我、再び駆ける。

ADV150・MT-03・4D9マジェスティなどを購入したことから、これらのバイクについて紹介していくブログです。

十分に気を付けたつもりが・・・皆さんもご注意。

2022年06月25日 | 日常の出来事
先日、こんな封書が到着。

封筒の中身は後述として、先ずは事の顛末です。前回までの記事のとおり、東京行きで息子の結婚にかかる予定も決定。
そんなところで、結納の日のスカイマークの予約を取ろうとすると、何度やってもカード決済ができません。

おかしいな?で、カードのID・PWでカード会社のMyページにログインすると、ちゃんと支払い明細なども確認可能。
止む無くカード会社に「もしもし」ですが、30分ぐらい待ってやっと繋がりました。以下、カード会社のお姉さんとのやり取り。

私:Myページにログインできますが、支払いのカード決済ができません。
カード会社:大変ご迷惑をおかけしています。システム上の問題で支払いがロックされているかもしれません。お調べしますので、あらためてお電話します。


約1時間後、カード会社からの電話。
カード会社:不正な利用がありましたので、現在、カード支払いを停めています。5件ありますので、利用の確認をします。全て6/11にインターネットからの利用です。まず目薬が3万〇千円。続いてゴルフ練習券が5万〇千円。後は〇〇、△△、□□。
私:6/11といえば東京に行っていましたので、カードは全く使っていません。
カード会社:分かりました。お客様が普段お使いにならない支払いですし、一日に5件も利用がありましたので全て停止しました。ご安心ください。お客様の支払いはございません。
カード会社:何か不審なメールからログインされたり、今まで利用の無いサイトからの購入はありましたか?
私:全く記憶に無いです。フィッシング・メールに気を付けていたのですが、
カード会社:このカードについては廃止手続きに入ります。このカードから電気ガス通信代金など月々の支払いをされている場合は、支払い方法を変更してださい。新しいカードを早急に送付します。ETCカードも紐付けされていますので、新しいカード到着までご利用をお控えください。
私:はい。わかりました。


う~ん、あれほどフィッシング・メールには気を付けていたのに、この様です。いろいろ思い出すと、そういえば気になる支払いが・・・この度の東京でのホテル予約です。
予約と同時に代金をカード決済したのですが、利用の数日前に「支払い手続きが終わっていません。支払いが確認できない場合は、予約はキャンセルとなります」というメールがホテル総合予約サイトから着たのです。そこでカード番号などを入力して、支払い手続きです。

おそらく、こいつでしょう。ちなみに、このホテル総合予約サイトで検索すると、他にも被害に合われた方が少なからず・・・騙されてしまいました。(涙)

そして、遅れて封書が届いたのですが、封書の中のお手紙はこんなところ。






さらに遅れて、新しいカードが到着。au、eo光、アマゾン、Apple、Google、Huluなどなど、支払いカード変更がメチャ面倒。1時間ぐらいかけて終わりました。

こいつが、番号etcを盗まれたカード。早速、裁断してゴミ箱行きとなりました。



皆さんも、十分に気を付けられていると思いますが、あらためてご注意を。私の場合、スカイマークの予約があり自身で気が付いたのですが、カード利用の少ない方は、知らない間に多額の不正利用があるかもしれません。
最近、カード会社は支払い明細の郵送を有料化していますが、保険だと思い紙ベースの明細送付を続けることをお勧めします。
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「寿」ということで、東京です。(その2:目黒雅叙園)

2022年06月18日 | お出かけ
東京での二日目です。先ずは秋葉原駅から京浜東北線に乗って、

到着したのは、浜松町駅。手ぶらで動きたいので、キャリーバッグを駅ローカー内に置きます。



そして山手線に乗って、目黒駅に向かいます。



目黒駅で息子と合流。無料送迎バスで到着したのは、目黒雅叙園(めぐろがじょえん)です。



目黒雅叙園は、1931年(昭和6年)に「目黒雅叙園」という料亭を開業したことが始まりですが、結婚式場・ホテル・レストランなどの複合施設です。

そんなところで、内部はこんな感じ。






さらにガラス張りの、大きなカフェがあり(ちなみにコーヒ800円なり)、



江戸時代をモチーフにした、巨大な立体絵が何枚も飾られています。






この度、こちらに来たのは、息子の結婚での結納場所の候補地だからです。ですから目的は、こちらのブース。






でしたが、結納は日本料理のお店の方との打ち合わせ。こんな和室で行われるとか。



天井も鮮やか。



スタッフの方から説明を聞いた後、しばし質疑応答。結納は関東と関西で異なり、関東では結納の日に即日結納返しが行われるとか。関西での結納返しは後日が多いのですが、「へぇ~」と驚いた次第。

