うれし涙を見るために・・・芽育学院

みんなの《うれし涙》を見るために・・学院長がソウルする!
 《うれし涙》こうして流す。
  《うれし涙》家族で流す。

三題噺

2013-01-10 21:56:51 | カズナリ先生より


落語には、三題噺というものがあります。

これは、寄席に集まったお客さんから3つの題目を募って

落語の噺を作っていくものです。


正式には人の名前、品物、場所を取り入れることがルールのようです。

ま、

その噺家がすなる、三題噺といふものを我もブログにてしてみむとて、するなり。



さて


講師にその三題を募ったところ


正月、旅行、不幸


という三つのワードが出てきました。



えー

このままで使ってしまうと全然面白い話が浮かびません。

正月や旅行という楽しいワードで進む中、

新年や受験にふさわしい題材が『不幸』という楽しくないワードで

全て打ち消されてしまいます。


だから、こういうマイナスイメージの言葉が出てきたときは

笑い話としての不幸、として使う工夫が要ります。


正月もそのまま、正月として使ってしまうと何の面白みもないです。

自分にとってはその日を正月と思っている

とか、ひねりを加えると面白いです。



旅行も普通の旅行のことを書いてしまっては楽しくないです。

旅行も話を膨らませて、ありえないような内容にしてしまうと面白いです。


高校入試では、

1つテーマが与えられて、それについての理由を書けという問題が出ますね。

そこでは一つのテーマで、その理由だけを書けばいいのですから

いちいちひねった文章は要りません。素直に書きましょう。


大学入試では

小論文がありますよね。

一つのテーマが与えられて、それについての意見を書けという問題です。

一つのテーマが与えられて、その意見を書くということは

たった一つのテーマに関する自分の意見に説得力を持たせる為に

できるだけ多くの根拠を捜してこなくてはいけません。

この多くの根拠には、自分の身近なエピソードから世界的な話題も含めて

説得力を持たせることが必要です。



文章を書くというのは難しいですよね。

ただ、何回も訓練を繰り返すことによって

文章はうまくなってきます。練習しておきましょう。




ということで

練習として

正月、旅行、不幸についての三題噺を書いてみたらどうでしょうか。



というわけで

三題噺の重要なルールに、サゲ(落ち)をつけるというのがございます。



おあとがよろしいようで
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