我、再び駆ける。

ADV150・MT-03・4D9マジェスティなどを購入したことから、これらのバイクについて紹介していくブログです。

今年最後のネタは、ADV150とライズをゴソゴソと・・・です。

2020年12月30日 | ADV150
いよいよ年末年始の休みに突入。今年最後のネタは、ADV150とライズです。先ずADV150ですが、アマゾンに発注してから40日も過ぎて中国から荷物が到着。

到着したのはサイドスタンド・エンドということで、要するに柔らかい地面でもサイドスタンドが沈まないように、接地面積を増やすパーツです。



取付前に、ボルトに緩み止めロックタイトを付けて



ADV150専用パーツということで、バッチリと取り付けられました。



以前のBW'S125ではエアダクトに当たり難儀しましたが、今回はどこにも接触せずやれやれです。^^



そのADV150ですが、年末ということで洗車。もっとも納車から1か月少々ですので、ほとんど汚れていません(雨天未走行だし)。軽く100均のモップでホコリを払って、



今回、初めてスクリーンを外しました。取付ボルトは、頭が六角なのがチト面倒。以前のプラスチック・ボルトのマジェスティとは違い金属製(ステンレス)です。こりゃ転倒時は「スクリーンが割れる→割れ方が悪ければ刃物のように切れる」なんて思ったもの。









スクリーンを外すと、こんなところ。結構、凝った構造のスクリーンの上げ下げフレーム。



スクリーンは散水でホコリを洗い流してから、再取付です。



この後、ウェット・テイッシュタイプのWAXで完了しました。



続いてライズの方ですが、初回一か月点検。オドメーターは僅か600kmでしたが、OIL交換をお願いすると、カローラ店のスタッフの方は「えっ?もう交換されるんですか」と不思議そうな表情。さらに「OILフィルターも交換してね」と話すと、驚きの表情。(^^)

う~ん、最初はフィルターも含め、早めのOIL交換と思っていたのですが、後でサービスの方にお聞きすると、最近のクルマは初回と言えども半年または5千kmぐらいまで大丈夫とのことでした。^^

点検が終わるのを待つ間、コーヒーを飲みながらヤリスクロスをジロジロと・・・やっぱり後席が狭いです。天井も低め。内装はライズよりも立派ですが、私的にはライズをお勧めします。(^^)



続いて、自分でナンバー・フレームの取り付け。トヨタ純正の方が高品質なのですが、納車後はナンバー取付ボルトの封印(赤丸)を外さないと付けれないので、カローラ店では「不可」の回答。



そんなところで用品店で購入して、自分で取り付け。但し、用品店で販売されているのは、後ろ側は右側一点留めです。取り付けには少し苦労しましたが、何とか取付完了です。

こんなところで、愛車2台の年末作業も完了です。ちなみに紹介しませんでしたが、ADV150も初回一か月点検&OIL交換を終えています。

余談として、行き付けのバイク屋の大将からの情報ですが、新しいPCX160は12/18に初入荷分の全国業界抽選があったそうです。行き付けのバイク屋には、1月に一台、2月に一台と計2台しか入荷しないようで、以降は6月の予定。
私のADV150も、私のを最後に全く入荷の見込みが無いとか。新型コロナの関係で、輸送用コンテナが港で止まっているようです。ではでは、こんなところで今年最後の記事も終了としましょう。

本年もこのブログをご覧いただきありがとうございました。来年もよろしくお願いします。


PS.
毎年開催している大蔵海岸での初日の出ですが、この度は「極寒・前日降雪」という天気予報ですので、「中止」とさせていただきます。悪しからずご了解ください。
千葉から一年ぶりに息子が帰省しますので、ステイホームでゆっくりとお正月を過ごします。(^^)
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鹿屋航空基地・資料館の零戦と二式大艇を観察する。

2020年12月26日 | ミリタリー
今回は先日の鹿児島旅行で訪れた、鹿屋航空基地・資料館の零戦と二式大艇を観察しましょう。先ずは零戦からです。この零戦は52型です。