結局のところ、新婦さん側の意向もあるので、この時は決めことなく説明を聞いただけでした。
ちなみに、こちらでの結納は、結納品や目録などを全て用意していただけますし、当日の進行を行うスタッフの方や記念写真も付いたセットプランがあります。両家は若干の挨拶はありますが、基本的に食事をして終了です。^^

打ち合わせも終わり、送迎バスに乗ろうとすると、この日の結婚式の予定。めちゃ人気のようです。



結局、この日の夕方に息子が新婦さん側と調整し、こちらでの結納となりました。再訪が楽しみです。

再び送迎バスに乗って目黒駅に到着。目黒駅前で簡単に昼食を済ませ、息子とは解散となりました。結婚式まで調整事が多く大変ですが、自分の結婚式です。息子には頑張ってもらいましょう。

私と家内は、山手線で浜松町駅へ。そして、東京モノレールに乗って羽田空港を目指します。



羽田空港・第1ターミナル駅で降りますが、第1ターミナルは、JALとスカイマークです。私らは、スカイマークのブースで搭乗チケットの発券。






お土産物を物色していると搭乗1時間前となったので、手荷物検査を受けて22番ゲートへ。私らが搭乗するスカイマークB737が停まっていました。



前述のとおり、第1ターミナルにはJALとスカイマーク機が停まっています。



定刻から遅れましたが無事に搭乗して、スカイマークは滑走路へのタキシング。



それでは、離陸の様子を動画でどうぞ。上手く窓際の席が取れましたので撮影できました。



離陸すると、飛び立ったばかりの羽田空港が眼下に見えます。






そして、横浜上空。



黄色四角は、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)。



この後は、山々の上空を飛んでいたのですが、しばらくすると琵琶湖上空。



そして京都縦貫道が見え、まもなく中国道・山陽道が見えると加古川上空。右側は平荘湖。



この画像の中に、某ブロ友さんのご自宅が写っているはず。^^



やがて淡路島が近づき、



明石海峡大橋の上空を飛んでいます。



淡路SAをズームで撮影していると、



すぐに神戸空港着陸となりました。



到着ロビーでライズの駐車券割引サービスを受けていると、ありゃ?コンビニが無くなり川崎重工のブースです。



以前は海外モデルを含めた、分厚いKAWASAKIバイクの総合カタログ配布があったのですが無くなったのかな?です。

神戸空港からはR2の渋滞に巻き込まれましたが、何とか無事に帰宅。慌ただしく疲れた二日間でした。
この度の東京行きは観光も無く、息子の結婚関係だけで行ったところ。それでも、これも親の務め。後は9月の結納、11月の結婚式が無事に終わることを祈るばかりです。^^
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「寿」ということで、東京です。(その1:銀座での会食)

2022年06月16日 | お出かけ
6/11(土)は、ライズに乗って自宅を5時半に出発。R2~浜手BP~神戸大橋を走り、ポートアイランドへ。そして、こんなところに到着。

到着したのは神戸空港。スカイマークに乗って東京行きです。



チケットは、こんなところ。



私と家内が搭乗する、スカイマークB737が停まっていました。



定刻どおり出発。機内では、恒例のキットカットが配られます。^^



羽田空港に到着。



時間があるので、しばし休憩。待合席にはスマホ充電器が完備。100VコンセントとUSB(A)ですが、やがてはUSBはCタイプに移行するでしょう。



第1ターミナル駅から、東京モノレールでJR浜松町駅。



浜松町駅からは、京浜東北線で秋葉原駅に到着。ここで千葉に住む息子と合流。荷物をホテルに預けます。



秋葉原駅からは、山手線で有楽町駅に到着。そして歩いてスグの、銀座のこんなお店に到着。






こちらで埼玉から来られた、ご家族の方と合流して会食です。それでは料理の画像をどうぞ。さすがに銀座のお店。何もかもが上品。(^^)


















日本酒のメニュー。関西とは違う地酒がズラリ。それでも兵庫県の「奥播磨」があるのが嬉しいところ。もちろん頂きました。^^



料理の画像をご覧になればお分かりでしょうが、この度の会食は、息子の結婚相手のご両親との「両親顔合わせ会」。我家のぐ~たら息子も、ついに結婚となりました。(^^)



