テラステラは、3月18日(土)中京11R ファルコンS(G3・芝1400m)に坂井瑠星騎手で出走します。
- 23.03.15 助 手 栗東坂良 1回 51.7-38.1-24.9-12.4 一杯に追う
- 23.03.12 助 手 栗東坂良 1回 54.1-38.8-24.9-12.5 馬ナリ余力
- 23.03.09 坂井瑠 栗CW良 7F 97.2-81.2-66.2-52.1-37.9-11.9(6) 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「先週の段階では少々乗りやす過ぎる感じでしたが、調教を進めることで前進気勢が出始め、15日の坂路では気合いをつけて活発に良い動きを見せてくれました。これで良い頃の雰囲気に戻りましたし、重賞に挑戦するにあたって抜かりなく仕上げられたかと思います。あとは決め手といった点でどうか。この先につながる内容を期待したいですね」
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テラステラのファルコンS出走が確定しました。
最終追い切りは栗東坂路を51.7-38.1-24.9-12.4秒(一杯と言うより末強め)。全体時計は自己ベストを更新していますし、JRAさんの動画を見る限りでは、一週前のCW81.2-66.2-52.1-37.9-11.9秒の時よりさらに素軽さが出ていたように感じました。正直、最終追いはもう少し軽めになるかと思っていたのですが、矢作先生のコメントを見ると、どうやら『(一週前追い切りの動きを踏まえたうえで)あえて1400m重賞で勝負になるように仕上げた』ということのようですね。
当然ながら、そのあたりについては坂井騎手を含めた厩舎サイドにお任せですが、少なくともこれだけやれるのは状態が良い証拠でしょうし、『まだこの馬には上がある』という陣営の期待が表れた追い切りだったのかな?とも思います。
矢作先生は「あとは決め手といった点でどうか。この先につながる内容を期待したい」とも仰っていて、要するに、テラステラはまだ完成前であり、前で勝負をするにしろ後ろから行くにしろ、重賞出走メンバーを捻じ伏せるだけの決め手は持っていない…ということでしょう。これはまあ、当然そうだと言いますか、例えば大先輩のパンサラッサだって3歳春のこの時季には1勝しかしておらず、決め手とか何とか言ってる場合じゃなかったですからね(^^ゞ
今のテラステラにとって重要なのは、おそらく「この先につながる内容」の方ですから、あまり目先の着順に一喜一憂することなく応援したいと思います。。でも、普通に実力を出せばソコソコ以上にやれちゃう気も…。いや、とにかく過度なスケベ根性は封印のうえ、初心に戻ってしっかり応援したいと思います!
**2023/3/18中京11R ファルコンステークス(G3/芝1400m)出走馬**
サンスポZBAT!さんが記事にしてくれている通り、今や広尾レース所有で矢作厩舎の管理と言えば、それだけで『オッ!?』と思わせるスペシャルな組み合わせ。。だからと言ってすべての馬が強くなるわけではないものの、せっかく注目してもらっているなら、できるだけ期待に応えたいですからね。重賞を勝つのは簡単ではないですが、是非とも良いレースをして欲しいと思います!
【ファルコンS】〝世界の矢作〟厩舎の先輩たちに続け!3歳馬による短距離重賞の注目点:サンスポZBAT!