正面からと左斜め前から、






続いて推力式単排気管。機体色も含め、排気管も正確にレストアされています。



本当は多くの油圧・電気配管が、主脚格納部に配置されていたと思いますが・・・内部も若竹色に塗られていないのが残念です。



ピトー管は明らかに現在のものです。



着艦フックと尾輪は上手くレストアされています。私は多くの零戦の実機を見ましたが、着艦フックが付いているのはこの零戦と、上野の科学博物館の零戦ぐらいです。



主翼の操縦席に乗り込むところの「足踏」のペイントは初めて見ました。「ノルナ」の注意書きは、大和ミュージアムの零戦にもペイントされています。



鹿屋航空基地・資料館の零戦は、タラップを上がれば操縦席を間近に見ることができます。



綿密に再現されていました。



後方キャノピー内に収められた、二つの赤い円形パーツは何でしょうか。



水平尾翼のトリムタブ。本来であれば「サワルナ」のペイントがあったはずです。



主翼機銃後方の「主脚確認棒」(主脚が出ているか否かの確認棒)は、大和ミュージアムの零戦同様に再現されていました。



尾灯と尾輪。尾灯は明らかに新しく作られた雰囲気。尾輪もそうですが、実機もこのようにゴム製のソリッド・タイヤでした。



零戦に搭載された中島製(現、スバル)の栄エンジン。これほどキレイにレストアされた栄エンジンは初めて見ました。



栄エンジンは空冷星形二重14気筒エンジンですが、52型以降は推力式単排気管(2in1のエキゾースト・パイプ)ということで、外観上は9本のエキゾースト・パイプ・・・これは大和ミュージアムの零戦で確認済みですが、よく見ると1気筒で1本のエキゾースト・パイプもありました。「えっ?どうして?」と頭の中が混乱したものです。^^



こんな感じで栄エンジンは別展示ですから、零戦本体にはエンジンはありません。



スピンナには、エンジンの回転方向やスピンナの取外し方向が書かれたペイントがありませんでした。



この零戦ですが、鹿児島湾から引きあがられた二機の零戦の残骸を、三菱重工の協力の下に復元されたものです。



しかしながら、この状態で引き揚げられたことから、実機というよりも再生機です。ですから、どうしても他の現存する零戦とは違う部分が見受けられるのは、仕方ないところでしょう。私的には、大和ミュージアムの零戦が一番実機に近いと思います。



それでも、タラップを上がれば操縦席を身近に見れるのが嬉しいところ。全姿を撮るには展示室が小さいのが難ですが、実際にご覧になれば満足されるでしょう。

続いて、屋外に展示されている二式大艇です。唯一現存する二式大艇ということで、とても貴重な機体です。



先ずは、二方向からの画像です。






屋外展示用に車輪が付けられていますが、二式大艇は飛行艇ということで、水上から離着水。メンテナンス以外に使うことは稀だったでしょう。



敵機に攻撃された時に用いれた銃座です。二式大艇には合計5門の20mm機関砲が搭載されていましたが、発射速度が遅く弾道が曲がる20mm機関砲で、敵機を撃墜するのは大変だったことでしょう。









銃座のアクリル板は、意外と透明度が保たれていました。プラモデルの塗装で苦労する窓枠ですが、実機はこんな感じということで参考になるでしょう。


あちこち補強され展示されていました。もはや75年以上前の機体ですので、自立できないのでしょう。さらに台風などの強風時には、エルロン(補助翼)が勝手に動いたことがあると、自衛官の方が話されていました。



操縦席の窓には、日除けのカーテンが付けられていました。機内の日焼けを防ぐためでしょう。



正面下部の、船でいう船首の部分には長いエラが付いていますが、これは波消し装置(通称:かつおぶし)です。これは1号機のテスト飛行の離水時に、波がプロペラに当たり、プロペラが曲がり離水できなかったことから付けられました。



日本では数少ない、実用となった4発大型機です。ちなみに、同じ4発大型機であるB-17爆撃機を空中戦で撃墜したという逸話もあります。



反面、飛行艇でありながら着水時には浸水し、搭乗員がバケツで汲み出したようです。現在のように優れたシール材やコーキング材が無かった時代ですから、止むを得ないところでしょう。

