メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Rein Xeed の Majestic

2010-03-28 16:59:28 | メロディック・ハード
スウェーデンのメロディック・スピード・メタル・バンドの3作目。

今作も前2作の流れを汲んでて、素晴らしくいい!
Tommy Johanssenの作る楽曲は、どれもメロディアスでフックがあり、とても聴きやすい。
それでいて、スピーディで荘厳で、曲の変化に富んでいる。
特にクサいほどのストーリー性のあるドラマティックさは、シンフォニーXやラプソディに通じるものであり、シンフォニックなこってり感が好きな人(→自分)には堪らない。
全体的によりキャッチーになったようだ。

1曲目の“Deep Under Sea”は、Rein Xeedの良さがダイレクトに伝わってくる。

が、2曲目の“Invinsible”の異常なスピードは、やりすぎだろう。
まるでDragonforceのようだ。
リズムだけだと、Helloweenかな。
その際書いておくが、私は速過ぎる曲はそんなに好きではない。
スピードに重点を置くあまり、ドラミングがシンプルになってしまう。ちょっとくらいスピードがなくてもテクニカルな方がいいのだ。
その点、スピードとテクニックを兼ね揃えたAngraのアキレスは素晴らしい。
良い曲だけに、惜しい。

今回今までと違うと思ったのが、5曲目の“Melody Of Life”と7曲目の“Second Chance”だ。
まるで、アメリカン・ハード・プログレ。
“Second Chance”は、バラードだが、Survivorのような印象的で感動的な歌メロを聴かせてくれる。
ここまで来ると、他のHeavy Metalには持ち合わせないコマーシャルささえ感じる。
キャッチーを通り越している。
これが悪いのではなく、むしろ私は曲に入り込んでしまった。
大好きな曲である。

他に、スピードと重厚さとカッコ良さの“Atlantice”、その名の通り荘厳でネオクラシカルなタイトルナンバー“Majestic”等、よく練られた楽曲が目白押しだ。

Tommyのギターソロは、とにかくメロディアスで美しい。
速弾きもできるはずだが、泣きさえ感じさせるギターソロに徹している。感動的だ。
歌も上達したとはいえ、中域が不安定なのは相変わらず。
高音のシャウトや抜けはいいのに。
ゲスト・ボーカルを多少配置しているのは、いいアイディアだ。


同じ北欧のストラトヴァリウスに例えられるが、Tommyの写真を見て納得した。
まるで髪がフサフサのティモ・トルキじゃない!!
『日本のオーディエンスはドラマ性のあるヘヴィ・メタルが好きなんだなと痛感した』とライナーに書いてあった。
実にその通り。よくわかってる。
だけど、日本での人気がほしいなら、その豊満な体格をやめることだわ(笑)


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