◇中舘調教師のコメント 「さすがに今週末の出走は見送りますが、適切な処置により後を引くようなことはなく、今日もダクだけは乗れましたからね。週末にかけてまた速めを乗れるものと思われます。単純な疲れというのも原因の一つなのかもしれませんが、精神的に少々弱いところがあり、それが影響しているようにも感じます。ひとまず今日は何ら問題がなく、飼葉も普通に食べており大丈夫そうです。今後についてはもう少し様子を見ながら改めて考えていきましょう」
-----
今週の中山に出走を予定していたセントアイヴスが腹痛のため出走回避。。東京の最終週はフレグモーネでパスをしましたし、このところ、どうにもうまくいきません。(サウジが上手くいきすぎたので、その反動かな?(^^;))
でもまあ、大事になる可能性もある腹痛が、ひと晩で綺麗に治まってくれたのであればむしろラッキーなのかも…。様子の確認は慎重に行って頂くとして、また次走に向けての準備を進められそうで良かったです。
現状、「精神的に少々弱いところがある」とのことなので、実戦経験を重ねながらタフさを身につけて欲しいところ。でも、そのためには少々のことでヘコタレない心身が必要という。。何だかニワトリとタマゴみたいですが、ここを乗り越えてこその明るい未来ですからね。今は厳しくとも、下を向かずに頑張って欲しいです!
【2023/1/5中山3R 3歳新馬(ダ1800m)のセントアイヴス:公式HPより】
Our G2 Godolphin Mile champ is back!ってコメント、親近感とリスペクトがあってイイですね(^^)
Hi 👋 again, BATHRAT LEON! 🇯🇵
— Dubai Racing Club (@RacingDubai) February 28, 2023
Our G2 Godolphin Mile champ is back, fresh from success in the 1351 Turf Sprint in Riyadh. #DWC23 @JRA_WorldRacing pic.twitter.com/jZoRSOBfyM
ところで、パンサラッサが勝ったサウジカップの(特に賞金額の(^^;))インパクトが強過ぎて、バスラットレオンの1351ターフスプリントについて語られることが少なめなのは仕方がないとして、実は、これまでマイルを主戦場としてきたバスラットレオンが、G1・3勝馬カサクリードを抑えて勝ったことは、もっと評価されてしかるべきだと思うんですよね。
振り返れば、昨年末の阪神カップで初の1400m戦に挑み、スペシャリストのダイアトニックと僅差の4着。この時はあえて逃げずに先団で折り合うカタチを取りました。が、さらに距離を縮めた1351ターフスプリントでは、まるでマイル戦のように果敢な逃げ戦法を採用、結果的にはスプリント戦でも充分に通用するスピードを見せてくれたと思います。
ちなみに1351ターフスプリントの走破タイム77.49秒(1.17.49)から推定すると、1200mはおそらく68秒半ば(1分8秒台)で通過しているだろうと思われます。キングアブドゥルアジーズの芝、コース形態の評価が難しいので単純比較はできませんが、日本より遅く欧州より速い、例えばシャティンと似たレベルのトラックだとしたら、今回、海外スプリントG1で充分勝負になる走りを見せたと言えるでしょう。実際、2着に退けたカサクリードはG1・3勝のうち2つが芝1200m戦ですし、昨年のソングラインの勝ち時計は78.00秒でしたから…
みたいなことを考えると、次のドバイではゴドルフィンマイル連覇をめざすのではなく、ゴールデンシャヒーン(G1/ダ1200m)かアルクォーツスプリント(G1/芝1200m)への挑戦を見たくなってしまうわけですが、その作戦どうですかね?? もちろん現時点で第一希望がゴドルフィンマイルなのは理解をしたうえで、1351mであれだけ完璧なレースができた今、このタイミングで真のスプリント戦への対応力を確認してみても悪くない気がしています。
昨年、アケースオブユーが1分8秒81で勝ったアルクォーツスプリントでは、先日の1351ターフスプリントで6着だったハッピーロマンスが2着でカサクリードが5着でした。文字通りのスプリント戦なので、着順がコロッと変わるのは仕方がないとして、バスラットレオンほどの実力があれば、充分勝負になる気がしちゃいます。。主催者さん、矢作先生、ダメっすかね??
