テラステラは、7月16日中京10R 中京スポニチ賞(2勝C/芝1400m)に坂井瑠星騎手で出走します。
- 23.07.12 助 手 栗東坂良 1回 52.4-38.1-24.8-12.2 馬ナリ余力
- 23.07.09 助 手 栗東坂稍 1回 60.1-44.1-29.1-14.6 馬ナリ余力
- 23.07.05 助 手 栗東坂良 1回 52.8-38.3-25.2-13.0 一杯に追う
インタクト(三未勝)一杯を0.7秒追走0.1秒遅れ
◇宮内助手のコメント 「12日に坂路で併せ馬。先週もうひとつ動き切れませんでしたので、今週動かしてみました。併せた相手が動く馬でしたので目立ちにくい内容だったかと思いますが、時計自体は悪くなかったです。手前替えや息遣いなど、まだ絶好調とはいかないのかもしれませんが、古馬にまじって斤量は軽くなりますからね。2勝クラスでどれだけやれるかでしょう」
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テラステラの出走が確定しました。
レースは日曜中京10R 中京スポニチ賞で、橘S以来の芝1400m戦になります。
宮内助手のコメントによれば「手前替えや息遣いなど、まだ絶好調とはいかないのかも…」とのことですが、追い切り時計を見る限りでは、少なくとも重め残りだった先週より確実に状態が上がっていると感じますし、4歳以上が58.0kgなのに対し、コチラが55.0kgでやれるのはかなりのアドバンテージ(のハズ)ですからね。
ザッとメンバーを見渡しても、『こりゃあ強そうだなぁ… 一緒に走るのイヤだなぁ…』といった馬は見当たりませんので、たとえ絶好調でなくとも、「2勝クラスでどれだけやれるか」以上の結果を期待したいところです。
うーむ。。やはり、段々と負けたくない気持ちになってきちゃうなぁ…。もしこここをサクッと勝つようだと、この夏、さらには秋以降の楽しみがグッと増えますし。。(本当の勝負は古馬になってからだと分かっていても(^^ゞ)
**2023/7/16中京10R 中京スポニチ賞(2勝C/芝1400m)出走馬**
【栗東トレセン在厩のテラステラ:公式HP(2023/7/6更新)より】
メリタテスは、7月15日函館3R 3歳未勝利(芝1200m)に古川奈穂騎手で出走します。
- 23.07.12 古川奈 函館W重 5F 70.8-54.6-39.8-12.9(8) 馬ナリ余力
- 23.06.28 古川奈 函館W重 半哩 55.1-40.7-13.2(5) 馬ナリ余力
◇岡助手のコメント 「12日に古川奈穂騎手が騎乗してウッドチップコースで馬なり単走。中1週の競馬ですので、無理せずに行いました。先週連闘でもと考えていたぐらいですから、状態は悪くありません。馬体はいい意味で大きく変わっていませんし、飼葉もしっかりと食べてくれており、テンションも特に問題ありませんからね。何とかここで決めておきたいところです」
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メリタテスの出走が確定しました。
レースは前走と同条件の芝1200m戦ですが、どうやらメンバーレベルが前走以上ということはなさそうな感じです。(前走が同じレースだった組ではメリタテスと0.1秒差4着のマロンドレが気になるぐらい?)
そうなると、メリタテス自身の状態が問題になりますが、岡助手によれば「先週連闘でもと考えていたぐらい」とのことで、少なくとも前走並みの状態はキープしてくれていそうです。
実際、前走の直前追い切りが、半哩から『55.1-40.7-13.2(5) 馬ナリ余力』だったのに対し、今回は5Fから行って『70.8-54.6-39.8-12.9(8) 馬ナリ余力』ですから、むしろ上積みさえあるのでは?と思える時計になっています。
うーむ。。これはもうアレですよね、岡助手ならずとも『何とかここで決めておきたい!』と考えたくなりますし、きっと古川奈穂騎手もそう考えているでしょう。初対戦の馬も多いですし、正直、結果はやってみなければ分かりませんが、古川奈騎手には前走同様に積極的に勝負をしてもらい、悲願の初勝利を持ち帰って欲しいと思います!