お相手は素敵な方で、息子にはもったいないぐらい。ご両親も温厚な方で、先ずは一安心となりました。

食後は解散となり、既に予約している結婚式場の下見。皇居が望めるホテルです。



この後はタクシーで秋葉原駅に・・・秋葉原が好きな我家です(^^)。目指すは、ヨドバシの秋葉原店(yodobashi Akiba)。



こちらでは、私の腕時計を購入。G-SHOCKですか、こいつはベーシック・タイプ。決して高価なモデルではございません。(^^)。ヨドバシは、店頭でもネット価格と同額なのが嬉しいところ。



ヨドバシの後は、近くの居酒屋に突入。






唐揚げとサラダを食べていると、



突然、こんな魚がドンと出てきてビックリ!刺身盛りをオーダーしたのですが、こんなに食べれません。^^



何のことはない、本日の入荷の鮮魚でした。刺身でも焼魚でも煮魚でも、オーダー次第で調理するという営業活動でした。(^^)

で、刺盛りですが、横に長くズラリと並んでの盛り付け。






お酒は、山崎の「播州一献」があるのが嬉しいところ。前述の銀座のお店もそうですが、躍進する兵庫県・播州の地酒です。(頑張れ!)



オーダーすると、表面張力まで入れていただきました。^^



他にも食したのですが、早朝出発のお疲れモードでしたので、早めに息子とは解散。私と家内はホテルに向かいます。

こちらが宿泊したホテル。秋葉原駅から徒歩3分という便利なところ。TV・CMで有名なアパホテルですが、可もなく不可も無くというところでした。



ホテルの前は、居酒屋のオンパレ!この雰囲気は、まるで姫路や大阪の飲み屋街(^^)。生中が90円という驚異の値段(多分、発泡酒)。後方の高架は、JR中央・総武線です。






これにて、一日目は終了。二日目は目黒に向かったのですが、画像が多くなるので「その2」に続きます。
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阪神タイガース・甲子園での交流戦です。

2022年06月11日 | 阪神タイガース
紹介するのが遅くなりましたが、6/5(日)は家内と電車に乗ってお出かけ。

元町駅で降りて早めの昼食ですが、毎度の海鮮丼ではなく他のメニューです。駅西南にはこんな飲食店が並びますが、



全国チェーンの定食屋である「やよい軒」にしましょう。



メニューは、こんなところ。先に自販機で食券を買い求めます。



チキン南蛮定食(税込760円)にしました。で、お味の方は・・・う~ん、ファミレスであるジョイフルの方をお勧めします。^^



パクパクと食べ終わり、駅前の喫煙所です。



神戸の中心街である、三宮と元町周辺には3か所しかありません。愛煙家の方は、この地図をよく覚えておきましょう。(^^)



元町からは阪神電車に乗換え、



電車到着まで待っていると、懐かしの散髪屋さんの看板。駅直結の安価な散髪屋です。そういえば、高校の友人がメトロに行っていたことを思い出した次第。当時、500円ぐらいだった記憶があります。(^^)



某駅前のイオンに到着。もう画像を見ればお分かりでしょう。この日の目的は甲子園。レプリカユニフォームを着た阪神ファンが、おにぎりや唐揚げを買い求めるために食料品売場を占拠します。^^



かくいう私も(爆)。この日は藤浪晋太郎で参戦。



この日の対戦相手は、交流戦ということで日本ハムです。



これがチケット。この日の前々日からの3連戦でしたが、チケットは完売。阪神ファンクラブの私でも、ライト側外野席を入手するのに苦労しました。



西側のイベント広場では「からあげ祭」が開催。しかし、ケンタッキーは唐揚でしょうか。素朴な疑問を感じます。^^






ライト側外野席に陣取ります。さすが、チケット完売の大入満員。



両軍の先発メンバーです。



阪神先発の伊藤投手が、外野で早くもピッチング練習。



試合開始前の、両軍監督によるメンバー表の交換となりました。日本ハムの監督は、元阪神の選手である新庄剛志(1990~2000年在籍)です。今でも、阪神ファンにとっては人気のある新庄剛志。






阪神ファンにも手を振ってのご挨拶。



新庄剛志といえば、1999年に巨人・槇原投手の敬遠球を打ったサヨナラヒットでしょう。ご存じでない若い方のために動画でどうぞ。ちなみに試合後のインタビューの最後に「明日も勝つ」と言っていますが、翌日は負けました。(^^)