一応、勝利後の会見で矢作先生は「(ゴドルフィンマイル連覇をメインに考えているが)勝っちゃったのでオーナーと相談する」と仰ってましたけど… アルクォーツスプリントだとジャスティン等と被っちゃうとか、そういう理由もあるのかなぁ… でも、坂井騎手が乗れないとか言われたら、コチラも急に弱気になっちゃっうかも…(^^ゞ
こういうことをやっていると、心ある皆さんからお叱りを受けそうでなのすが、サウジカップを勝ったパンサラッサがドバイワールドカップに出走し、そこでも好走を決めるようなら、矢作先生は米国ダート競馬の最高峰・BCクラシックを狙う可能性があるんじゃないかと勝手に心配をしておりまして、念のために下調べをしてみました。(何事においても心構えは大切…)
すると、当時は何気なく見過ごしていたこんな記事がありました。
2023年の第40回ブリーダーズカップ、サンタアニタパーク競馬場で開催へ:JRA-VAN Ver.World
記念すべき第40回目となる2023年のブリーダーズカップが、サンタアニタパーク競馬場で開催されることが現地21日に発表された。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。
全米の主要競馬場の持ち回りで行われるBCがサンタアニタパーク競馬場で開催されるのは2019年以来。23年の11月3日と4日に渡って開催される第40回では14のG1レースが実施され、賞金総額は3100万ドル(約42億6000万円)に達する。また過去の実績から同競馬場の位置する南カリフォルニアには1億ドル(約137億5000万円)近い経済効果が予想されている。
BCのD.フレミングCEOは「サンタアニタパークはBCの歴史で重要な位置を占めており、記念すべき第40回の開催地にこの上なくふさわしい」とコメントした。サンタアニタパーク競馬場(競馬場・コース紹介)アメリカ競馬:JRA
なるほど、なるほど…。
今年のブリーダーズカップは西海岸、南カリフォルニアのサンタアニタパークで開催されるんですね。。そう言えば、矢作先生がどこかで「ブリーダーズカップを本気で狙うなら西海岸開催年がイイ」と仰っていた(書いていた?)気もします。確かに、広~いアメリカを横断して東海岸まで行くのと西海岸まででOKなのとでは、全然負担が違いそうですよね。
ただし、開催が11/3、4だとすると10月末の天皇賞ともろカブリなので、もしもBCクラシックを狙うなら、秋天で昨年のリベンジ作戦を諦めることになりますし、もちろん(何故か出れば楽勝と思われている(^^ゞ)コックスプレート(11月末に開催時期変更との噂もありましたが、今のところ10月後半開催が濃厚)に出走するのも無理になります。
ちなみに賞金の話をしますと、天皇賞・秋を勝つと2億円、コックスプレートなら約2億7千万円。BCクラシックはさすがに豪勢で約4億円以上になりますが、その分、遠征費用もかさみますしリスクも大きくなります。でも、高額賞金ゲットが使命の一つである(?)チーム矢作なら、この賞金は充分にBCクラシックをめざすモチベーションになりそうです。(そもそも5着で2400万円も頂けるなら、パンサラッサが普通に走れば遠征代は何とかなっちゃうのかも(^^ゞ)
2022 BCクラシック(G1/ダート10ハロン)賞金額
総額:600万米ドル(約8億1000万円)
1着:312万米ドル(約4億2000万円)
2着:102万米ドル
3着:54万米ドル
4着:30万米ドル
5着:18万米ドル(約2400万円)
6着:12万米ドル
7~10着:6万米ドル(約800万円)
賞金の話はさて置くとして、そもそもBCクラシックで勝負になるのか?ということですが、それはやってみなければわかないので何とも言えません。でも、昨年のフライトラインのような真の化け物さえ出て来なければ、おそらく相手はカントリーグラマー級になるはずですからね。普通の日本馬であれば、『テンから飛ばしてスピードを競い、ゴール前は100%底力&根性勝負』となる米国競馬への対応が心配ですが、パンサラッサの場合は米国馬が面食らうほどそのパターンが得意ときていて…。
ちなみに、過去にサンタアニタパークで行われたBCクラシックがどんな競馬だったのか、あのアロゲートが勝った2016年のクラシックとヴィーノロッソが勝った2019年のクラシックの動画がありましたので載せておきます。
うーむ。。さすがに皆さん速いし最初から飛ばしますね。。0-800mは47秒台で、サウジカップと比べるとそれほどでもない気もしますが、サンタアニタパークでは1~2角で減速してから半哩を通過するので、キングアブドゥルアジーズとは全く条件が違います。ただ、各馬の動きを見る限りでは、270mしかない直線に入るまでに先頭に立つか、少なくともすぐ後ろにいないと勝負にはならなそう…。4角というより3角までに前にいるのが必要条件ならば、そりゃあ、ハナから飛ばして前に行きたくなりますよね。
