをもたすことはＯＫだと思います。
この頃は正答を発表する大学も出てきました。
それでも
先日、九州大かどっかでもありましたが
採点ミスが生じて、
不合格を出したけど、採点し直したら合格してました
一年過ぎましたけど、どうします？
みたいな悲劇が起きたりもします。
センター試験みたいなゲートウェイみたいな
50万人やそこらが受ける
一斉試験では、基準があいまいだと
大混乱を引き起こします。
だから
示唆を与えない問題が必要なのです。
選択式が好ましいのです。
ま、さておき
なんで英語試験の延期に持って行けたのかっていう大きな要因は
多分、
18歳で選挙権が持てるようになった
という昨今の事情が非常に大きいと思いますよ
受験生とその予備軍で5,60万票はありますからね
もし選挙権がなかったら
たかが高校生風情が
みたいな感じで軽く扱われていたんじゃないかなぁ
なんて思いもします。
教育関連でもう一つ
早く決着をつけてほしいものがあります。
私立高校授業料無償化のための国の補助金。
今日も現場の先生とお話をする機会があったのですが
なかなかのグレー具合。
というか説明不足過ぎる。
だけれども
来月には出願が始まるという、そんな状況。
国の補助金いかんで、
それを補てんする形の県の補助金も動くので
もう何が何やら訳が分からん
大阪とか京都は
府県が独自にやっているもので
十分やりきっていますが
その他の県は、
たぶん奈良と似たようなことに
なっているのだろうな、と。
三者懇談も近いというのに
こういうところ、しっかりしてくれないと
非常に困るのであります
私立の授業料無償化は
入学金や施設充実費なんかはかかってきてしまうけど
授業料はかからずに
私立の充実した施設と
大学進学システムで勉強ができるという
なかなかに良い事であります
除外されている
入学金なども
進む高校によっては
成績優秀なら
その高校の出す奨学金と相殺してしまうのでタダとなります。
よって、
実質、制服代と教科書代と修学旅行積立費くらいで
環境が充実している
私立に通学できてしまう
そんな
結構、進路に影響を与えてしまうものが
今の今まで
ほったらかし、というか
説明がないのでございます
情報の感度が高い親ほど
切れまくっている教育行政でございます
幼保無償化も、いろいろと穴がありますしね
官僚が優秀じゃないのかなぁ、とか
まぁいろいろ思ってしまいますけど
とりあえず
やるならやる やらないならやらない で
はっきりさせてほしいかなぁ。
