Rhapsody Of Fireと改名した、イタリアの元祖シンフォメタルバンドの7枚目のフルアルバム。
エメラルド・ソードの物語だった5作目までは、ドラマティック+パワーメタル+スピード+シンフォニックがうまく融合して、私は一生Rhapsodyについて行こうと決意したものだが、6作目からちょっとぐらついている。
6作目からの新シリーズは、相も変わらずモンスター達との格闘物語だが、スピードやメタル度が減退していた。
代わりにファーストにもあったトラッドっぽさが復活し、緊迫感が薄れていった。
この7作目は、それがさらに顕著になった。
全体的におとなしく、地味だ。
血湧き肉踊るような高揚感がなくなった。
これは後退でしかない。
よくよく聴くと、生オーケストラを使ったり、静かなギターの調べはそれなりに魅力的だ。
だが、Rhapsodyを好きになったのは、アキレスのスピーディなドラムに乗って、ルカの高速ギターがうなり、アレックスのオーケストレーションの美しさと、ファビオの美しい高音の見事なボーカルとシャウトだろう。
さらにやりすぎとも思える、展開の多い、泣き所満載のメロディと、装飾過多のこってり感、涙を誘う哀愁も彩を添えて、1枚聴き終わる頃にはぐったりするほどの音の洪水であったはずだ。
それらのサクセスパターンを追いやって、ミディアムテンポが多く、起伏のない同じようなサウンドを聴かされるのはツラい。
実際、このところ寝不足気味の私は、7~9曲目くらいではいつも寝てた。
もしかしたら、音楽的に芸術作品になれるように、普遍的なサウンドを目指したのかも知れないけど、クラシックなんてどうでもいいから、もっとメタルをやってほしい!
メタルをやってこそのRhapsodyなのだ!!
個別には、いい曲もあるんだけど、全体的にまとまった時に、ワッと迫り来るものがない。
“Son Of Pain”は、“Lamento Eroico”に匹敵するバラードなんだけどなぁ~。ファビオのボーカルはまさに円熟の境地に達してるだけに、もったいない。
多分、サウンドの変化は、Rhapsodyが成功したことによって生オーケストラを使えるようになり、オーケストラを前に出した結果、彼らのサウンドが引きずられたんだと思う。
いっそのこと失敗して、生オーケストラをシンセやギターに戻しちゃえ!
(なんつ~感想だ)
日本盤ボーナストラックは、なかなかメタルちっくでいい。
エメラルド・ソードの物語だった5作目までは、ドラマティック+パワーメタル+スピード+シンフォニックがうまく融合して、私は一生Rhapsodyについて行こうと決意したものだが、6作目からちょっとぐらついている。
6作目からの新シリーズは、相も変わらずモンスター達との格闘物語だが、スピードやメタル度が減退していた。
代わりにファーストにもあったトラッドっぽさが復活し、緊迫感が薄れていった。
この7作目は、それがさらに顕著になった。
全体的におとなしく、地味だ。
血湧き肉踊るような高揚感がなくなった。
これは後退でしかない。
よくよく聴くと、生オーケストラを使ったり、静かなギターの調べはそれなりに魅力的だ。
だが、Rhapsodyを好きになったのは、アキレスのスピーディなドラムに乗って、ルカの高速ギターがうなり、アレックスのオーケストレーションの美しさと、ファビオの美しい高音の見事なボーカルとシャウトだろう。
さらにやりすぎとも思える、展開の多い、泣き所満載のメロディと、装飾過多のこってり感、涙を誘う哀愁も彩を添えて、1枚聴き終わる頃にはぐったりするほどの音の洪水であったはずだ。
それらのサクセスパターンを追いやって、ミディアムテンポが多く、起伏のない同じようなサウンドを聴かされるのはツラい。
実際、このところ寝不足気味の私は、7~9曲目くらいではいつも寝てた。
もしかしたら、音楽的に芸術作品になれるように、普遍的なサウンドを目指したのかも知れないけど、クラシックなんてどうでもいいから、もっとメタルをやってほしい!
メタルをやってこそのRhapsodyなのだ!!
個別には、いい曲もあるんだけど、全体的にまとまった時に、ワッと迫り来るものがない。
“Son Of Pain”は、“Lamento Eroico”に匹敵するバラードなんだけどなぁ~。ファビオのボーカルはまさに円熟の境地に達してるだけに、もったいない。
多分、サウンドの変化は、Rhapsodyが成功したことによって生オーケストラを使えるようになり、オーケストラを前に出した結果、彼らのサウンドが引きずられたんだと思う。
いっそのこと失敗して、生オーケストラをシンセやギターに戻しちゃえ!
(なんつ~感想だ)
日本盤ボーナストラックは、なかなかメタルちっくでいい。
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