重賞初挑戦 広尾レースの所有馬テラステラ
未勝利戦→万両賞を連勝したテラステラ(牡、栗東・矢作芳人厩舎)は、ファルコンSが重賞初挑戦となる。同馬は父モーリス、母ステラリードという血統で、広尾レース(株)の所有馬だ。矢作芳人調教師が管理する広尾レース(株)所有の現役馬には、海外G1で2勝を挙げているパンサラッサ、海外重賞2勝のバスラットレオン、テラステラの半兄で、2021年の京王杯2歳S勝ち馬のキングエルメスがいるが、テラステラも重賞タイトルを手にすることができるかどうか。なお、同馬には前走に続き坂井瑠星騎手が騎乗する予定だ。
なお、万両賞は1987年を最後に長らく実施されなかったが、2012年から再び実施されており、 2013年以降は阪神・芝1400メートル戦で定着している(※2020年は実施されず)。同レースの勝ち馬からは国内外でG1・6勝を挙げたモーリスを筆頭に4頭がその後JRA重賞を制しており、2014年の万両賞勝ち馬タガノアザガルは翌年にファルコンSを制している。
万両賞を制したテラステラ Photo by ZBAT!競馬
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは週1~2回の速めを順調に消化。16日の栗東トレセン帰厩が予定されています。
◇小泉厩舎長のコメント 「良い時の可動域よりも小さかったり、課題の緩さが目立ったりと少し時間を要しましたが、ショックウェーブやインディバでフォローしていくうちに、先週ぐらいからスーッとしっかり動けるようになりましたからね。15日朝は半マイル54秒7で登坂。文句のない走りだったと思います」
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疲労回復にいつもより時間が掛かっていたキングエルメスですが、先週の近況でダービー卿CT(4/1中山)への目標前倒しがアナウンスされ、まるで馬がそれを察知したかのように状態が上がってきたようです。
もちろんそれは、(ショックウェーブやインディバの活用に限らず)チャンピオンヒルズさんの丁寧な仕事のお陰なわけですが、それにしても小泉厩舎長に「半マイル54秒7で登坂、文句のない走りだった」と言われると非常に心強く感じます。
広尾TCで矢作厩舎というと、パンサラッサとバスラットレオンの活躍が強烈すぎて、どうしても本馬の影は薄まりがちなのですが、実は全然そんなことはなく、先日の睦月S勝ちで総賞金は早くも1億円を超えていますからね。さすがにパンサラッサに並ぶのは大変すが、この4歳シーズンの過ごし方次第では、バスラットレオン先輩に近づく可能性だってあると思います。
そして、その大いなる挑戦の第一歩をダービー卿CTで踏み出せるかどうか…。
何となく中山コースが得意と思えないフシはあるものの、いずれ大きな活躍をめざそうとする馬が、やる前から細かい条件をゴチャゴチャ言うのもアレですからね。。まずは良い準備をして良い状態でレースに臨み、キングエルメスここにあり!を示して欲しいです。そうしないと、このままパンサラッサとバスラットレオンに置いて行かれ、後輩のテラステラに突き上げを喰らい、頑張っている割に目立てないキャラになってしまうかもしれませんからね(^^;)
【2023/1/21中京 睦月ステークス(OP/芝1600m)でのキングエルメス:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、フェルトダート坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。先週末より、速めも織り交ぜ乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「先週末、左の股関節周辺にショックウェーブ放射を行い、硬さがひどくならないよう事前にフォロー。半マイル57秒を少し切るくらいのところも登坂しています。とにかく疲れを溜めないように注意しながら速めの本数をこなし、次に向けての態勢を整えていきたいですね」
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結局、3/19の鳴門Sには全然間に合いませんでしたので、次なる目安は4/15阪神の天満橋Sに間に合うかどうか…。「とにかく疲れを溜めないように…」とのコメント見ると不安になりますが、何とか乗り越えてもらうしかありません。
それに、東京ではすでに桜が開花するなど、今年は一気に暖かくなる可能性が高そうで、暑くならないうちにあと何回使えるかも心配になってきます。(心配してもどうにもならないので、心配するだけ損なのですが(^^;))
いずれにしても、状態が良くない時に無理をさせてはいけません。次回以降の近況で『調子が上がってきた…』的なコメントが聞けることを楽しみに、あとしばらくはジッと我慢で過ごしたいと思いますm(_ _)m
【2023/2/18阪神10R 播磨ステークス(3勝C/ダ1400m)でのプライムライン:公式HPより】