我、再び駆ける。

ADV150・MT-03・4D9マジェスティなどを購入したことから、これらのバイクについて紹介していくブログです。

冬の日本海を見たくて・・・(番外編:C57 11)

2014年02月08日 | 鉄道
今回は番外編で、豊岡市中央公園で保存されている「C57 11」を紹介しましょう。ただ播但線のSLに興味が無い方は「?」でしょうから、スル~してください。(笑)
この「C57 11」は、私にとっては非常に思い出深いSLです。以前から見に行きたかったのですが、今回、やっと間近で見ることができました。

ちょうど中学生の時、播但線から蒸気機関車が消えること(無煙化)が決定し、その最後の雄姿を撮るために何度も姫路駅や播但線沿線に通いました。当時、播但線にはC11やC57が走っていましたが、その中でも目を引いたのが「C57 11」でした。珍しい赤プレートに、11番という「イレブン」であることから目を引いたのでしょう。

さらに「C57 11」は他のC57とは違う部分があります。先ずは「C57 11」の全景です。



ちなみにノーマルのC57です。



違いが分かるでしょうか。「C57 11」はSLマニアから「門鉄デフ」と呼ばれる除煙板が付いています。「門鉄デフ」とは門司鉄道管理局式デフレクターのことで、除煙板を上半分を残して切り取り、車体にアングル材で取り付けています。「門鉄デフ」のアップです。






それでは、「C57 11」赤プレートの写真をどうぞ。









こんな解説看板が設置されています。



アップでもどうぞ。私が写真を撮っていた時は豊岡機関区に所属していたことが分かります。






最後に、播但線を走る在りし日の「C57 11」です。既に引退してから42年が過ぎました。あちこち痛みが進んでいますが、今でも私の心を熱くする「C57 11」です。


コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬の日本海を見たくて・・・... | トップ | 姫路でプチ贅沢な昼食を・・・ »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Cute)
2014-02-08 12:01:19
鉄ではないのですが、
ジュンスイに、蒸気機関車は物として
格好いいなと思います。
この車両は、わたしが生まれる少し前に
引退したみたいですけど、
蒸気機関車って、あちらこちらの公園とかに
飾ってあったり、あと、アニメの銀河鉄道999でも
でてきてましたから、なんとなくなじみ深いもの
でもあります。
播但線を走ってる、この蒸気機関車を
見てみたかったです^^
イベントなどでやってくれたらいいな^^
返信する
Unknown (T2(空波とともに))
2014-02-08 14:29:22
WWⅡのドイツ戦車の「シュルツン」・・・補強鋼板・・・みたいで、素敵デスwww
返信する
Unknown (まさ)
2014-02-08 15:59:52
かなりこのSLへ強い思い入れがあるんですね^^
こうやって屋根付きで保存されているのがまだ救いですね、よく雨ざらしで設置されているのを見ると可哀相に感じます^^
返信する
Unknown (ピィ)
2014-02-08 16:27:29
たしか以前に京都の梅小路で教えていただいたのでは、
「D5系が車輪の小さいトルク型の貨物用でC6系がD系の車輪を大きくしてスピードが出るようにした客車型」
ということでしたが、C5系というのはどういうカテゴリーなんでしょう。
D5の小さい車輪のままで客車型とかかな?
返信する
Unknown (グッチ)
2014-02-08 18:33:15
ワタクシの場合は、なぜか「D51 デゴイチ」の記憶が・・・(^^)

それにしても「門司鉄道管理局式デフレクター」とは驚きデス・・・(@o@)
返信する
煙と蒸気を出す姿はまるで生き物です。 (me262a-1a)
2014-02-08 22:06:49
Cuteさん、今日、全てのものがデジタルとなっているというような中、水と石炭で動く蒸気機関車は単にノスタルジーではなく、全く別の魅力があります。さらに登り坂では、あえぎながら煙と蒸気を出す姿はまるで生き物です。

私とCuteさんとは年代の差がありますので、ご存知ないのも当然ですが、当時、姫路駅の東1番・2番ホームは播但線のホームであり、煙を出しながら出発する蒸気機関車の姿は極普通の光景でした。京口あたりは線路脇に洗濯物が干してあり、煙で真っ黒になる時もあったかと思います。

私も播但線を走る蒸気機関車の姿を見たいですが、寺前駅ぐらいしか給水と石炭補給が難しいでしょう。さらに播但線もこれだけ沿線沿いに建物が建っていると・・・福崎~寺前あたりが精一杯でしょうね。


T2さん、「門鉄デフ」のことを「シュルツン」と見られたようですね。

ここで「シュルツン」について少々解説を・・・これは戦車の砲塔や車体側面に「のれん」にように付ける外付鉄板のことですね。

主に歩兵の対戦車ライフルから守るために付けられましたが、「シュルツン」で一時的な爆発(貫通)衝撃を受けることで戦車本体の衝撃をやわらげるためです。もっともティーガーⅡ(キングタイガー)戦車のように、十分な装甲厚がある戦車には用いられませんでした。


まささん、形式で好きなのはB20とかC53なんですが、個別となれば今回のC57-11とD51-1045となります。どちらも煙を吐いて現役で走っていた姿を見たからでしょうね。

このC57は豊岡市中央公園ということで、川辺にある公園に展示されているのですが、やはり雪の多い豊岡ですから屋根を付けられたと思います。

ただ確かに屋根の無いところに置かれたSLは可哀そうですね。播磨中央公園のC56は、正にその例です。


ピィさん、コメントの内容は、SLファンがウンチクを話す嬉しい質問です。(笑)

以前に梅小路で説明させていただいたとおり、大別すると「C」は旅客用で「D」は貨物用です。ちなみにCの50番以降は、50,51,52,53,54,55,56,57,59,60,61,62です。同じようにDの50番以降は、50,51,52,60,61,62となり、CとDは一致しません。例えばD51のCはC61となります。(ボイラーが共通)

今回のC57ですが、これのDタイプはありません。旅客専用で開発されました。末期は貨物でも用いられましたが、播但線の生野峠では登坂力と牽引力が弱いため、三重連や最後尾にディーゼル機関車を補機として使う必要がありました。


グッチさん、やはり人気はD51ですね。D51にも「ナメクジ」や「スーパーナメクジ」なんて亜流もありますので、またネット検索してください。(笑)

「門鉄デフ」は根強いファンがあります。門司鉄道管理局でのカスタムモデルとも言えるでしょう。バイクでいえば、ヨシムラやモリワキモデルと同じですね。
返信する
鉄系素人ですが・・・ (ソニークロケット)
2014-02-09 21:28:59
もしかしてこれが「貴婦人」と言うのでしょうか?
C57だと埼玉県行田の本丸児童公園で見掛けた様な・・・?
違うかも!?

近所の公園の D51 405 は風雨にさらされ
かなり傷んできました。。。。

返信する
ゴツイD51と対比するSLですね。 (me262a-1a)
2014-02-09 22:22:29
ソニークロケットさん、そうです。これが「貴婦人」と呼ばれるC57です。スリムなボイラーに大径動輪と、ゴツイD51と対比するSLですね。

埼玉県行田市本丸児童公園に静態保存されているのは、「C57 26」でした。ウィキで調べると、結構、多くのC57が保存されているのが分かりますが、車番を有する(クルマでの車検有)C57は2両だけです。

SLは鉄の固まりですので、少々の雨風でも大丈夫ですが、さすがに40年も過ぎると・・・サビが浮き傷んだSLを見ると悲しくなりますね。
返信する

コメントを投稿

鉄道」カテゴリの最新記事