【セレクトセール】5億円突破!コントレイル×母・アルゼンチンG1馬が5・2億円で落札 : 日刊スポーツ
<セレクトセール2023>◇2日目◇当歳馬セッション◇11日◇北海道・苫小牧市ノーザンホースパーク
リザーブ価格5000万円からスタートしたコントレイル産駒、コンヴィクション2の23(牡)はあっという間に3億円を突破した。そこからもジワジワと値が上がっていき、この日ここまで最高額の5億2000万円での落札となった。
落札者は(株)ノースヒルズ。前田幸治代表は「一番いい馬だと思っていました。顔もバランスもいいですし、筋肉もいいです。歩かせて柔らかいです」と話した。
母はアルゼンチン産で、同国G1のフィルベルトレレナ大賞典(芝2200メートル)を勝っている。
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いやぁ、いきなり出ましたね、5億円超のコントレイル産駒!
【#セレクトセール2023】
— netkeiba (@netkeiba) July 11, 2023
究極の開業祝い―コントレイル産駒の5.2億円ホースは福永厩舎へ!「大変な重責」https://t.co/dWmq5jCH86
セレクトセール 歴代高額取引馬ベスト5
— 競馬ラボ (@keibalab) July 11, 2023
6億円 ディナシー(06年)
5億8000万円 アドマイヤビルゴ(17年)
5億2000万円 コンヴィクションⅡの23(23年)
5億1000万円 ショウナンアデイブ(20年)
4億9000万円 ザサンデーフサイチ(04年)
セレクトセール史上4頭目の5億円超えとなります。https://t.co/E5TQ4SCWty pic.twitter.com/AXRHSJvnLm
最近のセレクトセールはバブルかと見まがうほどの過熱ぶりですし、コントレイル産駒は評判がイイらしいので、それなりに高額落札馬が出ると思っていたものの、正直、コンヴィクション2の仔が5億円を楽々超えるとは驚きです。
しかも、落札したノースヒルズの前田代表は「福永調教師へ僕から最大の開業祝い。3億円くらいの予定だったけど引くに引けなくなった。セリの最中はあまり熱くならず平常心でしたけどね。福永師が見て“一番いい馬”だと言っていた」と仰ったらしく、こういう競りを見てしまうと、馬のお値段は単純じゃないよなぁ…とつくづく思い知らされます(^^;)
ちなみに木村秀則牧場から上場されたAmerican Pharoah産駒、タピタルゲインズの2023(牝)は税抜2,500万円で落札。コチラは字面的にはもっと競り上がって良い気もしましたが、セールというのはなかなか難しいものですね。
しかし、こんなにお値段が上がってしまうと、広尾TCがセレクトで馬を買うハードルはかなり高いかも。。やはり、サウスニア時代から大事にしてきた牝系をさらに発展させること(いわゆる自家生産)、あとは、適切なタイミングで繁殖目的の牝馬を(海外セールなどで)仕入れてくること、そういう作戦にならざるを得ない気がします。
幸いなことに、今はウェルシュステラ、ミスペンバリー、ハイアーラヴの後継牝馬がいますから、今のうちに次世代への布石を手抜かりなく打っていけば…と、もちろん、そんな事は百も承知の助でしょうけれど(^^ゞ
2歳新馬戦が始まって1ヶ月が経過しましたので、そろそろ種牡馬ランキングのチェックを始めたいと思います。(例によって不定期、気が向いた時だけの企画になりますけれど(^^ゞ)
**種牡馬ランキング(JRA/2歳/総合/7月9日終了時点)**(馬名赤字は新種牡馬)
7/9終了時点でダントツのトップに立っているのはモーリス。出走頭数/回数の多さはもちろん、AEIも2.03と優秀なので、最終順位6位だった昨年よりだいぶ良いすべり出しになっています。
そして、2位につけているのは何と新種牡馬スワーヴリチャード!
今年の新種牡馬で80頭以上の産駒登録があるのはレイデオロ、モーニン、ブリックスアンドモルタル、ニューイヤーズデイ、カリフォルニアクローム、サンダースノー、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードの8頭です。その中で最も注目されていたレイデオロが現在未勝利、AEI 0.33の41位と苦戦していますから、余計にこのロケットスタートは目立ちます。
まあ、リーディング争いはまだ始まったばかりですし、レイデオロ産駒についてはこれから(アスロスも含めて)注目馬が出てきますからね。近年、期待の新種牡馬はそれなりに活躍する傾向がありますので、そのうち上がっては来るでしょう。
2年目を迎える種牡馬の中ではリアルスティールが7位に健闘しています。昨年の最終順位はAEI 1.26の13位でしたから、今年はだいぶ良いスタート。広尾TCのリアルスティール産駒トゥジュールにとっても良い傾向で喜ばしいです。
3位から10位までの顔触れを見ると、ダイワメジャー、ヘニーヒューズ、キズナ、ロードカナロア、エピファネイア、ルーラーシップ、マジェスティックウォリアーと、お馴染みの名前が並んでいます。中でも3位のダイワメジャーは相変わらず2歳戦に強く、これだけ長く一戦で頑張っているのは素晴らしいです。
果たして今年はどういうリーディング争いになっていくのか、最終的にドゥラメンテが1位だった昨年の順位表も眺めて予想をしつつ、アレコレ楽しんでいきたいと思います。
**種牡馬ランキング(JRA/2歳/総合/12月28日終了時点)**(馬名赤字は新種牡馬)