二式大艇は4基の火星エンジンを搭載。当時の日本での大出力エンジンでした。鳥が巣を作らないように、金網で養生されていました。



二式大艇の説明パネル。前述のように、世界で唯一現存する機体です。戦後、アメリカに運ばれテスト飛行されましたが、その素晴らしい性能に米軍は驚嘆したとか。現在の新明和飛行艇US-2の御先祖さまです。



この二式大艇は、鹿屋航空基地・資料館の前に、お台場の「船の科学館」で展示されていました。私はお台場でもじっくりと見たことがありますので、今回は2回目のご対面となりました。

自衛官の方にお聞きすると、引退した自衛隊機など他の展示機は特にメンテナンスされないものの、この二式大艇だけは定期的に塗装し、機体内部の痛みも確認するなど大事にされているようです。それでも私的には、長く保存するために屋内保管場所が必要だと思ったものです。
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ADV150の詳細とインプレです。

2020年12月19日 | ADV150
今回は鹿屋航空基地・資料館の零戦と二式大艇を紹介する予定でしたが、ボチボチと鹿児島ネタも閲覧している皆さんは飽きたでしょうから、ADV150の詳細とインプレを紹介しましょう。寒いので、全て自宅車庫内で撮影しました。^^

その前に、ADV150用のパーツを買い求めました。キジマのヘルメット・ホルダー用ワイヤーです。ADV150には、車載工具袋内にヘルメット・ホルダーワイヤーは付属されていますが、キジマのは長いので2個のヘルメットを付けることができます。(タンデムの時に便利)






それでは詳細ということで、最初にADV150の各部分を見ていきましょう。このリアサスは優秀。さすがリザーブ付。荒れた路面の段差を柔らかく受け止めます。



最初は固目でしたが、馴染んできたシート。シート表面の仕上げがやや滑りやすいですが、長距離走行でもお尻が痛くならない雰囲気。



LEDヘッドライトは、周りから見るとピカ~と光っていますが、夜間走行は意外と暗いところ。さらに照らしている部分には明暗があり、「まだら模様」となります。^^



ABS付のウェーブ形状のフロントブレーキ。ABSはフロントのみで、リアはABS無し。ガツンと効くブレーキではなく、ジワっと効くブレーキです。



以前のBW'S125(マジェS、シグナスXも同じ)よりも、はるかに給油しやすい給油口。されど「外した燃料キャップはどこに置くの?」と、一工夫欲しいところ。



シート下トランクは、やや小さめ。サイトによってはフルフェイスが入るように紹介されていますが、まず不可能。オープンタイプ(ジェット型)でも、入るのは限られます。収納できるかを確認してから、ヘルメットを購入しましょう。(^^)



見やすく死角が少ない形状のミラー。



凝った形状のタンデム用ステップ。他のパーツもそうですが、ADV150の各パーツはクオリティが高いです。



フロント左・グローブBOX内のDC電源(12V・1A)。未だ使ったことがありません(^^)。2Aであればスマホへの充電も速いのに、惜しまれるところ。



PCXもそうですが、アルミ・スイングアームに感動。親父ライダーにとっては、アルミ・スイングアームは憧れです。^^



続いて、総合的なADV150のインプレです。基本、下取りに出した原二スクーターであるBW'S125(シグナスXも同じかと)との比較になります。箇条書きで紹介すると、

1 単気筒ですから一定のドコドコ感はありますが、極めてスムーズなエンジン。エンジン音と振動で気分が高まり、走っている感はBW'S125の方が上ですが、同じように加速した場合、ADV150の方が+10km/hほど上回っています。

2 ACGスターターのエンジンは、セルを回した時の「キュル」という音が無く、いきなりエンジンが始動するのが新鮮。

3 BW'S125はやはり原付スクーターですが、ADV150は250スクーターの小型版というところ。乗り味はドッシリ感があり、ワンクラス上の乗り心地。

4 反面、コーナリングは、やや粘りがある感じ。タイヤの柔らかさと太さ(130巾)が関係しているのか、原付スクーターのようなクルクル感はありません。

5 高速走行は、90km/h巡行までが無難。100km/h超えも十分に可能ですが、エンジンのOIL量は僅か1L弱。無理は禁物です。走行車線を流して走るには問題ありません。