**2023/7/15函館3R 3歳未勝利(芝1200m)出走馬**
【2023/7/2函館3R 3歳未勝利(芝1200m)でのメリタテス:公式HPより】
- 23.07.12 助 手 函館W重 5F 70.1-54.1-40.2-13.5(3) 馬ナリ余力
◇栗田調教師のコメント 「前走で不利を受けてもへこたれなかったのは偉かったです。一度実戦を使って良くなっている感じはありましたし、今週末のレースに向けて12日にウッドを馬なりで時計を出したのですが、その後より左の股関節の周囲に疲れが出てしまい、少しぎこちない歩様を見せました。将来性を感じさせる良質馬ですから、ここは無理せず大事にいきたいところ。美浦を経由していったんチャンピオンヒルズへ放牧に出し、秋競馬に備えたいと考えます」
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今週末は結構な確率で勝利が見込めると考えていただけに、目先の出走回避は残念ですが、事前に何事もなくレースを走ってしまうより良かったと思いますし、長い目で見ればこの出走回避は大きな問題にならないでしょう。
このあとはあえて北海道ではなくチャンピオンヒルズで秋に備えるとのことで、相変わらずの特別待遇(?)ぶりには栗田先生の期待の高さが見て取れますし、「将来性を感じさせる良質馬」とのコメントは素直に受け取っておこうと思います(^^ゞ
ということで、チャンピオンヒルズであれば単なる休養にはならないはずで、秋に一発回答ができるよう成長を促しつつ、フォームを含めて完成度を高めていく感じになるのでしょう。。今年の暑さは異常なので、そこは若干心配ですが、馬体減りの心配がなく、気持ちが落ち着いているタイプですからきっと乗り越えてくれるでしょう!
【2023/7/2函館5R 2歳新馬(芝1800m)でのリヤンイヴェール:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、先週同様、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、ウッドチップ坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「『夏休みにするのが勿体ないぐらいですが、また頑張ってもらうためにもここは英気を養って』と調教師。変わらずハロン16秒を上限として適度に乗っています。今のところ暑さにやられる様子はないですし、引き続き体を丸めて走ることができていますよ」
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矢作先生が「夏休みにするのが勿体ない」と仰ると、まさかの夏にサプライズ出走があるのか?と考えたくなりますが、今のところ『使いたい欲求』をグッと抑えて頂いているようなので、やはり復帰は秋ですね(^^ゞ
ただ、現時点で夏負けの兆候もフォームの崩れもないとのことなので、同じ秋でも比較的早い時期から始動できそう。まだ具体的な路線は示されていませんが、ひとつの有力な選択肢はマイルCS南部杯(10/9盛岡)だと思いますので、早めに動ける態勢が整うに越したことはありません。(ステップレースをどうするか含めて…)
ということで、バスラットレオンが休養中も好調、順調なのは間違いないようです。秋の路線についてはそのうち矢作先生にポロりして頂くとして、当面は、このひと夏でのさらなるパワーアップを期待したいと思います。
【2023/5/31浦和 さきたま杯(Jpn2/ダ1400m)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、日に60分のウォーキングマシン運動と、水冷・アイシング・レーザー照射によるケアが続けられています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今後もおよそ1ヶ月ごとに中身を覗いてみる予定。もう肉眼では分かりませんが、検査結果を見ますとまだ正常な左前に比べて右が太い状況ですので、これからはそこが落ち着いてくるのを待つ段階へと入っていきます。日々しっかりとケアにあたり、さらなる良化の後押しに努めていきたいと思います」
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症状も落ち着き、すでに「もう肉眼では分からない」ところまで回復してくれたようです。あとは検査で『完治』のお墨付きをもらうだけになりますが、そこは、日々のケアに加えて時間に解決してもらう部分も大きそうですからね。
しかし、今にして考えると、サウジ、ドバイでのレース後に春全休、さらに夏の欧州遠征を取りやめることになったのは、この秋のパンサラッサにとっては悪い話ではなかったのかもしれません。もちろん、腱鞘炎になったことはBADニュースではありましたが、ここ2、3週の近況を見ていると、秋にもうひとつかふたつ大きな仕事をしてくれる気すらしています。
もちろん、最終的には無事に種牡馬入りをしてもらわなければいけません。ロードカナロアの後継は他にもいるとは言え、パンサラッサのように成長力と身体能力に優れた馬は、環境さえ整えばきっと成功すると思いますので!
◇小泉厩舎長のコメント 「去勢とエアコンルームが後押しになっているのでしょうか。15-15を開始した後も夏バテの兆候は見て取れません。もちろんのこと油断はできませんが、昨年とは明らかに様子が異なりますからね。まだ目標云々の段階ではないものの、今後も無理のない範囲で前向きに調教を進めてみたいと考えます」
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期待していたこととは言え、去勢とエアコンルームの効果がこれほどとは考えていませんでした。昨年の今ごろは、暑さに負けて〇丸がダダ下がりだったと思うのですが、それが15-15をやっても全然ヘコタレないとは…。
もちろんこれはとても嬉しい話。「まだ目標云々の段階ではない」とは言うものの、このまま調子が上がっていって、夏後半からレースが使えるようなことになれば、あえて栗東近郊での休養を選び、エアコンと去勢で暑さを乗り切る決断をした田中克先生の大ヒット、と言って良いのではないでしょうか。(いや、既に大ヒットか…)
去勢については何でもかんでもやればイイってものじゃないでしょうが、プライムラインにはバッチリハマったのかもしれません。こうなると、ついついなるべく早い復帰を期待してしまいます(^^ゞ
【2023/4/15阪神 天満橋ステークス(3勝C/ダ1400m)でのプライムライン:公式HPより】