始球式は、元NHKアナウンサーの有働由美子さん。筋金入りの阪神ファンだそうです。



さて、試合が始まりました。日本ハムのファンは少なめ。それでも頑張っています。



もちろん、阪神私設応援団も頑張っています。



ん?女性の私設応援団の方。何人か女性応援団はおられますが、この方は初めて。



日本ハムの先発投手は、吉田輝星。2018年の全国高校野球では、秋田県金足農業高校で「農業高校旋風」となりました。決勝戦の日は、秋田からの応援のために臨時航空便が出たぐらい。



決勝まで進みましたが、大阪桐蔭高校に大敗。しかし準決勝の近江高校との対戦では、まさかの2ランスクイズ。感動のサヨナラゲームとなりました。敗れた近江高校の選手の姿が、今も強烈に印象に残っています。



試合の経過は、大山のホームランなどで阪神が先行。



振り返ればTVカメラ。この日は朝日放送での野球中継でしたが、このカメラは甲子園の状況をオーロラビジョンに映すための、甲子園専用カメラです。



5回ぐらいからパラパラと雨が落ちてきました。雨具を着込む方が増えてきましたが、我家は暑くなるので様子眺め。



久しぶりに、売り子さんからビール購入。700円ということで高いビールですが、冷えすぎることもなく正に適温。カップには「阪神甲子園球場」と書かれています。



その後、阪神の先発の伊藤投手が集中打を浴び3点返され、阪神ファンは重苦しい雰囲気。画像に映っている清宮選手も、かって早稲田実業高校で甲子園を賑わしました。



7回裏・阪神ラッキー7の攻撃ということですが、風船上げはコロナで禁止。代わりにジェット風船が描かれたタオルを上げます。この熱心な方については内緒です。^^



結局、試合は8回裏に代打・小野寺の3ベースヒットで日本ハムを引き離し、8-3で阪神の勝利となりました。私的には昨年からの観戦3連敗が止まり、久々の勝利試合となりました。



今年度から甲子園の照明塔はパナソニックによりLED化され、勝利の後は「Victory」と表示されます。ピントは合っていない部分もありますが、動画でどうぞ。



敗れた日本ハムのファンは、阪神電車が混まない内にササッと引き揚げます。^^



グラウンドでは、ヒーローインタビューの準備が整いました。



ヒーローインタビューは、好投した伊藤投手、ホームランの大山選手、8回裏に貴重な3ベースヒットを打った小野寺選手の3人です。



それでは、阪神勝利後の六甲颪を動画でどうぞ。こちらも暗かったのか防水カメラのAFの追従が悪く、ピントが甘い部分はご容赦です。



六甲颪も歌い終わり、帰宅としましょう。出口付近では、阪神私設応援団も片付けに忙しそうでした。



それにしても、久々の阪神勝ち試合の観戦でした。今シーズンの阪神は絶不調で最下位に沈んでいますが、先週あたりから波に乗ってきたところ。優勝は無理でしょうが、3位までのAクラスの予感です。


PS.
本日から東京行きですので、コメントは閉じています。ご了承ください。^^
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靖国神社・遊就館の九七式中戦車他を観察する。

2022年06月04日 | ミリタリー
今回は3/13に訪れた、靖国神社・遊就館に展示されている九七式中戦車などを紹介しましましょう。紹介するのを、すっかり忘れていました。^^

先ずは、九七式中戦車の詳細から。空冷12気筒ディーゼルエンジンのマフラーです。左右2本出しとなっています。



57mm戦車砲と7.7mm機銃。



砲塔後方の7.7mm機銃。砲塔上部の円形の手摺のようなモノはアンテナです。



前から見ると、一般的な戦車と違い砲塔位置が右側にオフセットされています。



説明パネルです。4名乗車であることが分かります。



九七式中戦車の主なスペックです。

全長:5.55 m
全幅:2.33 m
全高:2.23 m
重量:全備15.0t
速度:38 km/h
行動距離:210km
主砲:九七式57mm戦車砲
副武装:九七式車載7.7mm機関銃×2
エンジン:空冷V型12気筒ディーゼル150hp・排気量21,720cc
乗員:4名


この九七式中戦車は、サイパンの戦いで全車を失った戦車第9連隊所属のものです。戦後、生存された戦車第9連隊の方々や関係者の努力により、日本に帰ってきました。



このため、米軍に攻撃された弾痕が残っています。






ところで戦車に詳しい方なら、例えばドイツ軍のパンサーやタイガー戦車と比べ、小さな車体で小口径の主砲と思われるでしょう。これは、そもそも戦車を用いる用法が、ドイツ軍の機甲戦車軍団とは異なるからです。