6 燃費は、通勤だけだと40Km/L弱。それでもBW'S125の30Km/L弱よりも向上。ガソリンタンクも6Lから8Lに増加したこともあり、給油回数が大幅に減りました。

7 スマート・キーは、やはり便利。ポケットに入れ放しでも使えます。それだけ、落とす・失くす可能性が少ないです。

最後に総括というのも僭越ですが、ADV150は他の150スクーターと比べ高価なものの、各パーツ類の品質も高く、その価値は十分にあるバイクです。前述のとおり原二スクーターの排気量UP版ではなく、250スクーターの小型版というところ。

久しぶりのHONDAバイクでしたが、とにかく決定的に悪いところがなく全てが「80点以上」です。反面、そこがHONDAバイクらしく「味気ない。面白くない」と思われる方もおられるでしょう。しかしながら、私的には「バイクって、これ一台でエエやん」と納得させるバイクだと言えます。
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鹿児島に行ってきました。(その4:知覧特攻平和会館と長崎鼻)

2020年12月15日 | お出かけ
いよいよ鹿児島も最終日となりました。荷物をまとめてホテルをチェックアウト。その後、高速のようで高速でない南薩縦貫道を走り、知覧特攻平和会館の駐車場に到着。前回の鹿屋は海軍機の特攻基地でしたが、知覧は陸軍機の特攻基地でした。どちらも、沖縄方面のアメリカ機動艦隊に向かって飛び立ったのです。

開館は9時からでしたが、15分前でも30人ぐらいの方が開館をお待ち。開館までの時間、私は正面に建つ飛行兵の銅像を撮ります。



こちらが会館の正面となります。



こちらでの目的は、唯一現存する四式戦闘機“疾風”と、特攻を描いた映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」で使われた一式戦闘機“隼”のレプリカを見るのが目的です。

最初に申し上げておきますが、非常に残念ながら四式戦闘機“疾風”も一式戦闘機“隼”も撮影不可でした(涙)。撮影できたのは海中から引き揚げられた零戦の残骸と、



紫電改の曲がったプロペラぐらいでした。



ネットでは、こんな感じで四式戦闘機“疾風”の画像がUPされていますが、撮影不可の理由が分かりません。特攻隊員の遺書や遺影なら理解できますが・・・です。



そんなところで文書だけで残念ですが、疾風は「さすがに実機!」というところでした。細かい油圧パイプの取り回しや主脚カバーの曲げなど、レプリカや再生機では再現されていないところを数多く発見できました。
隼は、とても映画用に作られたレプリカとは思えない出来栄え。鶉野飛行場のレプリカ紫電改と引けを取らないものでした。

そんなところで、画像はほとんどなく、最後に映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」の記念碑を撮って知覧を後にしました。



映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」は、下記のYouTubeをご覧ください。



それでも、こちらでGoToトラベルの地域共通クーポンを使い切りました。地域共通クーポンは紙クーポンとスマホなどの電子クーポンがありますが、電子クーポンは使えるお店が少ないので注意が必要です。



知覧を後にして、次に向かうはJR本州最南端の駅である「西大山駅」です。広大な知覧のお茶畑を抜け、



到着しました。無人駅なので閑散としているのかと思いきや、駐車場は一杯。多くの観光客が来られていました。



遠くにそびえる開聞岳を入れて西側と、東側の両面でホームの撮影。






駅名標と時刻表です。






これがJRの東西南北の端っこ駅です。^^



この標柱を入れて撮影するのが定番。撮影するのに10人待ちでした。(^^)