何と言いますか、『それこそまさにパンサラッサ向きのレース』とも言えそうですが、果たして本当にそうなのか?と聞かれると自信はないかも。。でも、何気にパンサラッサは左回りのコーナリングが上手いですし、むしろこういう消耗戦こそ自分の土俵なわけですから、『自信はないけどビビる必要も全くなし!』といったところかもしれません。
せっかくなので、2016/2019年のBCクラシックと先日のサウジカップのラップタイムも並べておきます。
2016 BCクラシック(G1/ダ10ハロン)
0-0400m 23.28
0-0800m 47.15
0-1200m 70.96(1.10.96)
0-2000m 120.11(2.00.11)
2019 BCクラシック(G1/ダ10ハロン)
0-0400m 23.09
0-0800m 47.16
0-1200m 70.71(1.10.71)
0-2000m 122.80(2.02.80)
2023 サウジカップ(G1/ダ1800m)
0-0400m 23.77
0-0800m 45.85
0-1200m 71.17(1.11.17)
0-1600m 96.66(1.36.66)
0-1800m 110.80(1.50.80)
0-400mを23秒台で入って0-800mが47秒そこそこ。ちょっと記憶が曖昧ながら、米国競馬も助走区間のタイムを取らないはずですし、(おそらくキングアブドゥルアジーズよりかなり時計が出やすい)サンタアニタパークの時計と考えれば、パンサラッサがビビるほど速くはないのでしょう。少なくとも1~2角の減速区間で息が入れられるのも、2000mを走り切る上ではプラスな気がします。(両レースともに、ラップタイム表示時に『SLOW』と出ていたのが気になりますけれど(^^;))
それに、2016年に死闘を演じたアロゲートとカリフォルニアクロームなどは、BCクラシックを盛り上げてきた馬たちの中でもトップクラスの実力馬、ぶっちゃけカントリーグラマーより強そうな気がしますし、この動画・ラップだけを見て緊張する必要はないだろうとも思います。(フライトラインさえいなけりゃあとは誤差の範囲!は言い過ぎか…)
いや、次走がドバイターフかワールドカップかも決まっていないのに、これ以上先回りして心配しても仕方がありませんね。ただ、ドバイワールドカップの内容次第でパンサラッサにBCクラシック挑戦の可能性が出てくること、そして、それは『夢物語』と簡単に片づけられない程度に現実味があること、そんな覚悟は(何となく)しておこうと思います。
正直なところ、個人的には凱旋門賞はエルコンドルパサーやナカヤマフェスタ、オルフェーヴルの好走例もあり、もっと早くに勝っているはずだったんですよね。。そして、凱旋門賞を獲ったあと、最後まで日本馬を拒絶する『世界最強馬決定G1競走』はBCクラシックになるだろうと…。おそらく矢作先生も(世代的に?)BCクラシックを欧州における凱旋門賞と同じ位置付けと考えておられるでしょうし、もしもこの大レースを勝つチャンスがあるのなら、全く躊躇せずに挑戦するんじゃないかと思います。
あとはオーナーサイドとの相談ですが。。どうでしょう、世界最高賞金のサウジカップを勝った今、矢作先生から『BCで真の世界一をめざしたい』と言われて、それを拒絶するほどの気合いと根性があるかどうか…。あくまでドバイワールドカップの内容が良ければの話とは言え、何だか秋のBC挑戦が既定路線のような気すらしてきました(^^ゞ
難しい話はこの辺にしまして、下のツイートでは身体を洗ってもらって気持ち良さそうなパンサラッサが見られます。こんなのを見ると、パンサラッサが無事であることが第一、何ならいつ引退種牡馬入りしてもOKですよ♪ と思ってしまいますね。
そして、パンサラッサ誕生日おめでとう!(^^)
Unseen footage of @thesaudicup champ PANTHALASSA パンサラッサ getting pampered after his big win... 🚿👀@JRA_WorldRacing | #競馬 | #サウジカップ | #パンサラッサ | #TheSaudiCup pic.twitter.com/VEeqnZagfP
— World Horse Racing (@WHR) February 27, 2023
さらに話は変わりますが、World Horse Racingさんは、ドバイ入りしたカントリーグラマー&デットーリさんが、パンサラッサ&吉田豊騎手へのリベンジを虎視眈々と狙っている…と思っているようです。パンサラッサがターフに出るなんて1ミリも考えていないようですが、まあ、コチラとしては『上等じゃねえか、来るなら来てみろ!返り討ちだ!!』的な感じですかね(^^ゞ
COUNTRY GRAMMER is BACK 🇦🇪
— World Horse Racing (@WHR) February 28, 2023
Can the defending Dubai World Cup champion join Thunder Snow as a two-time winner? @ChaseChamberlin @ZedanRacing
A rematch with PANTHALASSA looms!