日本での戦車の役割は歩兵と共に行動し、トーチカなどに設けられた敵の機関銃陣地を突破することが目的でした。このため主砲の口径は小さく、戦車自身の装甲厚も薄いものでした。
また国内の移動時には橋梁を渡ることもあるのですが、戦前の日本国内の多くの橋は重荷重に耐える橋が少ないことや、道路や鉄道事情が悪く小型化せざるを得ないものでした。
もっとも戦争末期には、アメリカ軍のM4シャーマン戦車に対抗するため三式戦車が開発されましたが、制海権を奪われ南方の戦場に輸送することは不可能でした。

ちなみに旧日本軍の戦車は、意外にも戦後も形を変えて数多く残りました。もちろん武装は撤去されましたが、用途としては雪上運搬車や警察での装甲車です。

続いて紹介するのは、桜花特別攻撃機です。この桜花はレプリカですが、紹介しましょう。






ご覧のように、天井から吊られています。



操縦席です。



エンジン部。ロケット推進ですが、固形燃料ですので打ち上げ花火と基本的に同じです。



桜花のスペックです。ちなみに木製でした。

全長:6.066m
全幅:5.12m
全高:1.16m
自重:440kg
全重量:2270kg
速度:804km/h(急降下突撃状態の速度)
航続距離:37km(高度7,000mで投下して約60km)
武装:1200kg徹甲爆弾
エンジン:固体ロケットエンジン
出力:推力800kg×3
乗員:1名


上記のスペックで注目すべきは、速度と航続距離。さらに武装です。この桜花は敵艦に体当たりする特攻機ですが、速度は高速なれど、あまりに短い航続距離。このため一式陸上攻撃機の下面に搭載され、敵艦に近づいたところでロケットエンジンを噴射して体当たりしましたが、多くは敵艦に近づく前に母機である一式陸上攻撃機と共に撃墜されてしまいました。



それでも命中すれば、1,200kgもの爆弾。駆逐艦は真っ二つになり撃沈したそうです。

この桜花については、下記の動画をどうぞ。松本零士さん原作「戦場まんがシリーズ」をアニメ化したものです。



桜花は、決して搭乗員が生還することが無い特攻機。桜花を設計された方は、心が痛んだことでしょう。

続いて紹介するのは人間魚雷である「回天」です。こちらも桜花同様、生還することのない特攻兵器でした。



内部と操縦席です。あまりにシンプルです。






潜水艦上部から発艦した後、この小さな潜望鏡で敵艦に狙いを定め突撃しました。楠木正成の旗印が描かれています。



回天とは「天を回らし戦局を逆転させる」という意味ですが、人間が魚雷を操縦し、敵艦を攻撃せざるを得ないぐらい戦局が悪化していたことが分かります。もはや通常の潜水艦からの魚雷攻撃は、制空権・制海権を奪われ極めて困難な状況だったのでしょう。

次は、またも特攻兵器である「震洋」。合板(ベニヤ板」のボートに、トラックのエンジンを搭載したもの。船首に250kg爆薬を搭載し、敵艦に体当たりする艦艇です。






しかし当初は、必ずしも体当たりするのではなく、狙いを定めると乗員は飛び降りての生還を目指す訓練を受けていたそうです。

特攻兵器ばかりで気が滅入るので、一般兵器の紹介です。先ずは戦艦「陸奥」の副砲である14cm砲。戦艦「陸奥」は、1943年(昭和18年)6月に突然爆発事故を起こし、広島湾に沈没しました。この副砲は、戦後に引き上げられたものです。






続いて砲弾です。一番左側は、戦艦「武蔵」の46cm主砲弾。黄色四角は、日露戦争での日本海海戦の旗艦として活躍した、戦艦「三笠」の30cm主砲弾です。



これは、三年式8cm高角砲(海軍)と八八式7cm野戦高射砲(陸軍)です。どちらも、上空の敵機攻撃のために用いられた対空砲です。



最後に四式20cm噴進砲です。実際に硫黄島の戦いに用いられたロケット砲です。これは大砲ではなく、砲弾自らが推進するロケットです。沖縄戦でも用いられ、米軍に多大な損害を与えました。






以上で、大展示室に展示されている主要な兵器の紹介を終わります。おそらく、これだけ多くの旧日本軍の兵器類が展示されているのは、この遊就館だけでしょう。しかも実際に使用された兵器が展示されているので、そのリアル感は怖さすら感じます。一度、見学されることをお勧めします。
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