それでは、今回の鹿児島旅行の最後の目的地に向かいます。15時半ぐらいにレンタカーを返さないといけないので、あまり時間がありません。

最後の目的地に到着しました。こちらは浦島太郎伝説で有名な龍宮神社です。



こんな感じで、浦島太郎は乙姫さんと結婚して子供まで生まれたようですが・・・何かサザエさんの家系図みたいです。^^



ここは長崎鼻と呼ばれるところで、薩摩半島の南端となります。浦島伝説の紹介パネルです。



浦島太郎と亀の石像が置かれ、



この砂浜から、浦島太郎は亀に乗って竜宮城に向かったのでしょう。^^



こちらから開聞岳がキレイに望めます。健脚の方なら2時間ぐらいで登れるとか。標高は六甲山と同じぐらいで、1,000m弱です。



長崎鼻には灯台があります。行ってみましょう。



こちらが薩摩半島の南端となります。



ゴツゴツとして岩場で、ミニ東尋坊というところでしょうか。



灯台です。紹介パネルもありました。






帰りの新幹線の時間を考えると、ここでタイムリミット。鹿児島中央駅を目指します。途中、こちらでも見かけるジョイフル(ファミレス)で昼食を済ませ、レンタカーを返却。

そして鹿児島中央駅内でお土産や駅弁を買い求め、新幹線ホームに上がると、乗車する「みずほ」が停まっていました。行きの「さくら」とは違い姫路駅には停車しませんので、岡山駅で乗換えとなります。



最後に九州新幹線を撮って、



定刻どおり発車。ビールを飲み、鹿児島らしく「黒豚づくし弁当」をパクパク食べて熟睡。岡山駅からは「こだま」に乗り換え西明石駅まで乗車。結局、21時過ぎに帰宅となりましたが、鹿児島から4時間半ぐらいということで、やはり新幹線は速いです。



以上、4回に渡って紹介した鹿児島旅行ですが、いかがだったでしょう。3日間でレンタカーは400km少々走り、23,000歩ぐらい歩きました。(^^)
後、もう一日あれば、指宿や枕崎にも行きたかったのですが、3日間ではこれぐらいが限界。常に時間を気にしながらの、慌ただしい旅行でもありました。^^
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鹿児島に行ってきました。(その3:鹿屋航空基地資料館と雄川の滝)

2020年12月12日 | お出かけ
前日の夜は9時ぐらいから爆睡(^^)。二日目となりました。ホテルを8時ごろに出発し、先ず向かうは桜島フェリーです。この日の目的地は大隅半島ですが、鹿児島湾をグルリと廻ると時間がかかるので、フェリーで桜島に渡りシュートカットです。1,2階がクルマの積載場所という、2階積のフェリーで桜島を目指します。

客席はこんなところ。往年の「たこフェリー」を思い出しました。



出航すると、目の前には桜島。






振り返れば鹿児島の街並み。山の上の茶色い建物は城山のホテルです。






途中、桜島を出港した同型のフェリーと行き交い、



今では珍しい水中翼船も見れました。^^



桜島に上陸後、しばらく走ると有村溶岩展望所の駐車場に到着。



正に溶岩展望台の名の如く、溶岩がゴロゴロしています。^^



小高い展望台に上がると、桜島(御岳)が一望。



ズームして撮っていると、



噴煙がモクモクと上がり、なかなかの圧巻でした。



大隅半島を南下していると、この日の最初の目的地に到着。ここは海上自衛隊の「鹿屋航空基地 資料館」です。



資料館の建物は、それほど大きくありません。ちなみに入館料は無料ですが、見学には事前予約が必要です。



資料館の周りには、現役を退いた多くの海上自衛隊機が展示されていますが、






私の目的は、館内に展示されている零戦と、



屋外に展示されている、唯一現存する二式大艇ですが、この2機については、後日に「ミリタリー」のカテゴリーで詳しく紹介します。(^^)



館内には戦艦“大和”の最後となった、「坊ノ岬沖海戦」の紹介パネルが展示されていますが、






このあたりは、海上自衛隊は旧帝国海軍を引き継いでいるような気がします。

屋外にも、旧帝国海軍の九三式酸素魚雷も展示されていました。



それでは、昼食としましょう。昼食は資料館に隣接する鹿屋市の観光施設です。海軍と言えばカレーと肉じゃがですが、あえて黒毛和牛の焼肉定食。(なかなか美味しかった!)