📽️ @RacingDubai pic.twitter.com/LOMK4S1pna
先週、(つまりバスラットレオンとパンサラッサがサウジで大暴れをする前)『昔ながらって悪くないよなぁ(^^) @宍戸ヒルズCC&内原CC・茨城』という記事を書いておりまして、その中でゴルフ場ランチを紹介しました。
その続きというわけではないですが、今日は宍戸ヒルズCCでプレーしたあとの夕食、ある意味ゴルフ合宿初日のメインイベントだった、大洗の名店・味処大森さんで食べたアンコウ鍋の紹介です。
アンコウ鍋といえば、昨年も大森さんで存分に堪能しておりまして、その時の模様は『西のふぐ東のアンコウ、私は東のアンコウ派です(^^ゞ』で紹介させてもらいました。そして、今年は昨年食べたどぶ汁のアンコウ鍋ではなく、大森さん特製合わせ味噌で食べる『どぶ汁鍋より少しあっさりしたアンコウ鍋』を試してきましたので、興味のある方は見比べてみてください。
ということで、まずは生ビールからスタートです。
こちらはアンコウ鍋会席コースのトップバッター、煮合です。身や皮を特製味噌で煮詰めてある珍味系の逸品で、お酒のアテとして抜群なのはもちろん、これで焼きおにぎりとか食べたら最高だろうなぁと思いました。
言わずと知れたあん肝です。
何と言いますか、トロッとした舌触りは東京の居酒屋などで食べる肝とは大違い、まさに、アンコウを捌いてそのまま蒸したものを食べるとこうなるんだ!という驚きを感じることができちゃいます。
こちらはコース外で頼んだイワシの刺身です。
これ、ホントにイワシですか?と聞きたくなるぐらい、大森さんのイワシは甘い脂がノリノリで、これはコースになくても絶対に食べた方が良いですね。。何しろ大森さんは、本来、いわし料理のお店ですからっ( ・`ー・')キリッ
このあたりからは、当然のように日本酒タイムに。。シメの一杯として焼酎ロックを飲むまで、この日はずーーーーっと日本酒を飲んでしまいました。(だって、美味しかったんですもの(^^;))
アンコウの様々な部位(身、皮、肝、卵巣など)を湯引きしたものです。
肝を溶かし込んだ特製酢味噌で頂きました(^^)
ここでようやく、メインのアンコウ鍋が登場します。どぶ汁系の鍋だと、まず肝をフライパンで焼いて云々かんぬんの作業があるのですが、特製あわせ味噌ベースの鍋は火をつけるだけなので簡単です。
鍋ができ上がるまでの間、大好きなアンコウの唐揚げと、
コース外ながら別注したイカの刺身で日本酒を嗜みます。
しかし、唐揚げにするとフグも美味しいですけれど、やはりアンコウの唐揚げは格別ですね。これは好みの問題なので、どちがどうとは言えませんが、個人的には身も皮もとても美味しく頂けるアンコウの方が好きかもしれません。
みたいなことを考えているうちに、アンコウ鍋が大体完成してきます!
肝や身が美味しいのは当たり前ですが…
プルンプルンの皮や食感が楽しい軟骨、さらにはお出汁を吸った野菜の美味しさも特筆ものです!
そして、あらかた具材をやっつけたら、あとはもう究極の雑炊を待つばかり(^^)
いやいや、『これはもう反則でしょ!』というぐらい、あるいは、『今まで鍋を食べてきたのは、こいつを作るための前工程でしかなかったのでは?』と思ってしまうぐらい、この雑炊の美味しさは半端ないものでした。
どぶ汁の鍋も良いけれど、合わせ味噌の鍋も全然イケちゃいますねぇ…
最後はさっぱりと柚子のシャーベットで。内緒ですが、焼酎ロックとよく合いました(^^)
年に一度は食べたくなる大森さんのアンコウ鍋は、確か3月までの期間限定だったと思います。ただし、それ以外の時季には本来の売りであるイワシ料理がありますので、結局、どうしても年に二回行きたくなってしまうお店です。
まあ、我々チームが大森さんに行く時はゴルフとセットな関係上、必然的に悪いこと(?)が頭をよぎるヒマもなく、楽しく食べて飲んで翌日のゴルフに備えるという、非常に健康的なひと時を過ごせるのも魅力なんですよね(^^)
いい歳をして、こんな遊びをいつまで続けられるかは分かりませんが、6歳にして益々血気盛んなパンサラッサを見習いつつ、常に前だけを見据えて逞しく進んでいきたいと思います!(ホントに勇気をもらってるなぁ…)
味処 大森
茨城県東茨城郡大洗町磯浜町3152-1
029-267-4060