【天皇賞・春】ヘデントールが追い比べ制し春の盾奪取!重賞連勝で新たな長距離王に:サンスポZBAT!
第171回天皇賞・春(4歳以上オープン、定量、G1、芝3200m)は、ダミアン・レーン騎手の1番人気ヘデントール(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)が中団のインを追走すると、直線で外から鋭く伸びて、ビザンチンドリーム(6番人気)との追い比べをアタマ差制し優勝。ダイヤモンドSに続く重賞連勝で春の盾を奪取し、新たな長距離王の座に就いた。D・レーン騎手は2023年日本ダービー(タスティエーラ)以来、約2年ぶりのJRA・G1制覇。馬主の(有)キャロットファームは8大競走完全制覇となった。タイムは3分14秒0(良)。
2着からさらに3馬身差遅れた3着に武豊騎手のショウナンラプンタ(4番人気)が入った。
ヘデントールは、父ルーラーシップ、母コルコバード、母の父ステイゴールドという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。通算成績は9戦6勝。重賞は今年のダイヤモンドS(G3)に次いで2勝目。木村哲也調教師、D・レーン騎手ともに天皇賞・春は初勝利。
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ヘデントールはダイヤモンドSからの連勝、好スタートを決めたところから道中の位置取り、折り合い、直線でしっかり伸びるところまで、全くロスのない完璧な内容での盾奪取でした。
現状、中長距離路線は王者不在の状況でしたが、3歳時の菊花賞2着からダイヤモンドS、天皇賞・春を連勝したことで、ヘデントールが(ボクシング的に言うと)暫定王者?の座に就いたと言えそうです。
ということで、今後は中距離路線の国内トップホースたちと対決していくのか、それとも海外までを視野に入れて(例えばメルボルンカップとか(^^ゞ)戦っていくのかなど、まだ4歳になったばかりの馬ですから興味が尽きません。(今日の勝ちっぷり、母系にエンドスウィープがいる血統表を見ると、中距離路線でも十分やっていけそうですし)
それにしてもキャロットファームさん、8大競争完全制覇とはスバラシイ。。広尾TCが(私が生きているうちに)それを達成するのはかなり難しいかもしれませんが(^^;)、少しでも近づけるように頑張りたい(頑張って欲しい?)です…。
**2025/5/4京都11R 天皇賞・春(G1/芝3200m)・良**
天皇賞(春)【2025年5月4日京都11R】:競馬ラボ
大阪杯がG1になって、また海外の中距離G1に挑戦する馬が多くなって、天皇賞が完全にステイヤー路線のレースになったということかもしれません。今年の出走馬は全馬長距離の実績のある馬。距離の壁に挑戦する中距離型トップホースの姿はもう見られないかも。
こうなるとステイヤー路線の充実を図る必要があると思います。秋にも古馬長距離G1が必要ですね。菊花賞の古馬解放という議論が出てきても不思議ではないような気がします(他のレースではG1格付けの取得が難しい)。
確かに秋の長距離路線は少し寂しいですよね。
ステイヤーズSをG1に…と言っても難しいでしょうし、秋天を3200mに戻すわけにもいかないし(^^;)
最近は海外G1のことも考えないといけないので難しいですね。