箸袋が粋です。^^



昼食を終え、次の目的地に向かいます。ナビどおりに進むと全く道が分からなくなりましたが、結局、前からクルマが来ると避けられないような細い道を走り、目的地の「雄川の滝」の駐車場に到着。



「雄川の滝」とは、NHK大河ドラマ「西郷どん」のオープニングにも登場した青い滝です。今回の鹿児島旅行での最重要箇所です。

されど、先ほどの資料館で歩き疲れた足には、涙の1,200m看板。駐車所の方にお聞きすると、アップダウンもあるそうです。(再涙)



しかし、歩かないと滝は見れません。歩き始めると、先ほど道を間違えた橋が目に入り、



どんどんと進むと、目を奪われる青い流れ!






結局、20分ほどで滝に到着しました。正に素晴らしい青い滝でした。鹿児島まで来た甲斐がありました。



動画でもどうぞ。全画面でご覧ください。ここは超お勧めです。鹿児島に行かれたなら、ぜひ行ってください。



青い滝に超満足し、それでは帰路としましょう。最後に立ち寄ったのは「荒平天神」です。ここは引潮の時だけお参りできる神社ですが、小豆島のエンゼル・ロードに近いところです。



運よく引潮でしたので、参道も現れ鳥居も全部見えていました。満潮時だと、広島の厳島神社の鳥居のように海に浸かるそうです。



振り返ると、こんな感じ。皆さん、よくご存じなのか、駐車場は満車で多くの方が参拝に来られていました。



この後は桜島に戻り、再びフェリーで鹿児島市内へ。フェリーは30分待ちという混雑でしたが、何とか18時過ぎにはホテルに帰れました。
これで二日目も終了。最終日である三日目は知覧や長崎鼻に行ったのですが、こいつは「その4」に続きます。^^
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鹿児島に行ってきました。(その2:仙巌園と西郷隆盛洞窟)

2020年12月08日 | お出かけ
前回の嘉例川駅を見学した後、一般道を南下。やがて海となり桜島が見えました。

到着したのは「仙巌園」という、薩摩藩主である島津家の庭園です。鹿児島に観光に行かれた方なら、必ず立ち寄ると言っても過言ではない「仙巌園」です。^^






ここで見たかったのは、幕末の薩摩藩主である島津斉彬が築いた反射炉跡です。島津斉彬は外国からの脅威に対し、海からの攻撃から守るために大砲や武器を自らで作る必要があり、材料の鉄を溶かす溶鉱炉や反射炉建造に着手しました。



これが反射炉跡ですが、



解説パネルのように、燃焼室で発生した熱(熱線と燃焼ガス)を天井や壁で反射し、側方の炉床に熱を集中させることで鉄を溶かしました。幕末の頃、日本は槍や刀など小さな鉄製品を作ることができましたが、射程距離が長く破壊力の大きな鉄製の大砲を作ることは難しいものでした。そのような中、薩摩藩は反射炉を用いて大型の鉄製品を作ることができました。



それでは、後は庭園内をウォーキング。関西では終わりかけている菊人形も、南国鹿児島ではこの頃が見頃。



篤姫の菊人形かな?です。



さすがに大名の庭園。門構えが重厚です。



ところで「仙巌園」内では、NHK大河ドラマ「西郷どん」のロケも行われました。



こちらの広場では土俵が作られ、島津斉彬(渡辺謙さん)と西郷隆盛(鈴木亮平さん)が相撲を取る場面が撮影されました。






「仙巌園」内には薩摩藩の歴史を紹介する「集成館」もありましたが、内部は撮影禁止(涙)。一通り見学した後、初日最後の目的地に向かいます。

城山の山道を登り、到着したのは「西郷隆盛洞窟」です。



「西郷隆盛洞窟」とは西南戦争最後の夜、薩摩軍の本拠地となった城山の洞窟です。文字が小さいですが、パネルをご覧ください。



パネルの一部を拡大。鉄砲や大砲の攻撃に対する堡塁です。



鹿児島を出発した薩摩軍は、熊本で政府軍(帝国陸軍)と激戦(田原坂の戦い他)。その後、宮崎に転進した後、形成不利となり鹿児島に戻りましたが、城山に立てこもり最後の戦いとなりました。日本での最後の内戦と言えるでしょう。

