メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Rush の time machine(DVD)

2012-02-01 23:24:15 | メロディック・ハード
カナダが誇る、プログレッシヴ・メタル・バンドのライブDVD。
2011のカナダのClevelandでの演奏が収録されている。

『タイム・マシーン・ツアー 2011』と銘打ってるだけあって、1980年前後の曲が多く演奏されている。

特筆すべきは、Set Twoの頭から始まる一連の曲達。
これが、名作『Moving Pictures』から全曲、曲順通り演奏しているのだ。
Tom Sawer~Red Barchetta~YYZ~Limelight この辺りは、Rushファンなら誰でも耳タコで聴いているだろう。
その複雑であり、メロディアスな楽曲が見事に再現されている。
聴きながら様々な思いが溢れてきて、胸が熱くなる。

観客も、中年オヤジが多く、メンバーと共にエアギター、エアベース、エアドラムをする。
とても楽しそうなのがいい。
私も彼らの演奏を聴いて、勝手にエアドラムをしたい!!

ちょっと残念なのは、ゲディ・リーのボーカル…ハイトーンがパワーダウンしていることだ。
声量が減った気がする。
それを補うためか、高音だけ力を入れて歌っていて不自然だ。
が、50代半ばを過ぎているだろうと思える年齢で、これだけのハイトーンをぶっ通しで歌えるのは驚異的。
音を下げずに歌ってるのも立派。
演奏は、相変わらずのCDの再現そのものである。
複雑で緻密で変リズム当たり前。それなのに、一糸乱れない。
その辺のコンビネーションが、キャリアなんだろう。

“YYZ”はもちろん素晴らしいが、同じインストの“Leave That Thing Alone”も素晴らしい。

メンバー3人とも重量級になってしまい、むしろアレックスがすっきり見えるのが不思議だ。
ゲディ・リーの横向きが…(汗)


オマケ映像がついていた。
“Need Some Love”“Anthem”だ。
初期の頃の楽曲は、Zepからの影響が濃く、シンプルであまり好きじゃないが、
王子のようなゲディ・リーと、中性的で恥じらいの見えるアレックスが素敵。
ルックスだけで、もうオッケーだ。
それと、当時のゲディ・リーのどこまでもハイトーンのキンキン声(褒め言葉)に驚いた。
これはお宝映像だ。


今回は、ブルーレイを買ってみた。
そのおかげなのが、音が歪まず画面がキレイでとても良かった。