この二つの洞窟が「西郷隆盛洞窟」ですが、当時はもっと多くの洞窟があったそうです。












薩摩軍最後の戦いは、この洞窟から私学館に向け突撃しました。途中、西郷隆盛は銃弾に倒れ自決。西郷隆盛の死を見届けた後、桐野利秋や村田新八はさらに進撃しましたが、銃弾に倒れ西郷隆盛同様に自決しました。



薩摩軍の中で注目して欲しいのは、村田新八です。村田新八は幕末では会津戦争に参戦した後、欧米視察団のメンバーに選ばれるなど外国の見分も広かったのですが、明治6年の政変で西郷隆盛が失脚し鹿児島に戻ると、後を追って鹿児島に帰ります。
西南戦争では、シルクハットにコートというスタイルで戦い、アコーデオンを携え、西南戦争中も常に持ち歩いていたそうです。

これで初日は終了。ホテルにチェックインし、夕食を求めて鹿児島中央駅前に出向くと、クリスマスのイルミが美しく。



これは「若き薩摩の群像」です。薩摩藩が慶応元年(1865年)にイギリスに派遣した、15名の留学生と4名の使節団の銅像です。



結局、夕食はホテル近くの居酒屋さん。^^



このお値段に惹かれました。(^^)



二日目は桜島と鹿屋に向かったのですが、「その3」に続きます。
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鹿児島に行ってきました。(その1:嘉例川駅)

2020年12月05日 | お出かけ
遅くなりましたが、それでは今回から11/20~22に行った鹿児島旅行の模様を紹介します。先ずは出発日ということで、JR明石駅にはこんな時間に到着。

そして西明石駅から、山陽新幹線「ひかり」に乗り込みます。



姫路駅からは九州新幹線「さくら」です。到着の模様を動画でどうぞ。



九州新幹線の「さくら」と「みずほ」は同じ車両(N700系)を使っていますが、九州産の木材を使った和の雰囲気は、東海道・山陽新幹線のN700系とは違うところです。



愛煙家にとっては嬉しい喫煙ブースもあり、



新幹線内ではWi-Fiが使えますので、とても便利です。






姫路駅から、4時間弱で鹿児島中央駅に到着。



早速、レンタカーをお借りして、九州自動車道を北上し最初の目的地を目指します。こいつが三日間お世話になった、レンタカーであるヴィッツ。エンジン音はうるさいわ、パワーは無いわ・・・帰宅してからライズに乗ると、超素晴らしいクルマだと思いました。^^



最初の目的地は、家内の御朱印のための霧島の和気神社ですが、私は少し離れた駐車場で待機。すると何か「ゴォ~」という音が・・・大きな滝(犬飼滝)が流れていました。



さらに案内看板です。日本人初の新婚旅行は坂本龍馬とお龍さんと言われていますが、この滝までお二人は来たそうです。






続いて向かうのは嘉例川駅です。駐車場から15分ぐらいで到着。正に山の中の無人駅でした。






何か静寂の中にたたずむ無人駅の雰囲気ですが、鹿児島空港が近いことから、上空にはジェット旅客機が飛んでいます。(^^)



駅舎内です。木製の待合椅子で、






もちろん木製ラッチです。



何もかもが素晴らしい駅舎です。









ホームと駅名標。






忘れずに建物財産標を撮影します。



詳細が書かれた銘板もありました。



スパイラル状の鉄の棒は、線路の切替に用いるタブレットを走行中の機関車から受け取るものですが、本来はホームに設置されます。



木製建具に真鍮の鍵、さすがに明治時代の駅舎です。



天井の筒は、石炭ストーブ用の煙突の名残りでしょう。



ちなみに嘉例川駅は、現役の駅舎です。時刻表ですが、



特急も停車します。古い駅舎見学のためにJR九州の優しい計らいです。^^



運賃表です。



ちょうど普通列車が到着しました。動画でどうぞ。



到着したのはキハ47系気動車。播但線や山陰線でも走っています。



行先表示板(サボ)もエエ感じ。



こんな感じで1時間ぐらい滞在したでしょうか。こんな駅舎ですので、もちろん「国登録有形文化財」に指定されています。



嘉例川駅の次は、旧島津家の庭園である仙厳園と西郷洞窟に向かったのですが、画像が多くなったので次回に紹介します。^^
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